
ガイド料は経験の差で分けているのか?
当法人については現在のところ、そういったことは一切ありません。
しかし、今後は分けるかもしれません。
他の団体では、「実務経験が◯年、年間◯日以上はA級」という感じで分けているところもあります。
それぞれの団体の特徴があっていいと思いますが、当法人では、経験の有無を問わず、どのガイドにも実務の楽しさと、それに見合う価値を提供していきたいと考えていたので、料金に差を設けていませんでした。
しかし、ここ2~3年前から、ガイド料に物言いをつける会員が出てきました。
まあ、それは特定の会員なわけですが、その会員の経験からいうと、それも然りかなと思うようにもなってきました。
これもガイド団体が成熟してきた証拠なんだろうなと思います。
なので、全部ではないですが、申告制(入札制?)を導入しようかと考えています。
経験のある人なら「この業務ならいくら」という金額がだいたい分かっているはずです。
また、お客様によってもいろいろな要望が考えられます。
①少々ガイド料が高くても経験値があってスキルが高いガイド
②ガイド料はそこそこで、スキルがある程度高いガイド
③料金を抑えつつ、経験値ではなくホスピタリティ性や社交性の高いガイド
中には、料金を抑えて高い要求をしてくる旅行会社もありますが、そんな旅行会社は、当法人ではお断りしています。
先方の予算や要望をお聞きし、その要望に見合うガイドを引き合わせる・・・これが本来のガイドの「需要と供給」なのだと思います。
外国人相手のガイドでも、先に日本語でガイドをして知識やスキルを高める方がいいのか?
はい、これはNOです。
はっきり言って、日本人を案内する時と、外国人を案内する時では、話す内容が違います。
私が研修でお伝えする内容は、日本人向けです。
ということは、日本語でのガイド、外国語でのガイドの両方の知識を持ち、日本語での説明練習と外国語での説明練習をしなければならないということです。
わたしも、あの場に講師として立つ前に、日本語での説明の練習をかなりやってから臨んでいます。
もちろん、背景に日本語での知識を持っておくことは必要ですが、語り部さんが喋っているような内容を外国人にそのまま説明しても、基礎となる歴史や習慣の知識がないので分かってくれません。
「天皇は政治に関わっているのか?」
「将軍とはどんな地位の人なのか?」
「忍者と侍の違いは何か?」
「なぜ日本の車は左側通行なのか?」
「なぜ神社に玉砂利が敷いてあるのか?」
「なぜロープと紙(しめ縄のこと)が付けられているのか?」
これらは実際にお客様から受けた質問です。
外国のお客様に説明するには、まずその基礎から説明してあげないといけませんが、だいたいその基礎で終わってしまう(お客様のお腹がいっぱいになる)ことが多いです。
私のデビューはいきなり外国人でした。
今でもお客様の割合は、外国人99.9に対して日本人は0.1くらいです(笑)
なのではっきり言って、日本語での説明は苦手です(笑)
外国語のガイドに専念するのであれば、始めから外国語ですることを強くお勧めします。
