
今日はひらがな・カタカナの起源の続きです。
前回の記事をまだ読まれていない方はこちら。
ひらがな・カタカナの起源
カタカナは主にお寺の僧によって漢字の一部を取る「省筆」で生まれたのに対し、ひらがなは女性が文学を読み書きするために漢字全体を崩すことによって生まれました。
ひらがなが生まれる前は「波流佐米」と書いて「はるさめ」と読むなど、漢字の意味を無視して単に音に合わせて漢字を当てていたため、こういった漢字の羅列が続くと、意味を取ることが困難でした。
こういったことから、先人たちは知恵を絞って「意味をなす漢字は大きくし、表音文字にあたるものは行を少し外して横に小さく書く」という記述が今昔物語に書かれているそうです。
そんな「紆余曲折」から生まれたのが、ひらがなでした。
なので、平たく言うと、ひらがな・カタカナは「発生源が男性と女性」ということになります。
また、仏教由来でもあり、当時の公的文書は漢字とカタカナ表記であったため、カタカナの方が権威があるとされていました。
また、漢字でモノを書いたり漢字の書物が読めたりすることは、中世ヨーロッパのラテン語と同じような位置づけであり、「知識人」としてエリート扱いされていたため、男性は特に漢字でモノを書くことをすすんでしていたそうです。
そういえば、藤原宗忠の中右記や、藤原定家の熊野御幸記などは漢字表記ですよね。
昨日の内容と重なりますが、漢字から省筆によって生まれたカタカナは、例えば「か」だけでも何種類もあったため、1900年に明治政府が「通用体」として、それ以外を「変体仮名」とし、「ひとつの音に対してひとつのカタカナ」と取り決めました。
「日本に文字はなかった」という謎
さて、ひらがな・カタカナがどのような経緯で生まれたのかはわかりましたが、それでも謎は残ります。
最近では三内丸山遺跡や吉野ヶ里遺跡などで高度な文明の跡が発見されています。
谷山先生のお話では、文字を持った言語を使用していた国が高度な文明をもったもと聞きました。
では、縄文・弥生時代の高度な文明を持った日本には、本当に文字はなかったのでしょうか?
文字なくしてどうやって巨大な神殿を造り得たのでしょうか?
本当に文字を持っていなかったのであれば、大和言葉である「読む」「書く」という言葉がなぜあるのか?
日本書紀には「一書に言う」という言葉が頻繁に出ていて、どこかの書物から引用されているのに、「文字はなかった」と言えるのか?
古事記が一応日本最古の書物ということになっていますが、古事記の編纂が712年、日本書紀は720年ですので、このたった8年の間に文字が一斉に日本に広がったり、あるいは一斉にあちこちで歴史書が書かれたとは考えにくいです。
「日本に文字はなかった」と考えるよりも、日本書紀の指す「一書」が発見されていないだけと考える方が理にかなっているように思えます。
歴史は常に勝者によって書き換えられます。
勝者にとって都合の悪い歴史はこの世から抹消されてしまいます。
「見えないから信じない」「見つかっていないからそれはなかった」という考え方は「電波は見えないから存在しない」「遺跡が見つからないから文明はなかった」という安直な考え方と同じだと思います。
現に遺跡は私が子供の頃と比べればどんどん見つかっており、歴史の教科書がそのたびに書き換えられていますよね。
詳しくはこちらをご参照ください。
日本に文字は存在していた?
「日本に文字はなかった」に反論する理由
私がここまで日本の古代文字について言及するには大きな理由があります。
「日本には文字がなかった」→「文明の進んだ中国から漢字を輸入し文字を発明した」→「なので日本は中国より遅れている国だ」→「中国は偉大だ」
という、日本を蔑んだ発想が起こり、いまだにその歴史観から抜け出せないために親中派の議員が政界にはびこる結果となってしまってはいないかということです。
日本にははるか昔から高度な文明があり、文字もあったということが解明されれば、日本人としての誇りを持つ人が増え、結果的に中国に寄りかかっていくような人がむしろ少数派になると思います。
ヲシテ文字の存在
現に、なぜか「なかったこと」になっているヲシテ文字の書物「ホツマツタエ」が見つかっていますし、神社でも今のひらがな・カタカナとは似ても似つかない文字で書かれた木簡なども見つかっています。
今回お話した、お寺でしか通じないカタカナがあったように、その地域でしか通じない文字が存在していたのではないかということは想像に難くありません。
神社はその地域の拠り所です。
その神職さんが文字を発明し、地元の庶民に広めた・・・なんてこともあったかもしれませんね。
いずれ「日本には高度な文明が存在し、文字も発見されている」と、歴史の教科書が書き換えられることを願って止みません。
ヲシテについては、こちらの記事をご参照ください。
ヲシテの「あいうえお」と空風火水地
古代史 ホツマツタエについてはこちらの記事をご参照ください。
ホツマツタエ~神話のルーツ~
