終戦記念日に想うこと

大東亜戦争(太平洋戦争)が終結して72年が経ちました。あなたはこれを「随分昔の話」と取りますか?「たった72年」と取りますか?

たくさんの先人たちが我が国、地域、家族、恋人を守るため、食糧や弾薬が尽きても玉砕もいとわず散っていかれました。

そもそも、アメリカをはじめとした国々の経済制裁やハルノートなどの策略(というかソ連の策略と言った方がいいかも)、日本侵略を狙ったオレンジ計画などにまんまと嵌められ、追い詰められ、アメリカには何度も和平交渉を申し込むも、頑なに拒否されました。

当然です。当時のアメリカはヨーロッパ列強諸国より出遅れた、アジアでの利権を得るための口実が欲しかったからです。

「このまま経済制裁で国が枯渇して国民が滅びるか、たとえ我が国民が全滅しようとも、最後の一人まで戦い抜くか」という選択肢に後者を選んだ我が国。

まさに当時の日本は「窮鼠猫を噛む」という状態で、学校で教わったような「侵略戦争」では決してありませんでした。

前者をもし選択していたら、現在は「日本国」ではなくなっていたかもしれません。いや、厳密にいえば後者を選択した今も「本来の日本国」ではなく、「日本のような国」と言ったほうが正しいのかもしれません。

現に日本人のほとんどが我が国のことを外国人に説明できず、国外で自国の説明を求められて恥をかくという事態が起こっています。あなたは日本について、外国人に胸を張って説明できるものがありますか?ないとするならば、あなたはそれでも「わたしは日本人です」と胸を張って言うことができますか?あなたは日本についてどれくらい知っていますか?

また、アメリカでは、在米中国人・韓国人に日本の子供たちがいじめを受けています。

「おまえたちの国は過去に残虐なことを我々にした鬼だ」

「たくさんの女性が従軍慰安婦として強制連行された」

子供が食べているおにぎりをみて

「お前が食べているのはうんこだ」

レストランでは日本人が入店しても無視をして全く対応しない・・・

戦後の自虐史観を植え付けられて育った子供たち(現在の大人・政治家でさえも)は、こういったことに反論できず、「なぜ僕を日本人として生んだんだ」と親に食ってかかる子もいるそうです。現在、在米日本人が圧倒的に彼らよりも少なく、おとなしくしていないと何をされるかわからない状態で泣き寝入りをしているそうです。

そもそも事の発端は何なのか?

戦後の歴史をたどればそのほとんどがGHQの占領政策に行きつきます。調べれば調べるほど、面白いように突き当ります。

「祭日」という言い方がなくなり、ことごとく祭日の呼び方が変わったのも、かつて11あった宮家(天皇の家系)を廃止したために「後取り」が危うくなり、結果「女系天皇容認論」が出たのも、財閥を解体したのも、学校では意味のない縄文時代から何度も教えられ、近代史を教えてくれないのも、「大東亜戦争」から「太平洋戦争」と名前が変わったのも、パン食・牛乳が浸透したのも、すべてGHQによるものです。

祭日を例に挙げましょう。

春季皇霊祭(歴代天皇を供養する日。春と秋の年2回執り行われる)→春分の日

秋季皇霊祭→秋分の日

紀元節(初代天皇・神武天皇が即位したとされる日)→建国記念の日

新嘗祭(その年の初めての収穫を天皇陛下が神に奉げる日)→勤労感謝の日

明治節(明治天皇誕生日)→文化の日

すべてそれぞれの日に意味があり、最近制定された「海の日」や「山の日」のような、こじつけた日はありませんでした。

日本人にその意味を分からせなくさせよう、天皇と国民を切り離そうと意図したGHQの思惑が見事にはまり、現在ではその意味が分からない国民がほとんどではないでしょうか?

「昼と夜の長さが一緒の日」

・・・だから?なんで休みなの?と言いたい。

学校では我が国はコテンパンにされて負けたイメージを植え付けられましたが、当時の日本軍の兵力はアメリカの約2倍あり、アメリカは日本に辛勝したというところが事実です。さらにアメリカ兵は日本人の精神性を非常に恐れ、玉砕覚悟の「万歳突撃」や「神風特攻」が理解できず、精神的に病む兵士が続出したそうです。

「二度とこんな恐ろしい国が立ち上がれないよう、骨抜きにしてやろう」

これがGHQの敷いたWGIP(War Guilt Information Program)です。

GHQは、すべてのメディアを規制・検閲し、アメリカに都合の悪い報道・記事を書こうものなら即発禁、全国の図書館にあったアメリカにとって都合の悪い書物・日本人に誇りを持たせるような書物もすべて処分し、学校教育では日本の歴史書「古事記」「日本書紀」を駆逐し、自虐史観を植え付けるよう「日教組」を組織し、徹底して自国に誇りを持たせないような教育を行いました。

その結果が、現在の「自国については何も知らない・誇りも持てない・反論もできない日本人」です。

また、当時アメリカで余剰だった小麦の消費を促進させるため、日本の学校給食にパンを導入しました。

日本人を将来根絶やしにするため、女子供を殺すことが目的だった東京大空襲に始まる無差別爆撃、広島・長崎での原爆投下(原爆投下前には「模擬原爆」が日本各地に落とされています)

占領軍による2万件ともいわれるレイプ事件、戦勝国が敗戦国を裁くことが国際法で禁じられていたにも関わらず開かれた東京裁判で、戦犯として祭り上げられ、処刑された方々がいること・・・こういったものはうやむやにされ、今も我が国が悪いとさえ思っている日本人。

愛する国、家族、恋人を守るため、勇猛に散っていった偉大な先人たちは、誰ひとり今の日本の、日本人のこんな姿を想像していなかったでしょう。

そんな方々の尊い命を無駄にしてもいいのでしょうか?

私は、外国人に日本の素晴らしさを伝え、それを自国に持ち帰ったお客様が周囲の人々に日本の素晴らしさを伝えることにより、民間レベルで世界の平和に少しでも貢献できるようにという願いを込めてこの仕事をしています。ですので、他にもっといい方法があれば、あっさりガイド業をやめてそちらに注力することも考えています。また、趣味である武道を通じて日本国民にも日本の素晴らしさ、正しい歴史、そして英語を教えることにより、この国に生まれてきたことに誇りを持てるよう、きちんと説明ができるよう、また、批判的な外国からの意見にきちんと対応できる、そういった人材を育て、国内外で世界平和の礎を築くことを目的としています。

現在の日本人の魂のレベルは、お互いに邪気をぶつけあい、憎み合い、弱い者をいじめ、「自分さえ良ければ」と考えているせいで、戦時中の人々のものよりも低く、日本の歴史の中でも最も低いそうです。戦時中は人を殺める行為自体は良くないものの、「我が命に代えても自分の国・家族を守るため」という純然たる動機がありました。

また、日本語も大いに崩れてしまい、「言霊」の力も非常に弱くなっているそうです。

現在は個や実力を尊重する西洋思考が広がり「自分さえ良ければ」「実力さえあれば年齢は関係ない」という人が確実に増えています。

「和を以って尊しとなす」の精神が失われつつあり、「順序の理」も封建的な職場以外ではほぼ壊滅状態にあります。

日本は世界の親国とされています。これは他の国より優れているということではなく、世界の模範となるべき重大な責任を負っているということです。また、日本で起こることは世界でも起こり、世界で起こることは日本でも起こるということも表しています。

日本の良き伝統・文化・習慣・言語を守りつつ、近い将来、日本人が日本人らしく、世界の平和のための模範となれることを切に願っています。

世界で一番歴史が長い国・日本は、古き良き伝統を守るべきなのです。「ワールドスタンダード」が必ずしも正しいとは限らないのです。

現在の日本人は白人至上主義的な考えがあり、なんでも「横文字」にすることが「かっこいい」「おしゃれ」と捉える傾向があります。

「英語がしゃべれるんですか!かっこいいですね」とたまに耳にしますが、何もかっこいいことはありません。きれいな正しい日本語を話している人の方がずっとかっこいいです。私は仕方なく英語を使っているのであって、可能であれば日本語で外国人を案内したいくらいです。妙なカタカナ語を使うのはやめましょう。

話は逸れましたが、「たった72年前」の先人たちの尊い犠牲の上に私たちが暮らしていられているということを自覚し、靖国に祀られている偉大なる先人たちに感謝をささげたいと思います。

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