人に嫌われるには、これをしろ

人に嫌われたり、陰で笑われたり、軽蔑されたりしたかったら、次の秘訣を守るに限る。

「相手の話を、決して長くは聞かない」

「終始自分のことだけをしゃべる」

「相手が話している間に、何か考えが浮かんだら、すぐに相手の話をさえぎる」

デール・カーネギー

ガイドさんは職業柄、おしゃべりが好きな人が多いです。

そのおしゃべりが時に災いしている可能性もあるということをお話いたします。

ガイドは情報を売る仕事です。

しかし、ただ情報を売るだけではオーディオガイドやガイドブックで事足ります。

そこに会話があり、お互いの交流があってこそ、ガイドの価値が発揮され、そこに付加価値が生まれるものだと思っています。

相手の話を決して長く聞かない

お客様が地質の専門家で、その話をしていたとします。

自分には分からないことだらけだったとしても、相手に関心を持って聞くという姿勢が重要になってきます。

なので、「ひたすら我慢強く聞け」ということではありません。

適度に相槌を入れ、時に質問を挟み、お客様の話をより発展させる。

そうすることによって、「この人は私の話を聞いてくれる人だ」となり、こちらの話を聞いてもらえるようになります。

「目は口程に物を言う」と言いますが、聞く態度にもそれは出ます。

たとえば、オンライン会議で自分が話をしている時に、頬杖をしながら聞いていたり、背もたれにもたれて腕を組んで顎を上げて聞いている人がいたら、あなたはどう思うでしょうか?

決していい気はしないと思います。

「私はあなたの話に興味があります」という態度を見せることも重要になってきます。

終始自分のことだけをしゃべる

たまに「うちの子は・・・」といって、延々と自分の子供の話をする人がいます。

「これだけあったご飯をペロッと食べた」とか、

「こんなところは父譲りで絶対に譲らない」とか、

「〇〇にものすごく興味がある」とか、いわゆる「我が子自慢」です。

これも「終始自分のことだけをしゃべる」です。

集合写真で真っ先に探すのは誰の顔でしょうか?

人というものは自分に一番興味があります。

これが同じ子育て世代のお母さん同士であれば、その話にも花が咲くかとは思います。
しかし、他人、それもあまり知らないその子供の話をされても、たいていの人は聞いてはくれますがそれほど興味は持っていません。

人は自分が思っているほど他人の子供には興味を持ってはいません。

ガイドさんでも、お客様に喜んでもらえたという話や、いろんなエピソードを延々と話す人がいます。

もちろん、それは今後自分がガイドをするにあたって役に立つことはあるかとは思いますが、それが10分、20分となってくると、さすがに聞くのも疲れてしまいます。

人が話を聞く集中力が持続するのは3分が限度です。

たいてい、そういった人は人の反応などお構いなしに話します。

以前、ある実験(?)をしたことがあります。

ある人から電話がかかってきたので、「自慢話」が始まったと同時に一切返事をしなければ相手はどういう反応をするかというものです。

その人は、思った通りこちらの相槌は関係なしにずっと話していました。

対面であればおそらくはこうはいかないでしょうが、結局この人は自分の話したいことを話してスッキリすることが目的だったと思います。

途切れることなく延々と話し続け、言葉を挟む隙間すら与えないような話し方をする人は、自分の欲求を満たすために相手の時間を奪っているといってもいいでしょう。

相手が話している間に、何か考えが浮かんだら、すぐに相手の話をさえぎる

これ、よくうちのガイドさんでもやる人がいます。

まだ話をしているにもかかわらず、その話に上から被せて物を言う人。

そんな人は「今聞かないと忘れるから」という言い訳をします。

確かに忘れることもあるかとは思いますが、たとえばそれが会議であればメモを取っておいて、一通りその人の話が終わったら質問をするという形を取ることもできます。

また、話している人の話を最後まで聞いてみないと、その人の言わんとすることが分からない時もあります。

特に日本人は結論を最後に持ってくる傾向にあるので、本当に最後まで聞かないと分からない場合が多いです。

また、自分が質問しようとしていたことが、最後まで聞くことによって解決する場合があります。

最悪なのが、相手の言いたい事を遮って自分の話題に強引に変えてしまう人です。

たとえば、屋久島に行った時に大雨に遭って、下りで滑ってケガをして、ガイドさんや仲間に助けてもらってありがたかったという話をしたかったとします。

「こないだ屋久島に行ったんですよ」

「屋久島と言えば私も一度行った事があります。縄文杉が本当に良くって感動しました。杉と言えば、那智の大門坂にある夫婦杉も私は感銘を受けました。あれって、どっちが男性でどっちが女性か知ってますか?あれは向かって右が男性なんだそうです。何でも、昔は神様を背にして左、つまり向かって右が男性で、神様を背にして右が女性だって言われていたからなんだそうですよ。これは那智大社の神様を背にした場合、向かって右が男性になるんですよ。云々・・・」

もうこれでは「大雨に遭ってケガをした」という話はできなくなります。

これをやっている人が実に多い(笑)

そして、悪いことにそういう人はそのことにまったく気づいていません。

別にその人を直してやろうとか、指摘してやろうとは思わずに、その人の振りをみて「自分はああならないでおこう」と思い、その人を反面教師だと思って感謝しておけばいいと思います。

「相手の話を、決して長くは聞かない」

「終始自分のことだけをしゃべる」

「相手が話している間に、何か考えが浮かんだら、すぐに相手の話をさえぎる」

これらは間違いなく相手に嫌われます。

せめて、気づいた人はこれらのことをしないように心がけておくことが大切だと思います。

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