お客様からの質問③(神道と仏教の違い)

海外のお客様をご案内すると、よく宗教の話題になります。
私の経験からいうと、日本の神道と仏教に興味を持っている方が多く、よくその違いや作法、教理などについて質問があります。

神道と仏教の違いは?

この質問は本当によく受けます。

あなたは説明できますか?

一概に「違いは?」と聞かれても難しいですよね。
しかし、ダラダラと回りくどい説明をするとかえってお客様は混乱してしまいますので、端的に答える必要があります。

わたしは、

  1. 教祖がいるかいないか
  2. 経典があるかないか
  3. 崇拝するものは何か
  4. 輪廻転生という考えがあるかどうか

について説明しています。
こういった質問をしてくるお客様というのは、予備知識がまったくない方が多いため、あまり余計なことをいうと本当に混乱してしまいます。

また、神社とお寺の違いや参拝方法の違いを説明する人もいますが、神社とお寺の区別すらついていない方も多いので、その説明は神社やお寺で現物を見せながら説明したほうがいいと思います。

教祖がいるかどうか 経典があるかどうか

これはいまさら説明する必要もないですよね。
神道は日本各地で発生したとされていますので教祖もいなければ経典もありません。
また、現在の参拝方法は、おおかた二礼二拍手一礼で統一されていますが、昔はその場所それぞれで参拝方法が異なっていました。
出雲大社や宇佐神宮など、古来の参拝方法を守っている神社もあります。

崇拝するものは何か

仏教は仏像、神道は「依代(よりしろ)」と呼ばれるもの、具体的には鏡、勾玉、剣、槍、丸石など。
その種類は実に多くあり、山自体がご神体、滝がご神体という、いわゆる自然崇拝もありますし、神仏習合の神社(熊野の多くの神社)では神像や懸仏(かけぼとけ)をご神体としているところが多いです。

ちなみに、私の地元の「御書神社」には、御書をご神体として祀ってたのが始まりとされています。
徳川頼宣公が、現在の白浜町湯崎地区(当時の鉛山村(かなやまむら))に、鉛採掘を奨励するために年貢の免除を書いたお墨付き(御書)を頂いたのを、住民がご神体として崇めた・・・という話が残っています。

また、神は姿形を持たないとされているため、それを表すものが必要だという話もします。

輪廻転生という考えがあるかどうか

神道=先祖崇拝
仏教=輪廻転生

神道は自然崇拝から発生したということはみなさんご存知ですが、先祖崇拝という考え方があります。
「氏神」という言葉を聞いたことがあると思いますが、あれは元来、その地方の有力な氏の先祖を祀っていたからです。
その子孫の人たちのことが「氏子」です。
それが時代が下って、そこに住む住民のことを「氏子」と呼ぶようになりました。

一方、仏教は輪廻転生を重ねて悟りの道を開くという考え方のため、本来は先祖崇拝という考え方はありません。

現在のお盆は、元々神道の先祖崇拝からきたもので、神仏習合の時に仏教の考え方に変わっていきました。

ちなみに、「産土神(うぶすな)」は、その地に生まれることを許してくださった神様のことです。つまり、自分が生を受けた地。
なので厳密にいうと、氏神=産土ではありません。
氏神と産土が違う人はたくさんいます。
私も今は違います。
生まれた地域は白浜町湯崎地区なので、私の産土様は山神社の「金山彦命」で、現在は富田地区の総氏神とされる日神社の「天照大神」です。

祝詞とお経

ついでに、祝詞をお経の違いについての少しお話します。
祝詞もお経も、結構何を言っているのか分からない点では似ていますが、中身はまったく違うそうです。

祝詞は神を称え、神に感謝を捧げる内容であり、お経は人生をどう生きるべきかを説いたものだそうです。

また、祝詞は神の言葉に近いとされる大和言葉で作られているので、言霊の力が非常に強いそうです。
GHQはこんなところにも目をつけ、「天津祝詞(あまつのりと)」の、言霊が強いとされている一部を改変(削除)しています。
ですので、現在神社で奏上されている多くの天津祝詞は、いわゆる短縮バージョンです。

GHQは、占領までに手を焼いた日本が二度と立ち上がれないように、あらゆるところで「干渉」しています。
日本の歴史を勉強していくと、必ずと言っていいほどGHQにぶち当たります。
・・・よほど日本が怖かったんでしょうね。
神風特攻隊や、万歳突撃を目の当たりにしたアメリカ人兵士に狂人が続出したらしいですから。

そんな自国を守るために勇敢に散っていかれた我が国の先人たちに、本当に感謝しなければならないと思います。

・・・なんか本題からズレてるな。ま、いっか(笑)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA