昨日のスキルアップ研修に続いて、本日は現場研修でした。
コースは牛馬童子口~継桜王子。
毎年この時季は極寒で、時には雪が舞ったりトイレが凍って使えなかったりしましたが、今年は比較的暖かく、ゆったりと歩くことができました。
本日の研修でもお伝えしましたが、研修では説明を詳細にしますので、普段のガイドとは違います。
なので説明はかなり長めです。
かといって、普段のガイドの通りにやってしまうと、物足りなくなります。
これは、参加者の目的によるものです。
お客様は楽しみに来ていますので、スポットでの説明を事細かくやりすぎてしまうと飽きられます。
一方、研修生は学びに来ていますので、詳細に周辺情報などを含めて深くお伝えしないと中身がないような感覚になってしまいます。
これは、私が実際に語り部さんに案内をしてもらった時に感じたことなのですが、「研修で」と、こちらの目的をお伝えすると、きちんと研修用に資料などを用意して細かく説明してくれる方もいれば、普段通りの案内をしてくれる人もいました。
結果は、前者では非常に満足度の高いものになりましたが、後者では物足りなく思いました。
こちらは学びに来ているので、普通の案内では情報量が圧倒的に少ないのです。
例えば、本のある部分数ページを読んで、その内容が何だったのかを要約する作業と似ています。
絶対に、書いてあった内容を逐一すべて再現することは不可能ですよね。
なのでインプットには大量の情報が必要です。
自分がインプットしたものを、次はアウトプットしなければいけません。
つまり、説明が出来るようにならなければなりません。
聞いて理解したことを自分の言葉で言語化できなければ、「理解した」とは言えないのです。
ガイドは、人に説明をしなければいけないのですから。
その説明をするのに、周辺知識があるのとないのとでは理解度にも影響を及ぼします。
その理解度が低いとうまく説明ができません。
こういった理由で、私の場合は一つの説明をするのに、周辺情報も含めて詳細に情報をお伝えします。
例えば、今日のコースで言うと大本の「出口王仁三郎」のお話をする時、まず大本の話をします。
大本のことを知らない参加者がいるからです。
外国人を案内する時は「日本の新興宗教」とだけで済ませる事ができますが、ガイドとなる人間には「大本が何であるか」というのを知ってもらわないといけません。
そこで大本の簡単な成り立ちを説明した上で、「ここに出口王仁三郎が来た」という話になるわけです。
ということで、研修での説明を説明できるようになるために、私自身もかなりの練習をしてあの場に立っています。
研修は1年に一回なので昨年した内容なんて忘れてしまっています。
普段はそこまで話さないので忘れてしまうからです。
なので、現場研修の前にまた復習から始めます。
しかし、これが私にはいい知識の整理と復習になっています。
ありがたいことです。
あるセミナーの講師さんが「一番勉強になっているのは講師だ」と言っていましたが、まさに本当だと思います。
おそらく、私が何年もかけて積んできた知識をお伝えしていますので、今日お話した内容をすべて話せる人なんていないでしょう。
「だったら、最初からあまり細かく説明しないほうがいいのではないか」という声が聞こえてきそうですが、そうではありません。
一昔前ではそうだったかもしれませんが、今はレコーダーというものがあります。
ガイドに案内してもらえば1回 10,000~30,000円かかります。
こういった案内を同じコースで何回も受けることができますか?
県がやっているから無料で受けることができていますが、それにも限界があります。
参加者にも人数制限がありますし、研修も一年に一回しかありませんので効率的ではありません。
なので、何回も聞いて学ぶことができる録音という方法が、一番効率的で安上がりということになります。
ただし、録音を嫌がるガイドさんもいると思いますので、最初に断りを入れるほうがいいと思います。
県の現場研修に何回も参加している人がいますが(今年はいませんが)その人は時間を無駄にしているとしか言いようがありません。
遠方から来ている方もいますので、「研修は一発で終わり」という心構えが必要なのだと思います。
ちなみに、私は録音してもらっても、一向に構いませんので。
