現実を受け止められるかどうかが成長のカギを握る

当会では、新規入会者に対して新人研修を実施しています。
新人研修は動画形式の座学で実践的な基本を学んでもらい、その後現場研修と試験を受けてもらっています。

研修と試験の目的

当会では、ガイドとして活躍をしてもらう前に、研修と試験があります。

特定のコースで研修を受け、試験では研修と同じコースで、実際にお客様役を案内してもらうものです。

この研修と試験の目的は、ガイドスキルの担保です。
お客様は基本的にガイドを選ぶことができませんので、どのガイドが当たっても一定のスキルがあることが必要だと考えているからです。

また、自分のガイドしている姿を客観的に見てもらえる非常にいい機会です。
自己流で「これでいいのか?」と試行錯誤をしながらやっていくより、成長のスピードは格段に上がります。

泳ぎ方を自己流で習得するより、きちんと基本から教えてくれる方が上達が早いのと同じです。

研修から試験まで

受講コースは9つの中から任意で選んでもらいます。
研修では、試験でチェックする項目をお伝えし、試験に備えてもらいます。

研修から試験までの期間は1~3ヵ月後。
その間に試験に向けて準備をしてもらいます。

受験日は、受験者と試験官2名の都合によって決めています。

受験後1週間後に、結果とフィードバックを添えてお知らせしています。

試験は、研修でお伝えしたことができていれば受かるようにしています。
もちろんその前に、ガイドとして必要なコミュニケーションスキルと語学レベルが備わっていることが条件であることは言うまでもありません。

また、試験官の感情や試験官によって判定基準がブレないように採点方式にしています。
ただ、判定が微妙な時は試験官と話し合って決めることもありますが、そういったケースは稀です。

合格する人と不合格になる人の差とは?

実際に「試験」とはいえ、落とすためのものではありません。

しかしながら、それが十分にできていなくて不合格になる人がいます。
中には2回不合格になる人もいます。

一発で合格する人とそうでない人との差は「新人研修の座学で学んだことを実践しているかどうか」と「研修でお伝えしたチェック項目が守られているかどうか」です。
2回不合格になる人は、1回目のフィードバックを元に改善した跡がまったく見られませんでした。
なので当然の結果です。

その方には、フィードバックでお伝えしたことが改善されていなければ、何回受けても同じだということを2回目のフィードバックでお伝えしました。

1回目で不合格になる人も同じです。
研修でお伝えしたことが守られていないことが一番の原因です。

今後ガイドとしてデビューした後に、お客様からネガティブなフィードバックをもらった時の方がダメージが大きいことも考え、こちらは期待を込めて改善点をお伝えしています。

また、ガイドの技術的な項目や注意点は、座学の動画で解説をしています。

それが活かされていないと、貴重な時間を割いて動画を視聴して学んだことが無駄になります。

「失敗」か「成長」か

これまでの人生で幾度となく試験を通過してきたと思います。

その中のたった1回、当会のような小さな団体の試験に不合格になっただけで「もうやめた」となる人もいます。
さらにはその後に申し込んでいた研修やトレイニーまですべてキャンセルする人がいます。

本当にもったいないです。

そういった人は、自身の向上のための助言に対して謙虚ではなく、言い方は乱暴ですが精神的に子供です。
そして、厳しいようですが、そんな弱いメンタルでは今後ガイドとしてやっていくことは難しいと思います。

「不合格」で落ち込む原因は、それを「失敗」と取るからだと思います。
不合格は「失敗」ではなく、「成長」だと捉えれば、そこまで精神的に落ち込むことはないはずです。
そして今回は一段成長したということになりますし、成長が必要だったから「不合格」になったのです。

まだ、諦めずに3回目をチャレンジする人の方が今後伸びてくることは誰が見ても明らかでしょう。
それをたったの1回でやめてしまえば、そこで成長は止まってしまいます。
おそらくそういった人は今後の人生でも同じことを繰り返すでしょう。

フィードバックを自分の成長のために課せられた課題としてきちんと受け止め、それを改善する姿を見せてほしいと思います。

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