
クルーズ船のオプショナルツアーも昨日でとりあえず終了し、次回の秋までありません。これが終わるまでは気が気ではありませんでした。
今回は、岸壁対応なども含め、14名のガイドが新宮市などを舞台に活躍しましたが、無事に終了してホッとしています。
さて、今日は食事についてお話しようと思います。
海外のお客様はアレルギーを持たれている方が多く、特にスルーガイドでは朝食・夕食があるので気を遣います。
また、アレルギーとまでは行かなくても食事制限をしている方も多く、中には宗教上の理由から特定のものを食べない方もいらっしゃいます。
旅行会社さんとお客様とのやり取りの中で抜け落ちたか、伝え漏れか、はたまた急にお客様の好みが変わったのか(笑)どうかは分かりませんが、本来あるはずのないメニューがテーブルに乗っていることがたまにあります。いや、結構あります。
これがなかなかガイド泣かせの部分でもあります。
経験から以下のような事例がありました。
1.旅行会社さんが宿に伝えたのに、宿が把握していなかった(失念していた)
2.お客様は「旅行会社さんに伝えた」とおっしゃったが、旅行会社さんが把握していなかった(あるいはお客様が言ったつもりにでもなっていたのか?)
3.NGのメニューに追加が出た(旅行会社さんが把握しきれていなかった?)
案内中に会話をしていて食べ物の話になることがありますが、その時に「実は○○アレルギーだった」と判明することがたまにあります。
あらかじめ案内前には依頼書でアレルギーの有無を確認していますが、慌ててもう一度依頼書を確認することがあります。
そんな時は、その日の夕食に間に合おうが合わまいが、とりあえず旅行会社さんに連絡を入れ、翌日以降の食事についても変更をお願いするようにしています。当たり前ですが。
特に最近多いグルテンフリーは個人差が激しく、アレルギーを持っている方から、アレルギーを持っていないにしても普段食べていないから、突然それを食べるとお腹の調子が少し悪くなるとか、グルテンフリーだが味噌汁は大丈夫とか、細かい「OK/NG」が多く、よく聞いておかないと大変なことになりかねません。
中には「そもそもグルテンフリーって何だか分かってんの?」と疑いたくなるようなメニューがテーブルに乗っていたりします。そして、そのテーブルには「別メニュー」とご丁寧にプレートまで置いてくれています。
また、見た目が「グルテン」なら、お客様は食べようとしないことがあります。
そのお客様は、テーブルに出された天ぷらを見た瞬間キレそうになっていましたが、それが米粉で揚げたものだと説明をしても納得はしてくれず食べてはもらえませんでした。
その方は米粉の麺は食べるんですがね。
私が見たアレルギーの中で特に変わったものが「ヨウ素アレルギー」でした。
聞いたことがなかったので思わずネットで調べました。これも判別が難しいですよね。幸いこのケースは旅行会社さんとレストランの連絡がうまく機能していたので大丈夫でしたが。
こういった、「食べれば命にかかわる」という方もいる反面、中には「単なる好き嫌い」の方もいらっしゃいます。
日本に来て口に合わなかったものを「食べれない」と言った結果が上記の3になるのだろうと思います。中には、宿に配達された弁当をその場で開け始め、「これとこれだけ持っていく。あとは他のお客様にあげて」と宿に突き返していたツワモノもいました。
また、米を食べ慣れていない方は、連日の食事に米が出てくるとうんざりするようです。
特に弁当は「またおにぎりか?」なんて弁当箱を開ける前に話をしていることがよくあります。
日本人が海外に行って慣れない食事が続くと、ご飯が恋しくなるのと似ていますね。
長くなりそうなので一旦切ります。
