中辺路の滝尻~那智までは何度も踏破したため、今度は大辺路を踏破しようと目論んでおります。
今回は長井坂を歩いてきました。
以前に一度だけ研修で歩いたことがありましたが、スタートが和深川王子神社であったため、今回は周参見駅から歩くことにしました。
中辺路とは違い、往時は文人・墨客が好んで歩いたとされる大辺路。
距離も長く、田辺から那智の補陀洛山寺までは8日ほどかかります。その中でも屈指の景観と当時の面影が残るルートが、この長井坂。
大辺路は、基本的に国道42号線を基点に「出たり入ったり」しながら進むことが多いですが、このルートはそれがほとんどなく、自然もよく残されています。
ただ、案内標識の整備がまだまだ不十分で、しばしば迷うことも・・・
この日も馬転坂でがっつり迷いました(笑)
お願いです、あそこは絶対に道標を設置してください(切実)
いや、厳密に言うと、あるにはあるのですが、設置場所が悪い(笑)
なぜ分岐に設置せずにそこを通り過ぎた所にそれがあるのか意味が分かりません。
また、手作り感も否めず、危うく見落とす物もありました。
中辺路ルートと違い、国道を出入りするので案内板は中辺路よりも細かく設置する必要があります。また、以前より設置している「大辺路」という木製の道標は、矢印が消えていたり、「大辺路」という文字自体も消えてしまっているものもあるため、この際写真の道標のように全部統一して分かりやすくする必要があると思います。
距離にして10.5 km、約4時間で見老津駅に到着しました。
帰りは椿で温泉を楽しみました。