実際の熊野古道ガイド業務における注意点①

今回は、何回かにわたって、実際に熊野古道でガイドをする上で特に注意すべき点についてお話をしていきます。

エージェントなどと詳細の打ち合わせ・確認をして問題がなければいよいよ当日の案内です。

まずはお客様に会うまでについてお話します。

集合場所まで

終了地点に車を置いておく

集合場所は、お客様に土地勘や交通の知識もないことから、宿でお会いすることが多いです。
可能であれば、案内が終わってからお客様が当日泊まる宿の近くに車を置いておき、バスで待ち合わせ場所まで行くことが望ましいです。

その理由として2つあります。

1.案内後、お客様を宿までお連れすることができる

2.帰りのバスの心配をしなくてもよくなる

 

1についてですが、お客様が一番不安に感じるのが、公共交通機関を利用して目的地に行かなくてはならない時です。

たとえば、案内後に本宮大社前からバスを利用して湯の峰温泉の宿に向かう場合、どこのバス停で降りるのか、また、降りてからどのようにして行けばいいのかお客様は不安です。

そこで、ガイドが一緒にバスに乗り、バスを降りてから宿までお連れできればお客様としても安心して一日を終えることができます。

次に2についてです。

熊野ではバスの運行頻度が低く、便にもよりますが大体1時間から1時間半に1本という割合です。
仮に14:50発のバスがあったとして15:00に案内を終えた場合、次のバスまでは約1時間待たなくてはなりません。

車を解散場所に置いておくことで、こういった事態を防ぐことができます。

集合時間の20分前には到着していること

バスを利用して行く場合は無理な場合がありますが、車で集合場所まで直接行く場合には、最低でも20分前には現地に到着していることが望ましいです。

理由は2つあります。

1.時間的余裕を持つことにより、気持ちに焦りがなくなる

2.不測の事態が起こった際に対応できる

1についてですが、時間ギリギリに家を出ると、少し遅い車があったりしたらイライラしたり、信号待ちが長く感じたりという経験があなたにもあるかと思います。
時間に余裕を持って出ることにより、そういった焦りがなくなります。

時間ギリギリに待ち合わせ場所に行くことは、精神的な焦りを引きずったままガイドに出る可能性があり、その時点で精神は疲れてしまっています。

余計なことで神経を使っていては、案内する時に「神経の貯蓄」がなくなり、細部に注意が行き渡らなくなる可能性がありますので、時間には余裕を持って行くことをオススメします。
人間、神経や決断に使える量(頭を使うことができる量)が決まっているそうです。
「体力と同じ」と考えていただければ分かりやすいかと思います。
それを無駄なところで使ってしまわないようにしたいものです。

次に2について。

なにか忘れ物をした時、近くであれば取りに帰ることもできます。
また、予期せぬ工事などで片側通行になっている場合がよくありますので、そういったことを踏まえた上で家を出るようにしておきたいところです。

これはさきほどの1にもつながることですが、遅い車があるということは十分に想定されます。
ガイドでさえ「遅い車が前を走っていて」と言い訳をする人がいますが、それは自分の意識が足りないということを自ら公表しているようなものです。

今回は、集合場所までについてお話しました。
明日はお客様に会うまでと実際に会ってからについてお話をします。


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