ウイグルについて⑧

自治権のない自治区

中共の2つの「宝」

中共は「2つの宝」をもってウイグル人を支配しました。

それは「嘘」と「武力」です。

当時様々な民族が対立していた中にあって、どのようにこれらの民族を治めるかということをチャイナは考えていました。
そこで、レーニンの「民族自決権」を利用することにしました。
この場合の「自決」とは自殺のことではなく、他からの指図は受けずに自分で決定処理することをいいます。

この「民族自決権」をエサに、東トルキスタン、チベット、内モンゴルの人たちを騙します。

日中戦争が終わったあと、中共は「国民党軍はウイグル、チベット、モンゴル人を弾圧するが、中国共産党は弾圧しません」「国民党と違って中国共産党は、民族自決権を尊重します」と言ったそうです。

しかし、当時はすでに「ウイグル省」であり、チャイナの一部であったことから、「省」とつけると民族自決を認めると言っていたことが嘘になるので、その嘘をごまかすために「自治区」という隠れ蓑を使って支配を続けます。

1948年、内モンゴル自治区が出来た後、ウイグルも自治区にしてあげようという中共からの働きかけがありました。
しかし、当時のウイグル人たちはこの提案を拒否します。
その当時のウイグルにおけるウイグル人の人口比率は80%を占めており、約半数が漢人である内モンゴルとは違っていたことがその要因です。
彼らは、ソ連型の加盟共和国という形を望みます。

中共も、いきなり強権を行使するということはしませんでした。
なぜなら、人口的に不利であったことと、東トルキスタン国軍の力がまだ残っていたからです。

その後1955年、新疆ウイグル自治区が誕生します。

この時、ウイグル人たちは喜んだといいます。

それまでは政界のトップはすべて漢人が占めていましたが、ウイグル人が自治を行うことができると思ったからです。
中共は他にもたくさんの「自治権」を与えると約束をします。

◯自国で選挙ができ、自分たちで役人を決めることができる

◯民族の言語と文字を使い、発展させる


◯公務・行政には民族の文字が使われる

◯民族の言葉で学校教育が行われる

◯新聞・出版・ラジオ・テレビをすべてウイグル語でできる

◯信仰の自由が保障される


◯衣食住の習慣に国家は干渉しない

◯貿易は自由に行ってもよい

他にもありましたが、これだけの条件を並べられると、今まで弾圧されてきた人たちにとっては嬉しくないはずがないでしょう。

しかし、ここから少しずつ締め付けを行います。
いわゆる「茹でガエル」状態にして、気づいたら手遅れだったという状態に持っていくわけです。

今では学校でのウイグル語の教育は時間をかなり制限されており、中国語の比率の方が高くなっています。
すでに内モンゴルでもそのようになっており、将来的には中国語に駆逐され、自国の言葉が失われることになるでしょう。

また、「自治」とは言っても結局はすべての組織の上に中共が居座っており、中共のいうことを聞かなければ更迭や処刑されます。
例えば、教育委員会などは教育長はウイグル人ですが、その上に「共産党組」というものがあり、彼らは漢人です。
教育長は、共産党組の言うことを100%受け入れて下部に指示を出さなければならないため、自治とは言えない状態になっています。

また、教育委員会だけではなく、政治・経済・科学・文化など、あらゆる組織の上に中共があり、その指示に従って動かなければならない仕組みになっています。

チャイナに「国会」はない

日本のマスコミもひどいです。

全人代のことを「日本の国会にあたる」などと言って報道をしていますが、あんなものは茶番です。
日本の国会議員は、日本の国民が選んだ「国の代表」ですが、全人代のそれは中共が指名した人に立候補をさせ、茶番選挙を行って「選ばれた」人間が会議のようなことをしているだけなので、国民が関与することはありません。

・・・まあ、与党の揚げ足取りばかりして、本来議論すべきことをまったくしていない「国の代表」がいる野党は腐りきっていますがね。

与党内でも売国奴がいるのでどっちもどっちですが。

植民地には独立の権利がある

国連では「植民地にされた民族には独立権がある」としています。

チベット、ウイグル、内モンゴルは中共によって支配・搾取されている「植民地」です。
現在では、上海、河南省、広州でも独立運動が起こっているそうです。
上海の民族党は「上海はチャイナの植民地だ」と主張をしているそうです。

そういったところが「独立」を掲げているのであれば、チベット、ウイグル、内モンゴルはもっと独立を主張する権利があります。

とにかく、一党独裁では自治はあり得ません。

仮に日本が同じような支配を受けたならば、「自治」なんてことは絶対にあり得ないことを、彼らは身を持って教えてくれています。

「嘘」をついて接近してきたあとは手のひらを返して「武力」で押さえ、支配するのが奴らの手段です。
中共に騙されないためにも、逆に「中共を知る」ということが必要なのではないでしょうか。

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