
昨日、認定試験を実施しました。
和歌山地域通訳案内士会では、ガイドデビュー前に「認定試験」という試験を実施します。
認定試験とは、実際に特定のコースを案内し、そのスキルや知識を問うものです。
参加者は当会の会員や一般から募った方々です。
この試験の目的は、最低限のガイドスキルの担保です。
お客様は、リピーター以外、基本的にガイドを選ぶことができません。
というか、誰がいいのか分からない状態です。
誰がガイドになっても一定のスキルがあれば、お客様の不安もなくなり、当会の信頼度も上がることになるでしょう。
認定試験は様々な項目についてチェックをします。
言語・コミュニケーション
説明
ガイド姿勢
知識
危機管理
持ち物
応急手当
言語・コミュニケーションでは、リスニング能力、発音、文法、などをチェックします。
説明では、音量、アイコンタクト、トイレの促しなどを、ガイド姿勢では質問に対する応答力・応答努力、お客様の歩くペースの把握、服装・身だしなみ、笑顔など、知識では歴史・文化、草木・気候・動物など自然に関するもの、地点間の距離・所要時間、その他知識全般についてをチェックします。
危機管理では、通行車両や危険と思しき箇所での注意の促しなどを見ます。
持ち物も重要です。
ガイドの裁量によるものもありますが、一応組織の中で統一をしています。
よくあるのが「これだけのものを準備してください」といって、いざ持ってきたものをチェックすると、ファーストエイドはアマゾンのちゃっちいあまり使い物にならないものだったり、給食のおばちゃんがするような三角巾だったり、ほとんどのものを百均で揃えていたりして、拍子抜けします(笑)
これは、「これで果たしてお客様の役に立つのか?」という視点ではなく、「単に一式揃っていて安いから」という、「自分視点」なんですよね。
応急手当は、三角巾を使った手の固定と足首の固定だけにとどめています。
経験上、いまのところこの2つを覚えていれば何とかなるというところから来ています。
これらの項目を細かくチェックをして、フィードバックを添えて受験者に合否判定を送ります。
認定研修
ただし、この試験をいきなりするのは受験者にとって酷です。
なので、認定試験の前に「認定研修」という研修を実施します。
認定研修は、受験するコースで実施し、その際に試験で注意すべき点や知識などをお伝えします。
さらに今年からは試験的に、認定研修と認定試験の間に「模擬試験」を入れてひとつ「クッション」を置いています。
以前はガイド経験のある人や教員出身の人が多かったのですが、最近は全く経験がない人が多く、「人をまとめる」とか「人を引っ張る」ということに慣れていない人の入会が多くなったためです。
ガイドは様々なスキルが必要ですが、いきなり1回の研修の後に試験をすると、すべてをカバーしながら試験を受けることは非常にハードルが高くなります。
模擬試験は、そのハードルを下げるためのものです。
試験は落とすためのものではありませんが、それでも落ちる人もでます。
諦めずに3回受けて合格した人もいれば、1回落ちただけで腐って音信不通になった人もいます。
要はどれだけガイドに対して情熱があるか、です。
受験された方、かなり緊張もしたかとは思いますが、お疲れ様でした。
