今回は「アワウタ」についてです。
アワウタとは、「ホツマツタヱ」や「ミカサフミ」に書かれている、48のそれぞれ違う文字を、重なることなく五七調に整えた歌のことです。
ホツマツタヱについてはこちらの過去記事もご参照ください。
ホツマツタエ~神話のルーツ~
アワウタを歌うだけで心身が健やかになり、病にならずに長生きできると言われており、不思議な力が宿る歌と言われています。
ふぬむえけ へねめおこほの
もとろそよ をてれせゑする
すゆんちり しゐたらさやわ
ヲシテ文献とは
本来は「ヲシテ文字」という、漢字伝来以前から日本に存在していたと言われる文字によって書かれており、神代文字(かみよもじ・じんだいもじ)といわれています。
ヲシテ文字は、◯や▢や△などに点や線などを法則に従って組み合わせた文字です。
このヲシテ文字で書かれた書物を「ヲシテ文献」といい、現在は3つ伝わっています。
その3つとは「ホツマツタヱ」「ミカサフミ」「フトマニ」です。
中でもホツマツタヱは古事記・日本書紀の原型になったのではないかと言われています。
ミカサフミは、ホツマツタヱと対とされるもので、ホツマツタヱの解説書という位置づけのようです。
フトマニとは、ヲシテ文字を円盤状に並べた「フトマニ図」を使って吉凶を占うもので、後に天照大神(アマテル)によって、これを元に128首の歌(モトラツタエノフミ)が編纂されました。
アワウタが編み出された経緯
初代アマカミ・クニトコタチの御子である「ト・ホ・カ・ミ・エ・ヒ・タ・メ」の8人のうち、「ト」の家系が代々アマカミ(現在の天皇にあたる地位)を継承していましたが、6代目に当たるオモタルの時にその血筋が途絶えてしまいました。
そこで、「タ」の家系であるイサナギとイサナミが7代目を引き継ぎます。
「タ」の家系は主に東北地方(ヒタカミ)で「ト」の一族を支える左大臣(ヒタリ)の役割であったそうです。
その「タ」の一族の直系であったことから、「タ」のカミ(神)を「結ぶ」=「タカミムスビ」という役職を代々継いでいました。
その5代目タカミムスビにあたるお方が「トヨケオオカミ(豊受大神)」です。
豊受大神は伊勢の神宮の外宮の主祭神です。
6代目アマカミ・オモタルの後、アマカミ不在のために国の統治もできなくなり荒れてこの頃に、トヨケオオカミは「フトマニ図」を作り、人々は初代クニトコタチの子孫なのだから、「人類みな兄弟」という教えを広めていきました。
これには「ト」の直系でなくてもいいですよという意味も込められていたようです。
ただ、フトマニ図だけでは分かりにくく、人々には親しみにくいため、イサナギ・イサナミはこのフトマニ図を用いて48文字を用いた「アワウタ」を編み出しました。
アワウタを日本語の基礎に置くことで、これを口ずさむだけで天地開闢(かいびゃく)から現代にいたるまでの、神々の恩恵やご先祖さまの想いに触れることができるとしたようです。
今回はこちらの動画からその内容をご紹介しました。
他にも、ヲシテ文字の意味と構成、アワウタを五七調にした理由、アワウタの意味、「アのアワウタ」と「ワのアワウタ」についてなどの解説があります。
アワウタの意味については、一回見ただけではなかなか理解が難しい部分もありますが、内容が濃く全編を通して非常に勉強になりますので、是非、全編ご覧ください。
みなさんも、アワウタを唱えてみてはいかがですか?
