紀伊民報の記事から。
和歌山県の仁坂吉伸知事は、まん延防止措等重点措置の適用を国に要請する方針を明らかにしました。
これで、県全域の飲食店に営業時間の短縮を求めることになります。
想像もしない数字
県福祉保健課の野尻技監は「想像もしないような数字になってきている。連鎖が止まらない状況。まだ広がる可能性がある」と危機感を募らせた・・・とあり、次にクラスターの施設と人数をいつものように挙げています。
残ったカードを切る
仁坂知事は「不要不急の外出自粛要請」のカードも切ってしまっている。
残されたカードは「まん延防止等重点措置」しかない、とした。
「対応が後手後手に回ったのではないか」という記者の質問に仁坂知事は「甘んじて批判に耐えたい。飲食店の会食が大きな感染源であれば迅速に抑えにいくが、いまはどこでどう感染するか分からない状態。一切外出禁止とすることもできず、状況を見ていた」と釈明した。
感染増の原因
今回の「感染爆発」の原因は間違いなく、PCR検査の検査数が増えたからです。
国や自治体がこぞって無料のPCR検査を始めたからに他なりません。
CT値が高い日本のPCR検査では、検出されたウイルス自体が活動しているものなのかどうかも分かりません。
「無料」といって3日に1回検査に来ているおばちゃんがいるとTwitterで読みました。
無料とはいってもそのお金は税金で賄われているだけであり、1回につき19,500円かかる費用を国が負担しているだけです。
この「感染爆発」を止めるにはまず、PCR検査をやめて抗原検査に変えることです。
感染は人間には止められない
感染力が強まったウイルスに対しての防御は、人流抑制でも、飲食店の営業時間短縮でも、酒類の提供の停止でも、マスクを着けることでもありません。
だれもこの波を止めることはできません。
手洗い、うがいなどにくわえ、自己免疫力を維持するために、十分睡眠を取る、軽い運動をする、人と会って話をする、太陽にあたるなどをし、軽度にウイルスに曝露をしながら免疫を得るしかありません。
まん延防止措置を適用したところで、感染を抑え込めるはずがありません。
奈良の荒井知事のように英断をくだされた自治体もある中、仁坂知事が今回このような判断を下したのは残念でなりません。
これでまた、経営難を苦に自らの命を断つ人が出ないことを祈ります。
和歌山県の重症者(死亡者ではありません)は11人です。
もちろん、風邪であっても命を落とす人もいますので油断はできないですし、軽く見るつもりはありませんが、こんな病のために営業短縮を余儀なくされ、もしかすれば命を断つ人がいるということを知事はご存知ないのでしょうか。
自分が知事ならば
この記事を読んで「自分が知事であったなら、どう判断するだろうか」と考えました。
もしかすると、世間やマスコミの批判を恐れて仁坂知事と同じ判断をくだしていたかもしれません。
ただ、 「飲食店の会食が大きな感染源であれば迅速に抑えにいくが、いまはどこでどう感染するか分からない状態」といっていることから、まん延防止措置は効果がはっきりしていないということには気づいていたはずです。
それを荒井知事のように判断出来なかったことはやはり「保身」という言葉が脳裏をかすめたのかもしれません。
大阪・泉大津市長の南出賢一さんは「今期で終わるかもしれないが、わたしができることをやる」と、保身を微塵も感じさせない発言をされているのを聞いて、感銘を受けたことが記憶に新しいです。
こうした気概をもって発言されれば、多くの県民の賛同を得られたのではないかと思うのは私だけでしょうか。
ロバと老夫婦の話
以前、トヨタの豊田章男社長が「どんなにやっても批判を受ける」として、ロバと老夫婦の話を引き合いに出していました。
ロバを連れた老夫婦を見て、ある人は「ロバがいるのに乗らないのか?」と聞きます。
ご主人がロバに乗り、奥様が歩いていると「威張った旦那だ」と言われます。
奥様がロバに乗ってご主人が歩いていると「あの旦那は奥さんに頭が上がらない」と言われます。
夫婦そろってロバに乗っていると「ロバがかわいそうだ」と言う。
結局、何をやっても批判をしてくる人間がいるということです。
今回の記者の馬鹿な質問も然りです。
どのようにしても批判を受けるのであれば、堂々と開き直ってご自身の主張を貫いてもらってもいいのでは、と思いました。
