熊野古道のガイドは「肉体労働+精神労働」

梅の収穫もいよいよ終わりが近づいてきました

5月中旬の小梅の収穫から始まった梅の収穫も、ようやく終わりが見えてきました。
すでに収穫自体は終わっており、後は梅を拾う時に敷いていたネットを上げる作業を残すのみとなりました。

ただ、ネット上げは悪天候だと捗らないので、この2日間はお休みです。
あと1日で終わりそうなのですが・・・

耕作放棄地を何とかしたい

この紀南地方でも梅畑の耕作放棄地が増えています。毎年軽トラックが止まっていた畑に、今年はトラックが止まっていないことに気づき、農家さんに聞くと「あそこは今年からやめた」ということでした。

今行っている畑の隣の畑は、5年ほど前にやめて今は荒れ放題です。そこがイノシシの住処になっています。そこまで荒れてしまうと再起はまず不可能だそうです。
耕作放棄地は害獣・害虫の温床にもなり、他の健全な畑に害を及ぼしますので、なんとかしたいですね。

紀南の主要農作物のひとつである梅にも、後継者問題が大きくのしかかっています。

熊野古道のガイドは「肉体労働+精神労働」

さて、梅の収穫は一番わかりやすい「肉体労働」です。
特に20kg入りのコンテナを提げる作業はけっこうキツいです。
また、拾う作業自体も中腰や、時には這いつくばって拾うことが多いため、これも結構キツいです。
一気に疲労は来ませんが、休日がほとんどない状態ですので蓄積されていきます。
今年は不精をしてしゃがみ歩きを多用したため、両足の靭帯を痛めてしまいました。
ときには腫れて膝が曲がらないくらいまで悪化しましたが、この2日間の休日でかなり回復しました。

これとは対象的に、頭を使う「精神労働」があります。
これはこれで今度は頭をかなり使いますので、肉体労働とは違った疲労感があります。
頭にも「体力」がありますので、例えばその日にあまりにも判断することが多いとすぐに脳が疲れて判断力が落ちます。
ちなみに、「今日はどんな服を着ていこう」と悩むだけでも判断力を使っています。
こうした事態を避けるため、わたしは「私服の制服化」をしています。
朝に「どれを着ていこうか」と悩むことを避けるためです。
同じ服であれば悩むことはありません。
これはスティーブ・ジョブズやマーク・ザッカーバーグなどもやっていて、多くの人が取り入れていますよね。

さて、熊野古道のガイドはこの「肉体労働」と「精神労働」の両方を使う、結構特殊な領域の職種だと考えています。

熊野古道を歩くことで体力をもちろん使いますし、道中での説明やお客様からの質問に対する応答や危機管理で精神(頭)も使います。
体力もただ「歩くだけの体力」があればいいというわけではなく、「そのコースを余裕を持って歩くだけの体力」が必要です。
いっぱいいっぱいの体力しか持ち合わせていない人は自分のことで精一杯になりますので、お客様の安全やペース配分などに配慮する余裕が生まれません。

たとえばペース配分で言えば、速く歩く分にはほぼ問題ありません。
お客様にとってそのペースが速ければ遅れてくるからです。
そんな時はこまめにお客様の様子を伺いながら余裕を持って歩くことができます。

問題は逆の場合です。
自分では限界のペースであっても、お客様は「もっと早く歩きたいのに」と思っているかもしれません。
極端な話、滝尻王子から剣の山まで通常1時間かかるところを30分弱で上ったことがあります(これはやりすぎですが)

しかし、これとは逆に、話すポイントでもないのに自分は上りが苦手だからといって必要以上に一息つきまくりながら歩けば、お客様は余計に疲れてしまいます。

体力はあるに越したことはありません。

現在、ガイドの仕事がほとんどない中ですが、ここで何もせずに過ごすのではなく、この期間に体力を上げておく必要があると思います。
また、今まであやふやだったところを徹底的に研究するのもいいと思います。

今だからこそできることがあります。
それを自分なりに見つけて、常に刀を研いでおくといいと思います。

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