
先日、道湯川橋~発心門王子の間で現場研修を行いました。
当初は小広峠からの予定でしたが、折からの大雨と雷で予定を急遽変更し、午前中は座学、午後からはコースを短縮をしました。
岩上峠を上っている最中、「事件」は起きました。
一人の参加者の上着にヤマビルがついていました。
肌に吸い付く前だったので難を逃れましたが、参加した全員がその後襲われ、パニックになる参加者も。
ガイドとしてはこれくらいのことでうろたえることはご法度ですが、あの容姿では無理もないか(笑)
よく「枝の上で獲物が来るのを待っていて、近づいたら落下する」と聞きますが、この日はそれもあったでしょうが、メインは地面からでした。
地面をよく見ると、「ピン」と立ってあたりを探している様子を見ました。
厄介なのは、靴をズボンの裾で覆っていても、その隙間から侵入してくることです。
私は以前それでやられたことがあります。
その時は、姿を確認できませんでしたが、今回は何度も確認することができましたので間違いありません。
以前の記事はこちら↓
仮に噛まれたら、その時は痛みは全くありません。
やつらは血が固まらないように「ヒルジン」なる物質を出しながら吸血します。
「満腹」になれば自然に離れて落ちてしまいますが、そのあともしばらく血が止まらないので、結構血まみれになります。
その後、数日間激しいかゆみに襲われます。
これがしつこくて厄介でした。
ただ、唯一の救いは感染症がないということです。
蚊であればジカ熱、デング熱、日本脳炎などの感染症を引き起こす可能性がありますが、ヒルはそういった感染症の報告例がありません。
まれに傷口の細菌から感染症を発症するようですが、ヤマビル由来ではありません。
これまでは、お客様には「熊野古道にはヒルはほとんどいません」と言っていましたが、今後はその説明も変わってきますね。
特にこの区間での降雨時には注意が必要です。わたしが以前やられた区間もここです。
やつらは普段は落ち葉の下などに身を潜めていますが、湿度が上がると活性が上がるようです。
ヤマビル対策
吸い付かれたときの対策としては、アルコール、火気、塩などが有効とのこと。
ただし、塩をふりかけた時、それがトレッキングシューズにかかった場合は傷む可能性があるので、なるべく早い段階で塩を洗っておく必要があります。
予防としては、虫よけスプレーなども有効ですが、2~3時間で効果が消えるらしいので、こまめに散布する必要があります。
こちらのサイトが詳しいのでご参考に。
ヤマビルにご注意を
