ちょっと現実的な話をします。

これを読んでガイドになるのをやめようと思わないでください(笑)

ただ、やはりガイドを生業としている者が、どういった生活をしているのか、この職業をどう考えているのかを正直にお伝えすることも、今後同じような目的でこの世界に入ろうとしている方には必要だと思いますので敢えて書きます。

4月から始まった繁忙期も5月末で終わり、これから梅雨の時季は例年通りだと一気に暇になります(梅雨にも関わらず、今年はどういう訳か例年より依頼件数が多いですが)

その分6月にゆっくり休めたらいいのですが、ぶっちゃけそこまで稼げていない上に、毎月の住宅ローンが重くのし掛かっているため、毎年この時季は梅取りの手伝いに行っています。

私のガイド歴もこの11月9日を以って丸4年となりますが、色々試行錯誤をした結果、ようやく1年間の生活リズムが出来つつあります。

なにせ、ここ熊野で英語ガイドを生業としている先輩がいないため、私がある意味実験台になっている格好です。

この5月に、ある旅行会社のツアーリーダーさん(私と同じように英語ガイドを生業としている方)とお話をした際にも同じようなことをおっしゃっていたので、「どことも同じなんですね」と意気投合しました。

夏も熊野は閑散期に当たりますが、幸い白浜がありますのでこの時期は何とかなりますが、問題は1月2月ですね。

この3年間は、団体の年度変わりの前月・前々月に当たるので、料金の改定(これが大変でした)や、事務作業の見直し・改訂などで膨大な時間を費やし、他に働きに行くことができませんでした。来年の1月2月も恐らくそんな感じになりそうな気配がします。さて、どうやって生きていこうか・・・と今から考えています。

現在、冬の閑散期を乗り切るには、春と秋でいかに稼ぐかにかかっています。しかし、ツアーが同じ日に何本も重なることが多いので、ツアーに出ることが出来る日数は限られています。もちろん体は一つしかありません。

なので、閑散期にいかにお客さんを呼び込むことができるか、季節を問わず来てもらうにはどうしたらいいか・・・ということにも焦点を当てつつ、現在の料金体系のさらなる変更をしていかなくてはいけないと考えています。

現在の料金体系は、日本語の語り部団体から派生したものであるため、コースにもよりますが、通訳案内士の平均的な料金よりもかなり安い設定になっています。

「どうしてそんな料金でやっているんですか?8時間だと通訳案内士の相場は3万円ですよ。もっといただくべきです」

内閣府の方や通訳案内士に精通している大学の教授から言われた言葉です。

そもそも、語り部団体はボランティア団体から発展し、後から有料になった経緯があるため、謝金は驚くほど安い設定となっています。以前にも書きましたが、日本語の語り部団体に後継者が入って来ないのは、そこにも問題があると思います。

また、特に熊野のガイドは歩くことが基本ですので、体力も必要です。

はっきり言って、フル稼働で2ヵ月間、約40日ガイドに出れば、かなり疲労はたまります。ましてや、これは私の場合ですが、ガイドが終わってから事務処理やお客様対応のメールをすることが日常ですから、寝不足気味のまま翌日を迎え、また翌日は1時間あまりかけて運転をして現場に行きガイドをし、1時間かけて帰る・・・という日々の繰り返しになります。途中車で何度寝たことか(笑)

なので、いつまでこの状態を維持できるかは正直不安でもあります。

ガイドを通して得るものは大きく、視野も広がりますし、やりがいのある仕事であることは事実ですが、現時点では、それに見合うほどの収入はないということ、また、このままでは将来ガイドを生業としていこうとする人がいなくなってしまう危機感も感じています。

副業としてする人たちだけではお客様の要望にお応えすることはできません(副業をする人が悪いと言っているのではありませんよ)

なんか、暗い話になってしまいましたね・・・すみません。

現在、将来に向けて色々な考えがありますが、また具体的に形になればお知らせしようと思っています。

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