
今回は「何事にも練習が必要」についてお話しします。
今はコロナウィルスの関係で出社できない方も多いと思いますが、通常であれば、新卒の採用者は研修を終えて現場で活躍されている時期ですね。
私も高校を卒業してから、ある大手企業に就職をしましたが、担当部署に配属されるまで約1週間の研修がありました。
社員として、社会人としての心構えに始まり、電話応対、職場での言葉遣いなどを練習しました。
スポーツにおいても同じですよね。
野球で例えるなら、キャッチボール、ノック、バッティング、ウェイトトレーニング、ベースランニングなど、試合に出るまで様に出るまで様々な練習をします。
甲子園であの舞台に立っている球児は、あそこに行くまでに血のにじむような練習を積んできているわけです。
ガイドに置き換えれば、「試合」は「本番での案内」です。
これを読んでくださっているあなたは、意識が高い方でしょうから、こんなことを言わなくても分かりきっていると思いますが、ガイドに出るにも、それまでには練習が必要です。
特に私がお伝えしたいことを書かせていただきます。
熊野古道英語ガイドに必要な「練習」とは?
熊野古道英語ガイドに必要な練習とは、何でしょうか?
私はこの3点が必要だと考えています。
- 説明
- 英語
- 歩き
説明
これは恐らく、どんなガイドでもやっていることでしょう。
特に「鉄板」の場所では、予め練習をしてそれをスラスラ言えるようにしておかなければなりません。
では、英語で案内が出来れば、日本語でも出来るでしょうか?
答えは「日本語は日本語、英語は英語で練習しないと無理」ということです。
私の経験からいうと、日本語での知識は比較的その場で英語に直しやすいですが、英語から日本語に直すことは本当に難しいです。
私は英語でのガイドばかりしていましたが、日本人のお客様から依頼が入った時、「英語で出来るんだから、日本語でも出来る!」と、タカを括って臨み、噛みまくってロクに説明出来なかった苦い経験を持っています。
高野・熊野地域通訳案内士は、2017年度より英語以外の言語も追加された関係から、これまで英語で行ってきた現場研修はすべて日本語になりました。
困ったのは私です(笑)
これまで英語で行っていたものを、日本語で、それも日本人向けの説明に加え、外国人の視点に立った説明もしなければならなくなったからです。
これまでの失敗があったので、本番までに自分の知識の確認・整理、そしてそれがきちんと言語化できているか確認し、その上で説明練習をしています。
あの場で偉そうにしゃべっていますが、裏ではかなり練習をして臨んでいます。
以前の記事にも書きましたが、「対日本人」と「対外国人」では、説明する内容が違ってきます。
その説明を使い分ける必要があります。
その分、覚えなければならないことが増えてしまいます。
「日本語でも英語でもガイドをしたい」という方がいるのであれば、ここは注意すべき点です。
英語
先ほど、「日本語での知識は比較的その場で英語に直しやすい」と書きましたが、それは英語の能力がある程度あることが前提です。
やはり英語も練習が必要です。
では、ガイドをするに当たって特に何が必要でしょうか?
リスニング、スピーキング、語彙の増強などが挙げられますが、特にリスニングとスピーキングが必要です。
リスニングができなければ、コミュニケーション自体が出来ませんし、スピーキングが出来なければ自分の思い・意見などを求められた時に、きちんと述べることが出来ません。
私は以前、自称「語学マニア」のガイドの方と一緒に仕事をした時に、スピーキング能力向上のコツを教えていただきました。
その方法とは「聞いた日本語を英語に訳してみて、怪しいところがあれば調べて練習する」というものでした。
常にそのことを意識して、それを日常生活に取り入れているそうです。
それを聞いて以来、私もその方法を結構やっています。
ちなみに、その方の英語レベルはかなり高く、通訳などもされているそうですが、彼の英語は「純国産」です。
リスニングについては、もうこれは「海外ドラマ」が一番です。
選ぶ時の注意点は、セリフが多く、題材が日常のもので、日本語と英語の字幕がついているものです。
歩く
「長い距離を歩けない」という人に聞きます。
あなたは、歩く練習をしていますか?
当法人の会員にもいますが、「わたしはそこは歩けないから無理」とういう人がいます。
こういう人に限って、歩く練習をしていないことが多いです。
身体的な理由、例えば、膝を手術したとか、腰痛持ちだとかならまだ分かりますが、単に「歩けない」と言っている人は、一体月にどれくらい歩いているのでしょうか?
熊野古道を歩ければなおいいですが、そうでなくても買い物に行く際には近くのスーパーまで歩いて行くとか、普段から歩く習慣をつける努力をすることはできるはずです。
そういったプロとしての意識が足りず、「趣味の延長」のようにガイドを捉えている人がいるように思えてなりません。
いくら説明の練習をしようが、この「歩く」ということが出来なければ、「フライをキャッチ出来ない野球選手」と理屈は同じです。
キャッチボールばかりやっていても、試合には勝てないし、出場することさえできません。
普段から歩く練習をしておきましょう。
まとめ
今日のまとめです。
今日は「何事にも練習が必要」と題してお話をしました。
熊野古道で英語ガイドをするのであれば、3つの練習が必要で、その練習とは、
- 説明
- 英語
- 歩き
が必要です。
最後の「歩き」は、出来ていない人が多いので、特に「練習」しておいてほしいところです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
