
今回は、「熊野の鳥、その鳴き声と英語」と題してお話をします。
熊野古道を歩いていると、様々な鳥の鳴き声を耳にします。
お客様からも「あの鳥は何?」と聞かれることも多いので、知っておくとガイドとしての株も上がりますよ。
では、早速いってみましょう。
ウグイス
もうこんなもん、だれでもお分かりですよね。
では、英語は?
bush warbler です。
ちなみに、「warble」は「(小鳥が)さえずる」という動詞です。
これもウグイスです。
「ウグイスの谷渡り」と呼ばれる鳴き声で、縄張りに何者かが侵入した際に、警戒音として鳴きます。
ちなみに、鳥には「地鳴き」という、鳥たちが普段出す単調な鳴き声があります。
映像を見ると、「ウグイス」が「ウグイス色」ではないことがわかりますよね。
鳴き声はよく聞きますが、姿が小さくて茶色に近い色なので、山で見つけることはめったにありませんので、「ウグイスはウグイス色」と思われている方が多いと思います。
むしろメジロの方がウグイス色に近いです。
ちなみに、オーストラリアにはwhip birdという鳥がいるそうで、鳴き声はウグイスそっくりです。
「whip」はムチの意味ですが、ムチを打つ時の音から名付けられたとか。
トビ
日本では普通に見ることのできる猛禽類ですね。
アメリカ(恐らく都市部のお客様)では、猛禽類をあまり見かけることがないためか、トビを見てえらく興奮する方がいらっしゃいます。
英語は「black kite」です。
単に「kite」ということもありますが、「凧」と同じスペル・発音なので、たまにお客様が「え?あれって凧なの?」と言われることがあります(笑)
ちなみに、イギリスには「red kite」がいるそうで、見分け方は、redの方は尾が2つに分かれているそうです。
カラス スズメ ツバメ
ちょっとこれはあまりにも「バカにしているのか!」と言われそうなので止めておきます(笑)
しかし、これは英語でどういうでしょうか?
お客様に聞かれて、「ハトはハトだけど、何バトか分からない」と答えて失笑されたことがあります(笑)
「eastern turtle dove」 だそうです。
ヒヨドリ
「bulbul」です。
この鳥も、山であれば普通にいる鳥ですね。
シジュウカラ
少しずつマニアックになってきます。
「great tit」ですが、「tit」だけだと「小鳥」になりますので、答えになってません(笑)
ホトトギス
カッコウの仲間なので、「little cuckoo」と、「cuckoo」がつきます。
ちなみに、「cuckoo」に発音は「クックー」です。
日本語と少し似ていますね。
ツツドリ
同じくカッコウの仲間で「ツツドリ」という鳥がいます。
ツツドリは、その名の通り「筒を叩いた時のような」鳴き声を発するところから来ています。
初めてこの鳴き声を聞いた時、鳥の鳴き声とは思えませんでした。
山の中ではそこそこ響いて聞こえますので、実際にはこの動画の音にエコーをかけたような鳴き声に聞こえます。
大雲取越など、比較的山深いところにいることが多いです。
このカッコウの類は「托卵」という習性があり、親はウグイスなどの巣に卵を産んで、ウグイスに自分のヒナを育ててもらいます。
カッコウの方が体も大きいので、ヒナが成長すると親であるウグイスより大きくなってしまいますが、ウグイスといしては「我が子よ、見違えるほど成長したな」とでも思っているのでしょうかね(笑)
あ、英語は「oriental cuckoo」です。
その②に続きます。
