目先の少額を取るか、長期的利益を取るか

寒い日が続きますね。

わたしは年末に体調を崩してしまいました。

シーズンが終わって気が抜けたんでしょうね。

さて、今日は「目先の少額を取るか、長期的利益を取るか」のお話をしたいと思います。

みなさんの中で、どのガイド団体に入ろうか考える時に、入会金と年会費を考慮に入れる方がいらっしゃるかと思います。

うちの入会金はともかく、年会費については決して安くはないと思います。

ただ、入会基準を単に「こっちの方が安いから」と考えるのは必ずしも得をするとは限りません。

仮にガイド団体のA年会費を12000円、ガイド団体Bを3000円としたとします。

そして、いずれも年度変わりを3月とし、年度が変われば新たに年会費を納めなくてはならないとします。

これだけを見るとBの方が得だと感じるかもしれません。

しかし、この場合はどうでしょう?

Aは年度の途中で入会すれば月割計算、Bは年度中のいつ入会しても3000円。

仮に1月に入会すれば、Aは2000円、Bは3000円となりますよね?

「でも、年度が変わればAは12000円を払わなくてはいけないのではないか?」という声が聞こえてきそうですね。

今年1月に入会したとすると、来年3月までの年会費は、

Aは2000円+12000円=14000円

B=3000円+3000円=6000円

が必要となり、その差額は8000円です。

では、次に年間に現場研修がAB各5回あるとします。

Aに入会すれば研修費用が無料、Bは1回ごとに2000円必要とすると、Bの場合すべてに参加すればそれだけで年間1万円が必要になるので、年会費を足した年間費用は

A=14000円

B=16000円

ここでBの方が2000円高くなってしまいます。

「でも、研修に出なければその金額は必要ないですよね?」

という声がまたしても聞こえてきそうですが・・・

プロによる現場研修は絶対に必要ですし、実際にお客様を案内できるようになるまでは相当時間が掛かる上、経験値の少なさはそのままガイドスキルに直結します。

もちろん研修でもある程度のスキル向上は望めますが、研修ばかりでは頭でっかちになるばかりで、現場で必要な対応能力は磨かれません。いろんな人間がいるように、お客様も千差万別で様々な対応が要求されますし、質問も似通ってはきますが、この3年で述べ300回以上の経験がある私でさえ、お客様からの突拍子な内容の質問に悩まされる時があります。ガイドはただ単に説明ポイントで流暢に説明さえできればいいというものではありません。研修と実践は別物です。

また、依頼件数を増やそうと考えているなら、案内できるコースを増やすことが必要になってきます。そうなると、現場研修をその分多く受ける必要があります。

さらに、1件1万円の仕事の依頼件数が、Aは年間10回、Bが年間3回だとするとどうでしょうか?

こういったことを考えると、目先の年会費の安さだけを基準に考えることは危険だということです。

ですので、入会される際には入会金・年会費と合わせて、研修にかかる費用、仕事の依頼頻度、ガイドの依頼方法なども考慮に入れ、長期的・総合的に考えたらどうなるか?を考慮に入れるといいと思います。

「入会はしたけど、ほとんど仕事が回ってこない」ということがないようにしてくださいね。

特に、同じエリアで同じような活動をしている団体に入会すれば、「鞍替え」は非常に難しいと思います。

以上をよく考えた上で入会するようにしてくださいね。

あ、ちなみに、上記の設定金額は、分かりやすいように設定したものなので架空のものです。うちの年会費は12000円ではありません(笑)

p.s.

Mi-Kumanoでは、同じエリアで、日本語以外の言語で、同じような活動をする団体との掛け持ちは禁止しています。当たり前ですよね?

ただし、性質やエリアの違う団体、たとえば日本語の語り部団体、ジオガイドの団体、高野山で活動している団体や他の通訳案内士の団体などとの掛け持ちはOKです。どうも勘違いされている方がいるようなのでお知らせしておきます。

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