地産地消の大切さ

今回は地産地消の大切さについてです。
流通システムが進化し、現在では海外の珍しいものや、本来では現地でしか食べることが出来なかったものまで口にすることができるようになりました。
それはそれでありがたいことですが、何でもほどほどにしておく必要があります。

◯人種の違い

黄色人種、白色人種、黒色人種・・・その他には赤と青の人種があるそうですが、肌や体つき、髪などがまったく違います。
白人は寒い地方で日照時間が短く、日光にさらされることが少ないために、肌や髪や目の色素が薄く、逆に暑い地域に住む黒人は色素が濃い上に、縮れている髪が「暑さ対策」になっています。
その土地その土地で、気候や風土に合うように体ができています。

◯土地に合った食べ物

このことは食べ物でも同じです。本来、その土地で育ったものは、その土地で暮らす人が、その土地の気候風土に合わせて暮らせるように、さらにその土地に合った人の気質を育むことができるように出来ています。

具体的には、暑い地方で育ったものは、体を冷やす効果があります。
反対に、寒い地方で育ったものは、体を温める作用があります。

同じ「糖」でも違います。

北海道にはテンサイダイコンから取れる甜菜糖(てんさいとう)がありますが、これは体を温め、逆に沖縄のサトウキビから取れる砂糖は体を冷やします。

熱帯で採れるバナナは体を冷やす作用があります。「糖質を手っ取り早く取る」という意味でバナナは良い働きをしますが、食べすぎは体を冷やすばかりか、過剰な糖が含まれているため、摂りすぎは禁物です。
バナナは1本で一日に必要な糖質を補うだけの糖が含まれています。
残留農薬も気になります。また、バナナを安価で食べられているのは、フィリピンで安価で働かされている労働者のおかげであるこも忘れてはなりません。

◯塩の効能

以前にもお伝えした塩についてですが、塩は体を温める作用があります。
「塩」と言っても、日本で採れる海水を、天日で干したものが一番日本人に合っています。
岩塩は大陸の人向けで、日本人が必要とするマグネシウムなどのミネラルが天日塩に比べて少ないです。
日本でも、北国の人が漬物など塩の多い食品を食べるのも、それらが保存食であると同時に、塩が体を温めてくれるからです。
ただ、何度も言うように、精製された塩は麻薬の製法と同じで毒なので、青いキャップや赤いキャップの塩があれば今すぐ捨てましょう(笑)
海水から出来た天日塩は減塩の必要もありません。
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◯米の大切さ

日本人は縄文時代からずっと(最近の研究では紀元前1000年ごろから水田耕作が始まっていたということが分かっています)米を食べてきました。

米は「個人プレー」でできるものではなく、集落の人々で共同で作業しなければできません。それが日本人の感性を育み、日本人らしい考え方を育んできました。

また、米のみならず、その土地で育ったものをいただくことは、その土地のエネルギーをいただくことになります。
地元の物を食べることで、そこに住んでいる人が、その気候風土に合うように暮らせ、そしてそこに住んでいる人の考え方ができるようになります。

海外は海外で、その土地に合った違う食べ物があり、それを食べることによってそこで暮らせるように体ができ、日本人とは違った考え方ができるようになります。

違う肌の色、違う体格、違う考え。

日本人では考えられないような発想をする外国人に、これまでたくさんお会いしてきました。違った考え方の人がいるから、世界はより発展していきます。多様性とはこのようなことを指すと思います。

遠く離れた国の小麦で出来たパンやお菓子を食べ過ぎれば、日本人としての感性は磨かれないと思います。特に菓子パンは毒でしかありません。

だいたい、外国産の小麦は農薬だらけです。

話は少しそれますが、日本の小麦農業をしている人がアメリカの小麦農家に視察に行った時のお話です。

アメリカの小麦農家は、収穫するために「小麦に」除草剤をかけて、小麦を枯らして収穫しています。普通なら、周りに生えている「雑草に」除草剤をかけて収穫するはずです。
収穫後は、さらに輸出用に防カビ剤を振りまいてから日本に出荷するそうです。

そのことについて「ジャップが食べるものだから構いやしない」という無責任なアメリカ農家の発言を、複数の日本人農家が聞いたそうです。
全部を地産地消にすることは難しいですが、食の安全も考えて少しでも取り入れる努力をされてはいかがでしょうか。

あ、ちなみにキムチはもともと唐辛子を使ってはいませんでした。キムチのお話についてはまたの機会に。