天照大神と須佐之男命の誓約(うけい)

イサナギ・イサナミの第一子を覚えているでしょうか?
ヒルコヒメこと、ワカヒメです。
ワカヒメは歌に秀でていたことから、後に「五七五七七」の歌を「ワカ」と呼ばれるようになりました。

さて、ソサノヲはアマテルカミからネの国へ追放されます。

ネの国に行く途中、姉のワカヒメの所を訪ねます。

ワカヒメは、ソサノヲの暴れん坊ぶりに、自分の国を奪われるのではないかと思っていました。
当時ワカヒメは、オモイカネと結婚し、琵琶湖近くのヤスカワ(滋賀県野洲郡中主町あたり)に住んでいました。

ソサノヲがワカヒメに「私は国を奪いに来たのではありません」というと、ワカヒメは「それならば、そのことをどのようの証明するのか」と尋ねました。

「もし、私がネの国に行った後に女の子を授かるようなら、私の心はまだ汚いものだと思ってください。でも、男の子を授かったならば私の心が清らかになったと思ってください」

と言い残し、ソサノヲはネの国に向かいます。

・・・あれ?

この話、天照大神と須佐之男の話ですよね。
しかしホツマツタヱでは、ソサノヲとの誓約を交わしたのは、イサナギ・イサナミの長女・ワカヒメだったのです。

記紀では女神の天照大神が男装をしたと思わせる記述で語られています。
そのあと、「神産み合戦」をします。

一方ホツマツタヱでは、ワカヒメが「戦闘態勢」を整える記述があります。
そして、「神産み合戦」ではなく、「私の子が女の子ならば、男の子ならば・・・」と、サラッとしています。

このように、記紀ではどうしても話のつじつまが合わない所が出てきて、読者を混乱に陥れてしまうところがあります。
記紀こそ編纂者の解釈が間違っていて(あるいは意図的に別解釈をして)、つじつま合わせのために書き加えられた可能性があるのではないでしょうか?

それよりも、誓約で登場するのは天照大神ではなく、ワカヒメですから。
根本的に違いますよね。

「天照大神が女性でなければ、須佐之男命との間に御子神が生まれないではないか」という反論が来そうですが、ではそういう方に逆にお聞きします。

黄泉の国から戻られたイザナギが、単身で天照大神以下月読、須佐之男といった十四柱もの神々を産んだという記紀の記述に対して、どう説明されますか?

ホツマツタヱを読み進めていく度に、天照大神(アマテルカミ)が男性だということが当たり前になってきます。
それでないと辻褄が合いませんしね。

神話は神話で楽しんで読めばいいと思います。
ただし、それを「正史」として解釈・研究をすることとは別問題です。

アマテルカミが男性だということは、いずれ明らかにされていくことを期待します。
女系天皇容認論者を黙らせるためにも、この証明は必要だと私は考えています。

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