
今日は渡瀬裕哉さんのお話からです。
日本人で生命保険に入っている方は、死亡保障を目的で入っている方が多いですが、掛け捨ての保険はもったいないとおっしゃる方が多いと思います。
どうせだったら増やしてお金が返ってくるといいな、という思いで入られると思います。
学資保険などはその最たる例でしょうね。
でも、そういった保険に入っている方に、だいたい年利はどれくらいか聞いてみると、それに対して回答出来ない方が多いです。
円建てであれば、保険会社の方が「年利1%ですよ」とか「1.5%ですよ」とか言ってくれると思います。
しかしそれは、予定利率というものです。
保険会社は、お客様から預かったお金を、1%~1.5%で運用しることを約束しますが、そこから死亡保障にかかる費用や、保険会社の運営にかかる費用とかを引かれると、実際の利回りは低いのです。
それで計算をすると、だいたい1%を切ります。
また、持ち家の方はたいてい住宅ローンを組んでいますが、その利息は生命保険の利回りよりも高い金額で借りている方が結構います。
最近だと、米ドル建ての保険に加入している方も多いと思います。
ドル建てであれば3%の利回りがあるといって、ドル建て保険に入る方もいますが、実際の利回りを計算すると1%を切っているものが多いそうです。
そういった保険に入られている方に、一度注目していただきたいのは、ドル建てで一番安全な運用は何ですか?ってことです。
ドル建てで一番安全な運用は、アメリカ国債です。
このコロナ禍で利回りは下がってはきていますが、すこし前だと、米国債10年もので2%どころか、3%以上の利回りがありました。
保険商品であれば、途中で解約すれば元本割れします。
リスクを取っているのは、明らかに保険商品です。
日本では、比較対象が円建ての保険商品であることから、ドル建て保険に入って満足されている方がいます。
結果的に何が起きているかというと、日本の富が、外資系の金融機関を通じて海外に流出しているかもしれないということです。
残念ながら、保険会社の方も、米国債の買い方・売り方を知らないという方が結構いらっしゃいます。
保険というのは金融商品であり、日本では銀行の利息を比べてお得感を出してはいますが、その利回りは決して良くないということです。
海外では、こういった金融に関する知識について小さいうちから学ぶため「金融リテラシー」を備えています。
日本ではそういったことを一切教えないため、今は外資系企業の「いいお客様」になっているということを知っていただけたらと思います。
