神様の立場になって考える

川口社長は、何をお願いしたのですか?と聞きました。

すると、意外なことに、川口社長は「何もお願いしていない」というのです。

あのね、山下さん、神様にお願い事をしてはダメだよ。

お願いではなく、誓いを立てないと。

仮に、山下さんが神様だったとするよね。目の前に、一方的にお願いばかりする人と、「必ず〇〇します」と誓いを立てる人が現れたら、どっちを応援したくなる?後者だよね?

ー 中略 ー

川口社長は私に、神社はお願いをする場所ではなく、誓いを立てるところだと教えてくださったのです。

ー山下 誠司ー 「年収1億円になる人の習慣」より

神社はお願いをするところではなく、誓いを立てるところということは、以前の記事でもご紹介しました。

神社参拝について(神社ではどんなことを祈るのか)

この、川口社長のお話の中で、自分がもし、神様の立場だったら?という視点が、刺さりました。

私も、曲がりなりにも一団体の代表ですので、このことがよーくわかります。
会員からお願いされた時と、誓いを立てられた時では、やはり後者の方を応援したくなります。

私は、お願いばかりしてくる人や、自分の利益になるようなことしか提案してこない人のことを「クレクレ星人」と言っていますが、こういった人からの要望は、高確率で突っぱねています。

その先に自分の利益しか見えてこないからです。

私は団体全体を見て、それが団体やお客様、ガイドすべてに利益になるようなことであれば進んで取り入れますが、自利の提案だと見抜いた時には、採用はしません。
団体は、一個人の欲望を叶えるためのものではないからです。

稲盛和夫さんもおっしゃっていますが、自利ではなく、利他の精神が必要だと、私も思っています。

Giver、Taker、Matcherという言葉を聞いたことがある方も多いと思いますが、成功している人に多いのはGiverなんだそうです。

相手がTakerでない限り、与えられた人には返報性の法則が働き、「何かこの人のためにお返しがしたい」と思うはずです。

もちろん、見返りを求めて打算的に与えても見返りはありませんが、お互いが利他の精神(Giverの精神)であれば、そこは天国になると、私は思っています。

天国と地獄についての記事はこちら
お寺体験@福勝寺

天国と地獄を上手く言い表している稲森さんの著書はこちら
生き方

では、「お願い」と「誓い」の違いは具体的に何でしょうか?
この違いについても、山下さんの著書で分かりやすく説明してくれています。

神様お願いです!受からせてください!

というのが神頼み、

僕は絶対に受かりたいので、一生懸命やります。神様、どうぞ見守ってください。

というのが誓い、だそうです。

非常に分かりやすい例えだと思います。

あなたも一度、神様の立場になったつもりで物事を考えてみはいかがでしょうか?

そう簡単に代わりはいない

今日は久しぶりのガイドに行ってきます。

今年3月にスルーガイドに出たっきりなので、相当勘が鈍っていると思いますが。

今回は体調不良のガイドさんの代わりに行きます。

ちょっと厳しいことを言わせてもらえば、体調管理を気を付けていなければ、プロとしての意識に欠けていると思います。

体調不良になった理由、絶対に思い当たる節があるはずです。

こんなことを言えば身も蓋もありませんが、私も体調を崩す時はあります。

そんな時は自分の体力を過信してちょっと無理をした時とか、油断をして不摂生した時に起こります。

ガイドを控えているのであれば、特に体調管理には気を付けていただかないと、また同じことが起こるでしょう。

事務仕事のように、「ちょっと熱があるけど仕事はできます」というわけにはいきませんので。

そして、自分が体調を崩せば、その度に周りに迷惑をかけることも認識しておいていただきたいです。

直前になってからでは本当に誰もいませんから。

私も今はいいですが、11月からはまた別のことを始めますので、私をあてにされても困ります。

「だれか代わりがいるだろう」という安易な気持ちでガイドに望まないようにしていただきたいです。

・・・今日は愚痴になってしまいましたね。

では、行って来ます。

ベテランと新人

和歌山地域通訳案内士会では、ガイドデビューしても一定の質の高い案内ができるように、認定試験というものを実施しています。

この試験に合格しない限り、ガイド依頼が回ってくるチャンスはほとんどありません。

逆に、これさえ合格すれば、ガイド依頼をもらえるチャンスが回ってくるわけです。

さらに、当会ではなるべく経験の少ない人にもそのチャンスが巡ってくるように、出動回数の少ない人から順に依頼をかけるというスタイルを取っています。

どうしても、会を運営する者の心理としては、ベテランさんにお願いをした方が安心という思いがつきまといます。

ベテランさんに任せた方がもちろん安心なのですが、それではいつまでたっても新人が成長しません。
そうなると、将来的にベテランが何かの都合でガイドをやめざるを得なくなった時に困るのもガイド団体を運営している者です。

ベテランが抜けた、でも残っているのは全く経験のない新人たち・・・

経験の少ない人に優先的に依頼をかけるのも、こうなってしまわないようにするためでもあります。

ベテランばかりが出動しているガイド団体では、その人がいる時はいいですが、抜けた時のことまで考えているのでしょうか?

もちろん、依頼の内容が難しいような場合はベテランの中で適任者を選んで依頼をかける必要がありますが、そうではない場合は、なるべく経験の少ない人にも多く出てもらい、団体の「選手層」を厚くしておく必要があると私は考えています。

特に、今は語り部団体内で高齢化が進んでおり、当会でも同じ問題を抱えつつあります。

ベテランの層がごそっと抜けてしまう可能性も無きにしも非ずです。

そうなった時に困らないように、そして何よりもお客様が困らないように、今から準備をしておかなくてはならないと、私は思っています。

価値観の違い

「肉を食べられないなんて、人生損をしている」
「納豆を食べられないなんて、人生損をしている」
「カラオケの楽しさを知らないなんて、人生損をしている」
「酒を飲めないヤツは人生損をしている」

よくこういった類の言葉を聞くことがあります。

確かに、肉は美味しいです。
納豆もカラオケも私は大好きです。
お酒はあまり飲めませんが好きです。

しかし、肉や納豆を食べられなくても、世の中には美味しい食べ物が溢れています。
歌を歌うのが好きではない人は、他に楽しみを持っています。
お酒を飲めない人は、酒の席でもお酒なしで楽しめる術を知っています。

要は価値観の違いで、そういう発言をしている人は「自分視点」だと思います。

その人がどこにどんな価値観を持っているか。

それは人それぞれ違って当然です。

自分の価値観を人に当てはめるて「損をしている」という発想は良くありません。

肉を食べれられなくても、カラオケができなくても、お酒が飲めなくても、人それぞれの人生を楽しんでいます。

ガイドをお願いすることに価値を見出す人、自分たちだけで楽しみたい人、人それぞれです。
・・・私の本音としては、できるだけガイドを雇ってほしいとは思いますがね(笑)

自分の価値観を人に当てはめて判断するのは早計だということを知っていただけたらと思います。

ただ、しなければいけないことをせずに、どうでもいいような違うことに価値観を置くことが問題になる場合があります。

以前、団体内である案件についてアンケートを取ったことがありました。
団体のみんなに関わることなので、みなさんの意見を聞きたいと思ってのことだったのですが、一部の会員はそのアンケートには目もくれず、自分のFacebookに何かをしたという記事を投稿していたのです。

その後アンケートに回答があればまだ救いがありましたが、結局期限切れ。

さすがにこれは怒りました。

SNSが悪いというつもりはありません。
価値観の違いと言ってしまえばそこまでかもしれません。

しかし、これはあまりにも自分本位です。
目先の楽しみに価値観を置いた典型です。

結局、アンケート自体に回答があまりなく、私の考えの通りで結論が出ました。

さらにこれには後日談があります。

アンケートの期限が切れて1年以上たったある日、その会員から「なぜこのように決まったのか?」と聞かれました。

もう終わってますね。

そのように決められて困るようなことであれば、なぜその時にアンケートに回答をしなかったのか。

結局、自分で自分の首を絞めた結果になってしまっていたことに気づいていませんでした。

目先の楽しみに主眼を置くのか、長期的な視点から考えて行動に移すのか、その価値観の見誤りや、優先順位の置き方には注意が必要かもしれません。

既成概念を取り払うことの大切さ

♪紀ノ川は今日も〇〇〇〇海に~♪

和歌山県民ならだれでも知っているこのCMソング、この「〇〇〇〇」に入る言葉は何でしょうか?

正解は「輝く」です。

でも、99%の人は「流れる」と答えます。

「え?ウソ?流れるやろ?」

と思われた方、全体の歌詞をみれば一目瞭然です。

紀ノ川は今日も輝く海に
変わらぬ微笑み浮かべ
夢見て流れる

この「輝く」の代わりに「流れる」を入れれば明らかに意味がおかしいですよね。

「変わらぬ微笑みを浮かべて、夢を見ながら、輝く海に紀ノ川が流れ込んでいる」という意味です。

修飾が長すぎて意味を取りにくいことが「流れる」という誤解・思い込みにつながっているのでしょうね。

前置きが長くなりましたが、何を言いたいかと言えば「既成概念」についてです。

鴨頭嘉人氏のVOICYより要約してご紹介いたします。

*****************

サイゼリヤの社長(?)の発言で、「消費者の給料が上がっていないのだから、値上げはしない」とあったが、サイゼリヤの従業員でイキイキと働いている社員はいるか?

サイゼリヤは現在「増収減

益」

売上が上がっているが利益は下がっている。

物価高なのに値上げをしなければ利益は減るに決まっている。

(この状態のままで)利益が減ればお客様の数を増やすしかない。

仮に、お客様は喜んでいるとしよう。

しかし、会社は利益が出ていないから不幸。

スタッフはお客様の数が増えているのに給料が上がらないから不幸。

お客様しかハッピーになっていない。

持続可能なビジネスというのは、

  • お客様もハッピー
  • 会社もハッピー
  • 従業員もハッピー

これ以外にない。

中小企業は値下げも、現状価格の維持もNG。

低単価ビジネスも危険。

値上げするしかない。

JALはこの5年で初めての減益。

しかし売上高は過去最高。

「売上を追うな、利益を追え」

JALは売上高11%増。

上場以来過去最高。

特に国際線の売上が13%増で顕著。

しかし、利益は39%減。

大企業ならまだしも、利益率が一桁の企業なら倒産。

ビジネスはキャッシュが切れたらゲームオーバー。

それ以外は「試合続行」なのだ。

つまり、「増収減益」も「減収減益」もNG。

「増収増益」と「減収増益」はOK。

YAKINIKUMAFIA池袋店では直近の平均月商は1500万円。

客単価は2万円。

月間の来店者数は750人しかいない。

1日に直すと25人。

傍から見ると「暇なお店」

客席数は30席あるので、回転数は0.8。

しかし利益は300万。

これが客単価5000円の場合だとどうなるか?

1500万売ろうと思うと、月間来店者数は3000人。

1日に直すと100人。

約4回転しなければならない。

当然、営業時間は現行の17時~23時では無理。

11時~23時に変える必要がある。

そうなると、スタッフのシフトは9時~24時。

スタッフの数は4倍。

鍋を磨くのも4倍、グラスも4倍洗わなければならない。

トイレも4倍掃除しなければならない。

人件費は2倍で、運営レベルは下がる。

利益が減って、スタッフが疲れ果てて、顧客体験が落ちる。

だれも幸せにならない。

利益が減るということは会社が不幸。

スタッフが疲れるということはスタッフが不幸。

顧客体験が落ちるということはお客様が不幸。

YAKINIKUMAFIAのスタッフの平均年収は0.8回転のお客様の数で678万円。

サービスは行き届き、グラスを洗う回数も気にすることなく、トイレもJAL以上に掃除が行き届いている。

会社が不幸であればキャッシュがなくなるから閉店、倒産。

スタッフが不幸であればどんなにお客様が幸せでも続かない。

持続可能なビジネスというのは、

  • お客様もハッピー
  • 会社もハッピー
  • 従業員もハッピー

これ以外にない。

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2024年の当会の依頼件数は、2019年並みか少し減のペースで推移しています。

しかし、売上、利益は過去最高を記録しています。

ガイド料の値上げと固定費の徹底的な見直しによるものです。

2019年のままだとどうなっていたでしょうか?

依頼件数は増える、ガイドは忙しくなる、事務所は忙しくなる、しかしガイド料も従業員の給料も上がらない。

これでだれが幸せになっていたでしょうか?

いつか誰かが疲弊します。

何度もお伝えしているように、当会はどこの自治体の観光協会の傘下にも入っていません。

他のガイド団体さんの多くは、事務的な対応を観光協会のスタッフが担っています。

観光協会の傘下に入っていない団体さんでは、会員さんが持ち回りで事務所に出向くという形で運営しているはずです。

おそらくボランティアか、お小遣い程度の金額をもらっている程度でしょう。

そしてそのうち「私たちは遠いから免除してほしい」と言い出します。

だれかが疲れてくるんです。

事務所を構え、従業員を雇って運営しているガイド団体は、和歌山県では当会くらいでしょうね。

きちんと給料を出して、ガイド料を支払っても運営できる体力を得るには、10%や15%の手数料で賄えるはずがありません。

以前もお伝えしたように、粗利率20%以下のビジネスは成立しません。

直接依頼を貰う方がもちろんガイドさんに入る金額は上がります。

しかし、顧客とのやり取り、行程の作成、自前の請求書の発行、立て替え費用の計算、顧客別の入金確認などの手間と時間を考えれば、ガイドだけに集中した方が時間単価が高かったりします。

たまに「ガイド料が安い」とかいう人がいますが、どこと比べて「安い」と言っているのでしょうか?

例えば、発心門王子~本宮大社では、一番低い料金でみなさんにお支払いする金額は16,717円です(源泉徴収前)

案内時間を約4時間とすると時給は約4000円になります。

もちろん交通費や現地までの時間を入れればもっと単価は下がりますが、時給4000円のアルバイトって他にどこかありますか?

同じ業態で、日本語の語り部団体さんでこれくらいの金額をもらえていますか?

それも面倒なお客様とのやり取りなど一切なしに、ガイドのみに集中できる環境にいながらです。

日本語での語り部団体さんでは、「(ガイドが決まれば)以後のやり取りはお客様と直接」のところが多いはずです。

また、これだけの依頼を貰えるのも「和歌山地域通訳案内士会」という看板があるからです。

今と同じ数の依頼を個人でもらおうと思うと、実績の積み上げと営業力が必要になってきます。

そういった手間と時間も節約できていることも頭の隅に入れておいてもらえたらありがたいです。

当会も経理の一切を経理会社に任せています。

もちろん数字の把握は私の方でも常にしていますが、経理は非常に煩雑で時間がかかりますので専門家に任せています。

お金はかかりますが、そのほうが本業に専念できる上に、かえって安上がりだからです。

それを「費用がもったいないから」と言ってケチって自分でやってしまうと、営業をする時間も、戦略を立てる時間も、アイデアを捻り出す時間も、組織内の法整備をする時間もなくなってしまいます。

経理の業務をやっても利益を生みません。

それなら、利益を生む方法を考える時間を確保するほうがよほど得策です。

ある会員さんから「よく色々なアイデアを思いつきますね」と言ってくれたことがありました。

「はい、常にだれよりも考えているからです」とお答えしましたが、まさに余計なことに時間を割いていないから、色んな思考を巡らせることが可能になるのです。

「(ガイド団体でも)事務員を雇えるもんなんや」という声も聞きましたが、違います。

「事務員を雇えるようにした」んです。

「ガイド団体は事務員を雇えない」というのは既成概念です。

まずはその既成概念を取っ払うことから、目的や夢の実現が始まります。

「でも」「だって」「難しい」「できない」は思考を止めます。

「どうすればできるか」を考えるとできるようになるものです。

お客様も、従業員も、ガイドも、私もすべてハッピーになれるようにこれからも頑張ります。

役割分担の重要性

和田通信の中から、会員さん向けに発信した内容をご紹介いたします。

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私がガイドから一線を退いてからは、今までできなかった他の業務に取り掛かることができています。

新プランの造成とその営業、新人獲得とその入会手続き、研修の企画、組織の運営とルール作り、事務処理のスピードアップ、リーダーシップや経営の勉強など、新たな事業展開、後進の育成、事務の効率化、自己研鑽などに力を注ぐことができています。

新プランをどんどん作り、旅行会社さんに提案をしています。

各観光協会にも営業をかけ、連携を取りつつあります。

入会希望者も後を絶ちません。

面接とその後の古道歩きも最近大変です。

組織も大きくなりつつあるので、それにつれてさらに細かい法整備も必要になってきました。

エクセルを使った事務処理のスピードアップは、コロナの時にエクセルの勉強をしていたことが役に立っています。

組織のトップは、勉強しなくなった時点で組織が後退していきます。

常に新しいことを勉強する必要があります。

いいと思ったことはすぐに実践しますので、朝令暮改もありえます。

4月の繁忙期に6回、認定研修も入れると合計9回も現場研修を入れたのは、当会発足以来(Mi-Kumano発足以来でも)今回が初めてです。

もし、今まで通り私がガイドに出ていれば、3月~5月、梅雨の6月、真夏の8月、10月と11月は絶対に研修ができていませんでした。

研修ができなければ皆さんのデビューが遅れます。

皆さんがガイドに出られない分、私が行くことになります。

私がガイドに行けば研修ができなくなります。

研修ができなくなれば皆さんのデビューが遅れます。

・・・ずっとこの繰り返しでした。

この「負のループ」を、ようやく断ち切ることが出来そうです。

これも役割分担があってのことです。

正直、ガイドをしたり、ガイド手配をしたりする時間はありません。

しかし、いまだにガイドが見つからず、ガイドに出なければならない時があります。

私がガイドに出れば、それだけ組織の歩みが止まります。

完全な役割分担ができるようになれば、組織はもっと前進します。

「役割分担」という点からも、みなさんご自身のガイド範囲を広げていただければと思います。

ちなみに、私の役員報酬は月5万円です。

そこから社会保険料が差し引かれますので、手取りは38,000円ほどです。

私はいくらガイドに出ても報酬は変わりません。

今は家を売ったお金を切り崩しながら生活をしています。

皆さんが急にガイドに出られなくなった時には私が行かなくてはなりません。

そのために時間も空けておかなければなりません。

いつそれが起こるかも分からないので、もちろん定職にも就けません。

研修も、他の講師にお願いをすれば一人3,000円では済みません。

これまでの研修が3,000円以内で済んでいるのは、県の研修に関する助成金があるからです。

県の助成金は、組織内部の講師には適用されません。

外部の講師を月9回も雇えるだけの体力は当会にはありません。

それを今回は1回の参加人数1人~3人のために、回数を分けてやっています。

もちろん、研修の参加費も私の懐に入るお金ではありません。

普通ならこんなこと誰もしないです。

ほぼ自己犠牲です(笑)

しかし、私もいつまでもスペア要員のようなことも、自己犠牲のようなこともできません。

また、事務員さんの報酬もいいとは言えない状況です。

とういうか低すぎます。

今の和歌山県の最低賃金は929円です。

それをわずかに上回る程度の時給しかお渡しできていません。

この時給は、下手な高校生の時給よりも低いです。

牛丼屋や回転ずしやコ〇ダコーヒーよりも低いです。

そんな状況の中で頑張ってくれています。

この状態をいつまでも続けるわけにはいきませんので、私も必死です。

皆さんにはガイドに出ていただく。スペアもガイドの皆さんでできるようにする。

事務員さんにはガイド手配や面倒な事務処理をしていただく。

私は後進の育成や組織を前進させていく。

皆さんの報酬、事務員さんの報酬、そして、私の報酬も上げる。

それには役割分担をし、それぞれがそれぞれの分野で活躍することが必要不可欠です。

皆さんは従業員ではありませんので、強制はできません。

しかし、現状は知っておいてください。

役割分担の一角がもし崩れたら、必ずどこかにひずみができてたちまち組織の前進が止まってしまいます。

この役割分担を完全に機能させることが当面の目標です。

もうすぐできるようになります。

すべては私の責任です。

熱くなってしまいました(笑)

がんばります。

まず思うことの大切さ

松下(幸之助)さんは有名なダム式経営の話をされた。

ダムを持たない川というのは、大雨が降れば大水が出て洪水を起こす。

一方、日照りが続けば、枯れて水不足を生じてしまう。

だから、ダムを作って水をため、天候や環境に左右されることなく、水量を常に一定に コントロールする。

それと同じように、経営も景気の良い時こそ、景気の悪い時に備えて蓄えをしておく。

そういう余裕のある経営をすべきだという話をされたのです。

それを聞いて、何百人という中小の経営者が詰めかけた会場に、不満の声がさざ波のように広がっていくのが、後方の席にいた私にはよくわかりました。

「その経営ができれば確かに理想です。しかし現実にはそれができない。どうしたらそれができるのか、その方法を教えてくれないことには話にならないじゃないですか」と、一人の男が立ち上がり、こう不満をぶつけた。

これに対し、松下さんはその温和な顔に苦笑を浮かべてしばらく黙っておられました。

それから、ポツリと「そんな方法は私も知りませんのや。知りませんけれども、 ダムを作ろうと思わんとあきまへんなあ」と、つぶやかれたのです。

***************

会場に失笑が広がる中、この松下さんの言葉を聞いて体に電流が走るほどの衝撃を受けた人物がいました。

稲盛和夫さんです。

この松下さんの言葉の意味が本当に分かったからです。

「まず思うこと」

思いは種であり、人生という名の庭に根を張り、幹を伸ばし、花を咲かせ、実をつけるための、もっとも最初の、そしてもっとも重要な要因なのである。と、稲盛さんは述べています。

そして、その思いをカラーでイメージできるほど強烈に強く持つことによって、その思いは実現すると述べています。

まずは思うこと、そして行動することです。

「当たり前やないか」という声が聞こえて来そうですが、ほとんどの人ができていないのです。

稲盛さんの名著はこちら。
先の大戦のことなどの考え方や、グローバル化の考え方は個人的には「ちょっとそれは違うんじゃない?」と思いましたが、現代人が忘れがちな視点と思考を思い出させてくれる非常にいい本です。

生き方 稲盛和夫

右翼・左翼・ど真ん中

私はよく「右翼的だ」と周囲から言われます。

私は純粋に日本という国が大好きで、「日本という愛する故郷を豊かにして守るのが日本人としての私の使命だ」と思っているだけです。

私は米国に住んでいましたが、米国の中心で同じことを何度叫んでも「森岡は右翼的だ」などと絶対に言われないことを知っています。

なぜならば私のその考えは世界標準では「当たり前」だからです。

私は自分では「保守」だとは思っていますが、右翼ではなく「ど真ん中」だと確信しております。

USJを劇的に変えた、たった1つの考え方 成功を引き寄せるマーケティング入門 森岡毅 著より

森岡氏は、不振にあえぐUSJにハリーポッターや日本のアニメのアトラクションを導入してテコ入れをし、V字回復をさせた立役者です。

「愛国」というと「右翼」と連想されがちですが、世界では当たり前のことです。

自国を愛せないのであれば、一体だれが愛してくれるのでしょうか?

「自分のことは嫌いだ」と言っているようなものです。

今の教育は残念ながら、自国を嫌いになるように仕向けられています。

そんな教育を受けている子供たちは本当に不幸です。

若者の死亡原因のトップは自殺です。

不登校も2022年の統計では少子化にもかかわらず、過去最高を記録しました。

若者は日本や自分のことに誇りを持てなくなり、生きている意味が分からなくなっているのです。

また、5教科を学ばせて平均的な人間を育成するという、明治時代から続く時代遅れの教育の破綻が原因とも考えられます。

ガイドの仕事は、日本という国を掘り下げることにより、改めてこの国の素晴らしさを発見できる職業だと思っています。

「日本を愛する」ことが難しいのであれば、まずは家族を愛することから始めてみるといいと思います。

家族は国の最小単位です。

やがてはその意識が地域、町、県、国へと広がっていきます。

当会の名前は和歌山「地域」通訳案内士会です。

この「地域」という名前にこだわったのは、地域愛を大切にしてもらいたいという想いが籠っています。

この仕事は、自分が案内する地域に愛着や誇りを持っていなければできません。

少なくとも当会のガイドさんにおいては、日本を蔑んだようなご案内は控えるよう、お願いしたいものです。

私も森岡さんと同じく「保守」で「ど真ん中」です。

三方良しの幸せとコンコルド効果

人は、笑うから幸せになる。

幸せだから笑うのではない。

ーウィリアム・ジェームス(?)ー

幸せになりたかったら「幸せだ」って言いな。

先にだよ。

「幸せになってから言うもんじゃないんですか?」って?

違うよ。

そば屋に行っても出てくる前に「天ぷらそば」って言うだろ?

「出てきてから言います」って言ってたら絶対に出て来ないよ。

幸せになりたかったら、今「幸せだな」って言いなよ。

-斉藤 一人-

今後新たな事業をするかもしれません。

パンデミックで痛い目に遭っているというのもありますが、当会の強みであるガイド事業との掛け算ができるようなことをして、地域やお客様の利便性などをもっと図っていきたいと思っています。

やってみないと分かりませんし、失敗するかもしれません。

しかし、やった後の後悔より、やらなかったことの後悔の方がダメージが大きかったりします。

まだ明確に決めているわけではありませんが、「撤退ライン」を決めておき、無駄だったと思えば即やめます。

コンコルド効果」ってご存知でしょうか?

コンコルドとは、1970年代にイギリスとフランスが共同で開発した音速旅客機のことです。

構造上、乗客のキャパが少なく採算が合わなかったにも関わらず、それまで莫大な開発費や時間を投じて来たために、それが足かせになってやめられず、どんどん赤字が膨らんでいったという話です。

「これまで時間とお金を使ってきたことが無駄になる」と、そのままずっと続けていっても、だれも幸せでなかったりします。

投資をしている人、事業者、そのお客様・・・

これをご自身の身の回りにも当てはめてみてください。

「一体、だれが幸せなんだろう?」と。

案外あるかもしれませんよ。

ということで、私は「これは無理」と思えば即やめます(笑)

まだまだお伝えしたいことがあるのですが、一気にお伝えすると今回の重要な内容がぼやけてしまいますので、改めて近日中に配信をいたします。

最後に質問です。

「あ~あ・・・」の後に何か言葉が続くとすれば、どんな言葉を想像しますか?

少し考えてみてください。

斎藤一人さんは「幸せだなぁ」というそうです。

ネガティブな言葉が出て来た方、もう一回この記事の冒頭から読み直してください(笑)

代表としての目標の振り返り

和田通信2024年1月最初の配信からです。
今年も早いもので半年が過ぎてしまいましたが、これを読んで年初に言ったことが実現できているのか、または具体的に準備が進んでいるのか・・・想像にお任せします(笑)

今年の抱負は3つです。

①値上げ

まずは鴨頭嘉人氏のお話から抜粋・要約させていただきます。

*******************

アメリカでは 労働組合のストライキがものすごいものすごい数に上っている。

  • 全米自動車労働組合
  • 映画俳優組合 
  • 全米脚本家組合 
  • 医療業界の労働組合 
  • 物流大手の運転手の労働組合 
  • 西海岸の港湾労働者

など。

一番の 原因は、「分配の歪み」と言ってそれが従業員に回っていないのではないかということ。

アメリカは経済も伸びていて実質賃金が15%上がっている。

しかし、生産性向上に対して賃金の上昇が追いついていないという現象が起こっている。

アメリカの生産性向上率は、1979年から見ると65%上がっている。

しかし、その間の賃金は15%しか上がっていない。

日本はどうかというと、労働生産性が先進国で唯一上がっていない国。

だが、給料もあまり上がっていない。

最近で言うと3.56% 。

生活費の7割が家賃だというアメリカ人もいる。

日本では考えられない。

つまり、アメリカではそういう状態が起こってるのに、日本では賃金は上がっていないけれども生活が保証されるレベルの賃金は支払われている。

日本の給料というのは、生み出した価値に対して払われているものではなく、「これぐらい払ってあげないと生活が苦しいだろうから」と、一人一人の個人の生活を保障して支払っている。

一般的に日本の経営者は社員を一つの目的を共有する家族と捉える傾向にある。

これが日本の給料の特徴です。

そのことを会社員が知らないと不満になるということです。

アメリカってものすごく生産性が上がって企業の付加価値が爆上がりしている。

だけど、労働者の給料はあんまり上がっていなかった。

つまり、経済成長した利益はほとんどが幹部社員、経営者、株主に回って、労働者には回っていなかったということです。

でも日本は全く違う。

労働者の賃金が上がっていなかったというのもあるが、労働生産性も上がっていない。

つまり、企業の利益が増えていなかったということ。

そんな時代でも労働者の権利は脅かされず、なおかつ給料はずっと払われてきた。

つまり、日本企業は利益が増えていない間も社員に変わらず給料を払い続けてる。

「分配の歪み」が存在していないのが日本。

「(平成の)失われた30年」という苦しい期間であっても、これだけ日本企業は社員に素晴らしい待遇を提供し続けてきた。

だから、さぞかし日本の会社員は感謝しているはず。

しかし、実際の調査によると、日本では、会社が大好きで熱意あふれる社員の割合はなんと6%。

調査対象139か国中132位。

ラストメッセージとしては、経営者よ、伝えよう。もっと。言葉を尽くして。

会社員よ、読み取ろう。トップの苦悩を。

*******************

別に「だから私に感謝しなさい」とか「トップには苦悩がつきもの」と言いたいのではありません。

少なくとも当会では、代表の賃金は最低レベル「以下」です。

つまり、「最低レベルのさらに下」です(笑)

時給にすると270円くらいです。

なので、代表にはお金がほとんど回っていません。

家を売ったお金を切り崩しながらの生活は苦悩と不安でいっぱいです。

日本企業の現状は、鴨頭氏の意見がすべて当てはまるものではありません。

実際に会社の利益が、株主や外資系企業の役員に「ダダ洩れ」してしている企業も少なくありません。

これが、日本人の給料が上がっていない大きな原因の一つであることは確かです。

このことは今回の本題ではありませんのでこの辺りでやめておきます。

さて、鴨頭氏のお話から、以下2つのことが読み取れます。

  1. 「海外では賃金が上がっている」という情報の裏にはこういった現実があり、「日本はこれを機に何でもかんでもやりたいように値上げ」というのは浅はかな考えであるということ
  2. 「しかし、この流れはインバウンドにとって追い風になるだろう」ということ

よく「海外では時給が〇〇円」だと聞きます。

確かにそうなのですが、物価ももちろん上がっています。

たまに、海外のお客様が旅行会社を通さず、ガイドの手配だけを当会に直接コンタクトを取ってくる方がいます。

あからさまに旅行会社の手数料分を節約するためです。

なので、決して「向こうの賃金が上がったから思いっきり値上げをしていい」とか「どれだけ値上げをしても払ってくれる」ということにはならないと思っています。

だからと言って「このままでいい」とも、もちろん思っていません。

先述したように、現在アメリカでは多くのストライキが起こっています。

これで賃上げが起これば、少なからずインバウンドに対する値上げは追い風になるのではと思っています。

当会では、今年より通常料金に加えて繁忙期の3,4,5,10,11月はガイド料の割増料金をいただくことになりました。

来年はさらに全体の値上げを行います。

②若年層へのアピールと環境整備

いまから言わせていただくことは、なにもベテランさんたちのことを悪くいうつもりは一切ないということをお断りしておきます。

あまり言いたくはありませんが、当会における現在のガイドさんの平均年齢は58.1歳です(賛助会員は除く)

最年少は47歳です。

「うちは若い」と思っていたけどなぁ・・・

実際に数字をはじき出してみて少しショックでした。

何回計算しても同じでした(笑)

自分も年を取っているし。

「いや、でも他の団体に比べればまだ若い」

という声が聞こえてきそうですが、「でも」は言わないでください。

平均年齢が高いことは揺るぎない事実ですよね?

普通の会社で、平均年齢が60歳前後のところに、タクシー会社があります。

奇しくも厚労省によるデータでは、58.3歳だそうです。

https://shigoto.mhlw.go.jp/User/Occupation/Detail/188

お客様からもよく「なぜタクシードライバーに若い人がいないの?」と聞かれます。

現在、運転手が減っています。

タクシー運転手 4年で2割減

あなたはどうですか?

「タクシーの運転手になりたい」と思いますか?

お子さんやお孫さんで「タクシーの運転手さんになりたい!」って言っている子はいますか?

「平均年齢が58歳」と聞いて、若い人に魅力的に映る職場だと思いますかね?

「一番若い人で47歳」と聞いて、若い子が「私も入ろう!」と思いますかね?

何もタクシーの運転手のことを「ダメな職種」というつもりはまったくありません。

こうなってしまった原因は「賃金」です。

これが高齢化を引き起こしている主な原因だと思います。

https://driver-roudou-jikan.mhlw.go.jp/taxi/work

あまり若すぎるのも「離職率が高いのでは?」となりますので、若すぎるのも考えものです。

とりあえず、せめて40代後半くらいまで下げたいと思っています。

平均年齢の話は、値上げの話とはまったく別の課題に見えて、実はつながっているのです。

ガイドがきちんと仕事として成り立つ仕組み作りと、業務に見合った報酬を得られるような環境を整えることが急務だと思っています。

その一つの手段が「適度な値上げによる平均年齢の下方修正」です。

そのためには、若年層に魅力的に映るような環境づくりが必要です。

③ガイドの育成

2019年までは優先的にガイドに出させてもらいました。

年間の私の稼働日数はだいたい120~150日。

繁忙期(4、5、10、11月)は月20日ほど稼働していました。

これだけ歩き続けていると、毎年繁忙期の2か月目にあたる5月と11月に体が悲鳴を上げていました。

これまで実に多くの経験をさせていただきましたので、今度はみなさんに私の経験に基づいたことをシェアさせていただき、活躍していただく番です。

研修や勉強会などで、しっかりと「恩返し」ができればと思っています。

今からのお話は、今年の抱負ではありません。

将来的には、ガイドを専業として、ガイドだけ、あるいは繁忙期はガイドとして、閑散期は農業で食べていける会員さんも育てていきたいと思っています。

言い方は悪くて恐縮ですが、会員の構成内容を、他団体さんのように「定年退職後の小遣い稼ぎ」や「主婦の副業」の方「だけ」にならないようにしたいと、ずっと以前から思っています(もちろん、当会で副業として活躍していただくことは一向にかまいませんので、誤解のなきようにお願いいたします)

・・・ガイドやタクシーの運転手と同じように、当会代表の収入(月5万)を知って「やりたい!」と思う人はいないでしょうねぇ。

余談ですが、将来このポジションを降りる時が必ず来るので、その時までにはしっかりと収入を得られるようにしておかなければならないと思っています。

ちなみに、譲るなら少なくとも私よりずっと若い人です。

そのためにも、やはり若年層の獲得が必要です。

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自分で読み返してみて、②がまだできていないことに気づきました。
動かないといけませんね。