熊野古道の花(ツツジ科編)

そろそろツツジの季節も終わりですが、写真がなかなか揃わなかったので今になっていまいました。
今日は「熊野の花・ツツジ編」と題してお送りします。

ミツバツツジ

ミツバツツジは、中辺路でも見ることができますが、一番有名なのが大辺路・長井坂のミツバツツジでしょうね。
読んで字のごとく枝の先端に3枚の葉をつけることから、この名前が来ています。
鮮やかな薄紫色の花は、山ではひときわ映えますね。
(「鮮やかな薄紫」って、表現が変ですが)

ヤマツツジ

こちらは花の色に多様性があるようですが、だいたい赤であることが多いです。
ミツバツツジは花が咲いてから葉が出ますが、ヤマツツジは花と葉が「混在」しています。

モチツツジ

ミツバツツジとよく似ていて、花だけ見てもなかなか見分けが難しいですが、モチツツジはガクや葉がネバネバしていますので、それが見分けるポイントでしょうね。
なんでも、このネバネバで、害虫から身を守っているのだとか。
また、花期は他のツツジと同じように5月前後ですが、時折秋や冬に咲いているものを見かけることがあります。

ウンゼンツツジ

非常に小さなツツジで、葉なんかは米粒のように小さくてかわいいです。
また、花も小さく、初めて見た時はツツジの仲間とは思わなかったくらいです。
和歌山では、ウンゼンツツジを「コメツツジ」と呼んでいるところもあるようですが、コメツツジと本種は別種です。
ウンゼンツツジは、大雲取越でたくさん見ることができます。

私の指との比較

シャクナゲ

シャクナゲもツツジの仲間です。
熊野ではよく、お地蔵さんが祀られているところに植えられていることが多いですが、その理由は謎です。
どなたかご存知ないですか?(笑)

花の名前って、英語名が難しいものが多いですよね。
シャクナゲは「Rhododendron(ロードデンドロン)」です。「デ」にアクセントがあります。
ちなみに、菊(Chrysanthemum)も難しいですよね。

クロアゲハとシャクナゲ

アセビ

アセビに「馬酔木」という名が当てられていますが、葉に毒があるから馬が食べれば酔ったようにふらつくことから付けられた説があるそうですね。

この毒を利用して、昔の汲取式のトイレにこの葉を(枝も一緒にでしょうけど)投げ入れてウジ殺しとして使っていたと、聞いたことがあります。

5月頃、非常に小さな釣り鐘状の花をたくさんつけます。

ちなみに、私が以前よく行っていた果無山脈には、「杉の木か!」と思うほどのアセビの大木があります。
果無山脈には「サラサドウダン」という、アセビの花をうす赤くして、もう少し大きくした花を見ることが出来ますが、熊野古道では見たことがありません。

アケボノツツジ

よく新聞に「アケボノツツジが見頃」という記事が載っていますが、私は見た記憶がありません。
http://had0.big.ous.ac.jp/plantsdic/angiospermae/dicotyledoneae/sympetalae/ericaceae/akebonotsutsuji/akebonotsutsuji.htm

以上、ツツジについてご紹介しました。
ご参考に。

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