
今回は、政策コンサルタント・室伏謙一氏の「SDGsが蒸気ローラーのように世界を破壊する」というお話からです。
参考にさせていただいた記事はこちらです。
https://amzn.to/3t9sQTh
もはやSDGsという言葉を聞いたことがないという人がいないくらい、この言葉が世間に浸透してきました。
多くの企業もSDGsのシンボルマークやロゴを誇らしげに使い、自ら関連する取り組みを宣伝したりしています。
若者たちも、SDGsに掲げられた目標を達成する活動をしたり、主張をしたりしています。特に、スウェーデンの少女活動家の影響が強いのか、温暖化問題を中心とした環境問題に、彼らの関心が集まっています。
そもそもなぜ、SDGsの概念が生まれたのか、また、その本質は何なのか等について冷静に検証される事無く、概念や言葉だけが突っ走っているというのが我が国における現場であるといっていいでしょう。
そこでSDGsについて再考するとともにその真意、正体について考察を加えていきます。
SDGsとは何か
「SDGsとは何か」と聞かれた時に単に「sustainable development goalsです」とか、「持続可能な開発目標です」と答えるだけでは、それは単に同じことを言っているだけで答えになっていません。
その語源から紐解いていきます。
「sustainable」の「sustain」の語源はラテン語の「持ち上げる」などの意味の「sustinere」であり、英語としても単に「持続する」というのではなく「持続するようにする」という意味であり、「sustainable」は「持続させるようにすることが可能」ということで、多分に能動的な意味が含まれています。
「develop」の語源は17世紀のフランス語の「developper」であり、もともとは古フランス語で包むことを意味する「voloper」の反対語です。
要するに「包みを開ける」ということであるから、「新しく開く」という意味で「開発」という日本語を当てはめるのは妥当なように思われますが、一方で英語としては成長という意味で説明されることの方が多いようです。
なので、「成長を持続可能なものとするための目標」とした方が、より正確にその意味や意図を反映していると言えるのではないでしょうか。
一方で、持続可能にするのには、そして何を持って持続可能であるとするのかには特定の意図が働いてきます。
この辺りに疑問を持つことにSDGsなるものの本質、正体があるように思われます。
そのことは、当然のことながら持続可能な開発目標という、よく考えてみると言語明瞭意味不可解に置き換えられた日本語表現からは読み取れません。
