1月8日は3つの峠越えをしてきました。
湯川駅に駐車をし、紀伊田原駅に向かいます。
湯川駅は始めて利用しましたが、近くに海水浴場が見えてきれいな景色が広がっていました。

紀伊田原駅を10:30に出発し、まずは木葉神社でお参り。
このお社には社殿がなく、白石を積み上げたものが御神体です。
木葉神社は田原地区の氏神さまで、主祭神は木花咲耶姫(このはなさくやひめ)様です。
木花咲耶姫様と言えば、記紀の中では大山祇命(オオヤマズミノミコト)と結婚し、一夜にして身ごもったため、大山祇命は「一日で子を身ごもるはずがない」と疑ったため、その疑念を晴らすため自ら産屋に火を放ち、その中で鵜草葺不合命(ウガヤフキアエズノミコト)を出産したというお話があります。
鵜草葺不合命は神日本磐余彦尊(神武天皇)の父にあたるお方です。
その木花咲耶姫様の故事にちなみ、木花咲耶姫様を祀る神社では、安産祈願のお参りが絶えません。
こちらの神社でもその例にもれず、格子状の扉にはたくさんのよだれかけがかかっています。
木葉神社を出発してからは、しばらくアスファルトの道を約4km歩きます。
この4km、結構長く感じます。
上田原生活改善センターから少し歩くと、いよいよ絶景の八郎峠です。
上りもありますが、ところどころは尾根道になっており、状態のいい道が残っています。

大辺路の魅力は中辺路ではあまり見ることができない自然林が多く残っていることです。
植生が豊かで、鳥のさえずりもよく聞こえます。
頂上までに開けたところがあり、ここからの景色もきれいです。

しばらく眺めのいい尾根道を進みます。
正面に見える山が八郎峠のようです。


峠までもう少し。
ここがこの日最大の難所です。
・・・雨の日は無理だな。

ここを登ると「ご褒美」が待っています。
頂上からは360度見渡せます。
太地、勝浦、新宮、阿弥陀寺の「卍」まで見えます。
写真は太地方面を臨んでいます。
ここでのお弁当はまた格別です。

360度見渡せるため、帰り道も絶景を見ながら下ります。
しかし足元には十分注意です。

以前、大辺路刈り開き隊の上野さんから、八郎峠の下にトンネルを掘る工事が始まると聞いていましたが、すでにその工事が始まっており、景観が思いっきり変わっていました。
工事中ではあるものの、現場の脇には歩行者用の通路があるため歩いて通り抜けることができます。

市屋峠、ニ河峠を越え、湯川駅に戻ったのが16:30。
距離にして約15kmでした。
少し健脚向きかもしれませんが、大辺路では数少ない、状態のいい古道を多く歩くことができるいいルートだと思います。
