ウイグルについて⑬

もう一つ中共が危険だと見ていたのが、国外にいる民族分裂組織の存在でした。
中共は、彼らがウイグルにおける破壊活動などを扇動していると見ていました。
そういったことから中共は、彼らの抵抗運動を封じるための方策を立てました。

一つ目は党の幹部を強化すること。
東トルキスタンの郡レベルにおける共産党の組織・政府機関を強化することです。
人民解放軍、あるいは生産建設兵団から、漢民族の幹部または兵士を選んで、郡のレベル以下の党の組織の幹部に当てました。

二つ目はウイグル人の幹部を中国本土で教育訓練させること。

三つ目は中国共産党の信頼のおける幹部を大量にウイグルに派遣すること。

四つ目はチャイナ本土からチャイナの大学生を大量にウイグルに送り、彼らに地方幹部の任務を担ってもらうこと。
これには二つ理由があり、一つ目は、党の幹部を強化すること。
二つ目は宗教工作の取り締まりを強化することです。
彼らが特に力を入れているのが、外国からの宗教の浸透を阻害する事です。

イスラム教は国際的な宗教なので、他のムスリム達がウイグルの人々を助けたいとする活動を防止、あるいは場合によっては打撃を与えるという取り決めがなされ、イスラムの宣教団やイスラムの教えを書いた本などの流入を徹底的に排除しました。

そして、非合法宗教活動を徹底的に取り締まりました。

非合法宗教活動とは、政府に申請しないで宗教コミュニティの中や、自分の村の中で勉強したり教えたり広めたりすることです。
これによって、一般的に広まっていた宗教学校や宗教活動をしている多くの伝道者たちが逮捕されました。

また、新しいモスクの建設を禁止しました。
当然新しいモスクを建てたいとしてもそれは許可されません。

あとは、態度の曖昧な民族分裂主義的な傾向の人々や聖職者を「浄化」しました。
モスクと宗教組織の指導者は愛国者でなければならないと決められ、政治的・社会的な活動を制限します。

政治的には、宗教を信じるものは人民代表になれないとか、政府機関に採用されないなどの制約が定められ、社会的には、学校教育や病院、町の行事などに宗教的な内容を入れてはならないとされました。

そして、信者と聖職者に対して遵法教育を行いました。
つまり、チャイナの法律で何が許されて何が許されていないのかという教育を彼らに受けさせ無神論的な考えを刷り込ませたのです。

これは中共のスパイを育てるということにつながります。
表ではターバンを巻き、白衣を着て聖職者の格好をしていますが、中身は中国共産党に操られている人たちであり、彼らは共産党が認めたスパイだそうです。

こうして、全ての分野において中共が関与し、干渉するということが行われています。

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