
目標を小さくし、成功体験を積み上げる
現在、多くのトレイニー募集をおこなってくれています。
トレイニーは先輩ガイドが実際に案内しているところを見ることができるので非常に学びが多いです。
トレイニーでどのように感じられるかは、みなさんの捉え方次第だと思いますが、まずはその先輩ガイドと同じレベルに一気に行こうとしないことです。
一気に行こうとすると「あぁ、自分には無理だ」という思考になり、成長が止まってしまう可能性があります。
なので、まずは目標を小さく持って、どこにテーマを置くかを事前に決めて参加するといいと思います。
漠然と参加するよりも確実に吸収できます。
何か一つでも学びがあれば、それを自分のガイドに活かすことにより成長します。
説明も同じです。たとえば、
- 杉と桧の違いの説明ができるようになったら、桧皮や材の用途について説明できるようにする(建築材料とか皆地笠とか)
- 桧皮の用途について説明ができるようになれば、原皮師(もとかわし)と桧皮葺職人の説明をできるようにする。
- 原皮師(もとかわし)と桧皮葺職人の説明ができるようになれば、間伐について説明できるようにする。
- 間伐の説明ができるようになれば、天然林と人工林の割合について説明できるようにする。
- 天然林と人工林の説明ができるようになれば、日本における木材自給率の変遷について説明できるようにする。
- 日本における木材自給率の説明ができるようになれば、状態がいい植林とそうでない植林の違いについて説明できるようにする。
歩きも同じです。たとえば、
- 滝尻~高原を歩けるようになったら、次は高原~近露まで歩けるようにする。
- 高原~近露を歩けるようになったら、道湯川橋~本宮大社まで歩けるようにする。
- それができるようになれば大雲取越を歩けるようにする。
- 大雲取越を歩けるようになれば、小辺路にチャレンジする。
そうやって一段一段、小さくてもいいので確実に階段を上っていくように成功体験を積み上げていけば、気づいた時にはかなり高いところまで上って来た自分に気づくはずです。
それは、今後みなさんが後輩を受け入れた時に気づくはずです。
一緒にがんばりましょうね。
そのレベルに到達するかどうかは嫉妬をするかどうか
先ほどの話題の続きになりますが、その先輩の案内を見て自分がどう思ったかを考えてみるのもいいと思います。
たとえば、素晴らしいと思ったり尊敬をするという感情もあるでしょう。
一方で、嫉妬をする時もあるかもしれません。
嫉妬をすることは、一見ネガティブな感情と思われるかもしれません。
もちろん、普段の生活では良くないでしょう。
しかし、ある人のガイドを見て嫉妬するようであればそれは、「自分の手が届く範囲にある」ということです。
頑張れば到達するレベルです。
こう考えると、嫉妬もポジティブに捉えることができます。
では、嫉妬しない状態とは、どういうことでしょうか?
たとえば大相撲を見て力士が豪快に相手を投げ飛ばしたとき、その力士に対して嫉妬するでしょうか?
おそらく「すごいな!」「強いな」「上手いな」で終わるはずです。
間違っても「あいつを越えてやる」「俺ならもっと上手く投げ飛ばせる」とは思わないでしょう。
レベルが違いすぎるからです。
嫉妬するということは、自分もそのレベルになれるということの裏返しです。
私のレベルなんか、どんどん追い越していってください。
少なくとも、皆さんがガイドを続けている限り、その日は必ずやってきます。
あ、度を越して、間違っても先輩を恨んだり、ライバル意識をむき出しにしないようにお願いします(笑)
尊敬しつつ、密かに追い抜きましょうね(笑)
目の前の「壁」は「階段」だった
ガイドをしていると楽しいことばかりではないこともあります。
そもそもガイドも人と人との付き合いなので、合う人と合わない人がいます。
日本人同士でもそうなので、やはりお客様とも性格というか、相性というか、合わない人に当たることもあります。
また、非常に稀ですが、様々な問題が起こり疲労困憊になる場合もあります。
その時、それがとてつもなく高い壁に見えることがありますが、実際に登ってみれば、それが高い階段だったりすることがあります。
そしてその先の階段は、段差が低かったりします。
高いと思っていた壁の前であきらめてしまえば、そこでその人の成長は終わりです。
しかし、登った後にはさらなる成長があります。
神様は越えられない困難は与えないとよく聞きます。
人は生まれて来る時、「自分は魂の成長のために、今世ではこの国のこの地域で、この親の元に生まれて、こういう課題をクリアする」と神様にお誓いしてから生まれてくるとも聞いたことがあります。
「子は親を選べない」ともよく聞きますが、実際はそうではなく、その逆だったりします。
何か壁にぶち当たった時は、自分の成長のチャンスと前向きに捉えるようにしたいものです。
私はスルーガイド2回目にして連日問題が起こり、大変な思いをしました。
しかし、ここで「やめよう」と思わなかったのは、「ま、いっか」という神経の図太さでしょうか(笑)
反省を活かして次回から改善することはもちろん大切ですが、過ぎてしまったことをずっと気にしていても過去は変えられません。
できることは、次にどうするかです。
そこに成長があります。
もし、みなさんが「壁」にぶち当たった時は、このことを思い出してください。
