
今日はお客様からの質問です。
よく受ける質問はもちろん、答えられなかった質問もご紹介します。
古道歩きのベストシーズンは?
この手の質問は本当によく受けます。
私は「春と秋。4月、5月、10月、11月」と答え、「10月と11月は乾燥していて歩きやすい気候だが、日没が早く、時間のプレッシャーがあるので、ゆっくり歩きたいのであれば、日が長い4月5月が一番いい」と答えています。
ただし、小辺路は12月~3月上旬くらいまでは歩けませんし、大辺路や伊勢路であれば冬でも比較的温かいので十分に楽しむことができます。
アップダウンの激しい中辺路も、冬に歩けば比較的楽に歩くことはできますが、やはり2月は積雪の可能性もあるため、あまりオススメはできません(とはいえ、だいたいは歩けますよ)
どうやってガイドになったの?ガイドになるために要した期間は?
これもよく受けます。
まず、全国版と和歌山県版があることを伝え、
「全国版は、使用言語・一般常識・日本史・地理の4つ(今は通訳案内の実務も加わり5つ)の試験に合格したあと、使用言語での面接試験があり、それに合格した人がガイドになることができる。1次試験は8月、面接は12月にある」
「和歌山県版は、半年間の研修に参加し、最後に使用言語での面接試験を受けて合格すればなることができる。半年と言っても、月に1~3回程度の研修です」
と、2018年まではこの説明で済みましたが、同年4月に通訳案内士法が改正(改悪?)され、ぶっちゃけだれでもガイドになることができるようになりました。
なので、先述の説明に加え、「今は誰でもガイドになることができるが、私は研修を受講して試験を受けてライセンスを取っている」と答えています。
今後、ライセンスがどのような効力を発揮するのか分かりませんが、ライセンスなしのガイドとの差別化はしっかりとして行くべきだとは思っています。
日本在住の外国人ツアーリーダーなどからよく聞く話として、「(全国通訳案内士の試験の)日本語が難しくて合格できない」といった話をよく聞きます。
はっきり言います。
甘いです。
日本に住んでいるなら、それぐらいの日本語は理解できるように努力するべきです。
私たち日本人が、例えばアメリカで住んでいて、向こうの何らかの試験を受けるのにそんな理屈が通用しますか?
日本でも同じです。
本気でライセンスを取りたいのであれば、日本語の理解度を上げるべきです。
ただし、歴史が深い(範囲が広い)日本史については厳しいでしょうね。
私たち日本人は、内容はともかく学校で日本史を学びますので、ある程度の知識はすでに備わっています。
外国人は一からになりますので、これはなかなか厳しいとは思います。
家紋
青岸渡寺に、様々な家紋が入った額が置いてあり、時にお客様が強烈な関心を示すことがあります。
その中のひとりに、日系アメリカ人の方がいました。
「家紋はどうやって決めるの?」
この質問を受けた時、正直わかりませんでした。
「昔から代々受け継いできているものなので、どうやって決めるのかは分かりません」としかお答えすることができませんでした。
帰宅後に調べたら、「家紋を決めるのに基準はなく、自分がいいと思ったものにしても構わない。代の途中で家紋が変わった家もある」ということを知り、興味深く家紋を見ていたお客様に申し訳ないことを言ってしまったと反省しました。
そのお客様はもちろんアメリカ国籍ですが、多分、日本人の血を引いている事を誇りと思っており、何か日本人として証拠となるものを持っておきたかったのだろうと思います。
なぜ「災」の字は小さいのに、「病」の字はそのままの大きさなのか?

中華系のお客様は漢字が読めるため、時にそれが災いします。
青岸渡寺に掲げられている願い事の一覧の中に「無病息災」があり、その「災」の字が小さく書かれています。
これは「災いは小さい方がいい」という意味から小さく書かれていると聞きましたが、「では『病』も小さく書くべきじゃないの?」と聞かれ、答えることができませんでした。
こういった時は、現地のスタッフ(この場合は青岸渡寺の職員さん)に聞いて解決することが多いのですが、こればかりは私自身納得する(理解する)答えを得られなかったので、当然、お客様に説明することができませんでした。
質問をしても難しくて理解できませんでした。
というか、答えている本人もおそらくこの手の質問を初めて受けたような印象だったので、聞き手が納得する答えができないという印象でした。
自分が納得(理解)していないことを説明できるわけがありません。
一応、まさに「受け売り」で説明をしましたが、やはり納得はしてくれませんでした。
しまいには根負け?して「わかった。ありがとう(笑顔)」といって諦めてくれました(笑)
