
今回は、現場研修で受けた受講生からの質問についてお話します。
高野・熊野地域通訳案内士研修で座学を終え、現場研修の最終日に出た質問をまとめておきます。
-具体的にガイドの仕事をもらうにはどうすればいいですか?-
率直な疑問として、このような質問がよくあがります。
ライセンスを取ったはいいけど、次にどうすればいいかよくわからない方が案外多いです。
県の主催する研修を受講してライセンスを取得するまでは、極論、外国語のスキルとある程度の知識があれば試験は通ります。
問題はそのあとですよね。
結論としては、3つ方法があります。
2.和歌山県にガイド登録をする
3.ガイド団体や旅行会社に登録をする
ひとつずつ解説していきます。
1.個人で始める
個人で始めることは大いに結構だと思います。
逆にそれくらいの気概がほしいくらいですね。
しかし、これははっきり言って、ガイドとしての経験と、よほどの営業力がなければ難しいでしょう。
ただHPを立ち上げたところで、勝手に依頼が来るほど甘くはありません。
HPを立ち上げるにしても、ただキレイなページを作れば依頼が来るかと言うとそうではありません。
人はだいたい、検索結果の1ページ目、よく見て2ページ目までしか見ません。
検索結果の上位に表示されるようにするためには、きちんとSEOのことも学ばなければなりません。
このSEOが厄介で、一定の基準はあるものの「水もの」のような性質があり、なかなか掴みどころがありません。
また、ライセンスを取ったからといって、いきなり仕事ができるわけではありません。
ライセンス取得後の方に「では明日からこの案件をお願いします」と言って、「はい、わかりました」と言える人は、経験者を除けば絶対といっていいほどいません。
はっきり言って、少しの座学と現場研修だけでは、ガイドができるスキルは身についていません。
その後の勉強(経験)が大切です。
個人で出来るようになるには、ガイドとしての実績を積み上げ、信頼を得てからでないと難しいでしょう。
2.和歌山県にガイド登録をする
和歌山県にガイド登録をすることで、県が運営しているガイド紹介のページに自己紹介を掲載できます。
実際、年間に何件か、このHPを見て問い合わせてくる旅行会社などがあります(わたしはその依頼を受けたことはありませんが)
登録は無料ですので、そこで自分をしっかりアピールするといいと思います。
ひとつ言えることは・・・これはどの依頼にでも言えることなのですが、安い案件や面倒そうな案件は、安易に受けないことです。
概して、こういった案件は実際に面倒ですし、金額に釣り合っていない場合が多いです。
こうなると、「しんどい割に安い」となり、ガイドとしても面白くなくなってきますので、安易に受けないほうがいいです。
「始めは経験がないから経験を積むつもりで」という考えで、始めは安い案件を受けてもいいですが、「この人は、この金額で受けてくれる」と、繰り返し依頼をくれる場合が出てくると思います。
しかし、経験を積んで自分の業務と釣り合いが取れていないと感じたら、思い切って値上げ交渉することをおすすめします。
それで向こうが「難しい」といえばそこまでです。
潔くその案件はお断りしましょう。
3.ガイド団体や旅行会社に登録をする
先に挙げた3つの中で、一番手っ取り早いのが、「ガイド団体や旅行会社に登録をする」です。
旅行会社、特にインバウンドを取り扱っている旅行会社では、登録ガイドを随時募集しているところがありますので、そこに連絡を取って登録することができます。
複数の旅行会社に登録することで、より多くの依頼が入ってくる確率が高くなります。
しかし、最近の旅行会社は、職務経歴書の提出を求められる場合が増えてきているようなので、未経験の方には少しハードルが上がって来ているように思います。
おそらくですが、お客様から何らかのクレームが入った結果だと思います。
最後はガイド団体に所属することです。
ガイド団体では、研修や勉強会を開催しているところが多いので、そこでまず自身のスキルを磨くことができます。
もしあなたが、一日も早くガイドに出たいと考えているならば、県の研修と同時進行で、ガイド団体に入会することです。
よくあるみなさんの考えとして、ライセンスを取ってから入会するというものがあります。
デビューが遅れてもいいという方はそれでいいかもしれませんが、半年でも早くデビューできれば、収入の面や経験の面で、その人たちよりも一歩先を行くことができます。
県の研修は入口部分でしかありません。
その先の本格的なスキルの構築は、ガイド団体で積み上げるのが一番の近道です。
仮にデビューまでに1年かかるとして(そんなにかかりませんが)、県の研修が約半年間続きます。
ライセンスを取ってからだと合計1年半かかってしまうことになり、下手をするとその間に熱が冷めてしまうことも考えられます。
「善は急げ」です。
ここでひとつ注意が必要なのは、「その団体がどういった趣旨で運営をしているのか」です。
研修が主体でガイド業務はあまり実績がないとか、ボランティア主体でやっているとか、同じ「ガイド団体」でも色が違う場合があるからです。
ですので、入会前にあなたがどういった活動をしていきたいのか、例えばボランティアでもいいのか、ガッツリ稼ぎたいのかなど、具体的に決めてからフィルターをかけるといいと思います。
まとめ
今回は受講生からの質問・ガイドの仕事をもらうには?についてお話しました。
結論としては
→和歌山県にガイド登録をする
→経験値が上がってくれば、独立もあり
です。
ご参考にされてください。
