熊野古道伊勢路 ヨコネ道・三木峠・羽後峠~曽根次郎坂・太郎坂②

ようやく熊野古道伊勢路 ヨコネ道・三木峠・羽後峠~曽根次郎坂・太郎坂第二弾です。

12:45 賀田駅通過

今回は賀田駅で終わりではありませんので、通過のみです。
写真奥の坂道を上れば駅だと思います。

白と赤の四角(以下、「赤白」)を頼りに進みます。

ん?矢印が出てるけど、そこでは曲がれません。
赤白で曲がると矢印を発見。

写真では見にくいですが、向こうの橋あたりの石垣に看板が刺さっています。
ここを渡ると・・・
しばらく民家の間を歩きます。

民家の間を抜けると、再び道路に出ますが、道標がありません。
大きな木が視界に飛び込んできました。

クスノキです。

「神社がある」と直感。
やはりそのとおりでした。

13:05 飛鳥神社

飛鳥神社でした。
新宮の阿須賀神社の末社なんですね。
御祭神は速玉男命と事解男命。
ホツマツタヱでは、イサナギ・イサナミの仲人をされた方々です。
仲人お二方が祀られているのは面白いですね。
ちなみに、速玉男命が最初に二人の仲を取り持つことになりましたが上手くいかず、事解男命に引き継いで成功しました。

境内は巨木が覆い、荘厳な雰囲気を醸し出していました。
素晴らしいお社でした。

向かって右が杉(樹高39m, 幹周り6.8m)左がクスノキ(樹高35m, 幹周り7.3m)
境内のクスノキ

飛鳥神社の前で、手前と奥に道が分かれています。
神社のすぐ前の道ではなく、「奥の細道」へと進みます。
赤白を頼りに歩きます。

ここを左折で再び国道に出ます。
ほどなくトイレがあります。
峠に備えてここでトイレを済ませます。

13:30 曽根次郎坂・太郎坂入口

「甫母峠」へと進みます。
曽根次郎坂・太郎坂のことです。
杖が置いているということは・・・
嫌な予感がします。

「足元の コケにやさしく 次郎坂」

うまいっ!
はい、優しくするよう心がけます。

甫母峠は、646年~1582年の936年に渡って、紀伊国と志摩国の国境であり、曽根次郎坂・太郎坂の次郎は「自領」、太郎は「他領」から由来するそうです。
「なんで『太郎・次郎」ではないのだ?」と思っていましたが、自領から先に言うことを考えれば当然ですよね。

ここにも猪垣があるようです。
当時江戸幕府は猪垣を奨励こそしていたものの、資金面での援助はなかったそうで、篤志家や地元の負担が大きかったようです。

番号道標登場。
全部で39です。

いよいよ上ります。

途中に石切場跡(確認はできませんが、立て札があります)があり、約350年前、江戸城本丸中之門修復の際に、ここの石が献上されたらしいです。

やはり石畳がきれいです。
コケに優しく・・・

13:55 行き倒れ巡礼供養塔

行き倒れの方の供養塔がありました。
曽根次郎坂・太郎坂には他にも甫母峠と二木島町への下りにあるとか。
やっぱり難所やん。

14:00 一里塚跡

一里塚跡の看板がありました。
ここの一里塚跡は「よく形状を留めている」と書かれていましたが、このことでしょうか?

クジラ石が見えてきました。一里塚跡から約10分です。
逆方向から。確かにクジラに見えます。

14:25 甫母峠

甫母峠到着です。
番号道標は13番。
ここで、絶え間ない雷の音を聞きながら15分休憩をしました。
すみません、写真を撮るのを忘れました。
この辺りから雲行きが怪しくなり、いち早く下山するため写真の数が激減します。

14:45 楯見ヶ丘

ここからは素晴らしい眺めが見えます。
ポッカリ浮かんでいるような所が、おそらく楯ヶ崎だと思います。

曽根次郎坂・太郎坂は、「上って下る」を結構繰り返します。
今までの伊勢路の峠のように、一旦上ればあとは下りというものではなく、下りに入ったので「もう上りは終わりか」と思えばまた上る・・・これが精神的なダメージを蓄積させていきます。

例えば、甫母峠で「上りは終わり」と思いきや、そこからさらに上ります。
次に下りに入るので、「これから下りや」と思いきや、また上りが出てきます。

長い下りの途中で時折雨が降るようになりました。

猪垣があり、案内板によると、近くに「猪落とし」と呼ばれる落とし穴があるそうですが、とにかく早く下りたいので先を急ぎました。

巡礼供養塔の説明看板。
この巡礼者は17歳の若さで行き倒れたそうですね。
ほんと、「涙を禁じえない」です。

二木島側の曽根次郎坂・太郎坂の案内板。

「最初のきつい登りを過ぎると、あとは杉、桧の人工林の中をゆるやかなアップダウンが続き、尾根道を中心に快適なハイキングが楽しめる」

と書かれています。
過去に3人も行き倒れている峠が快適なんですかね???

まあ、当時の巡礼者は、ここだけを越えて終わりではなく、今回の私たちのように一日で複数の峠を越えて行ったからでしょうけどね。
今回のような三木峠・羽後峠+曽根次郎坂・太郎坂のセットは、すこしおすすめ出来ません。

15:55 二木島側登り口

というわけで、ようやく峠も終わりです。
国道311号線が見えてきました。

案内板に沿って進み・・・
二木島の集落を抜け・・・

橋を渡れば二木島駅はすぐそこです。橋を渡って右の建物がトイレ、トイレの上に見える建物が二木島駅です。

16:10 二木島駅

写真は翌日のものですが・・・

ようやく二木島駅に到着です。
駅に到着後、雨足が激しくなってきました。
急いで正解でした。
というか、雨よりも、絶えずゴロゴロ鳴っている雷が怖かったです。
時折その音が近づいてきましたからね。

タイムスケジュール

賀田駅からは約3時間半でした。

12:45 賀田駅
13:05 飛鳥神社
13:25 トイレ
13:30 曽根次郎坂・太郎坂入口
14:25 甫母峠(15分休憩)
14:45 楯見ヶ丘
15:55 二木島側登り口
16:10 二木島駅


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