それ、本当に「出来ない仕事」???

私の仕事道具(プロブロガー)

「あ、すみません、私それ、出来ないんです」という声を、上司の経験がある方なら一度や二度、あるいはもっと聞いたことがあると思います。
もっとタチの悪いのは、頼んでおいた仕事を放ったらかしにされたりとか・・・

もちろん部下も与えられた仕事を拒む権利はあります。
しかし、それが自分の業務量の範囲を超えているとか、不得手な分野なので他に任せた方が早いと思ったからとかなら話は分からないでもないですが、そうでない場合は上司の期待を潰してしまうことになりますので、注意が必要です。

仕事に対する姿勢が大切

やったことをないことをやるのは、誰にとっても不安はありますし、慣れるまで時間がかかります。
また、上司から頼まれた仕事について、その背景の意味が分からないこともあるでしょう。

大切なのは「仕事に対する姿勢」です。
「拒否する権利がある」とは言っても、自分の得意な仕事や好きな仕事ばかりしていればいいなどという会社はまずありません。

「ちょっとやったことがないので、教えてもらえますか?」とか、「一度やってみますが、期限はいつまでですか?」などと言われれば、上司としても嬉しいものです。

「この仕事をする意味が分かりません」は禁句です。

以前のNPO時代にそういう従業員がいて、毎日のように代表とバトルと繰り広げていましたが、側で聞いている方も嫌なものです。

「何で素直に『はい』と言えないのだろう」とか、「何でいちいち意味を知らなければ仕事が出来ないのだろう」と思いながらそのバトルを聞いていました。

こういった不毛の言い争いは、周りの従業員にも悪影響を及ぼします。

上司は部下に見えない様々な案件を抱えているので、仕事の意味をいちいち教えなければ動かない部下は、たとえ頭が切れても「組織のお荷物」です。

まあ、頭が切れることだけを切り取って「あの人は出来る」と言っていたその代表も、人を見る目がありませんが。

「出来ない」?「やらない」?

「出来ない」と「やらない」では、表面から見れば同じに見えますが、中身は全く違います。

今抱えている業務量が多くて、本当にそれができないと思えば「すみません、現在抱えている業務があり、期限までに出来そうにありませんので、すみませんが、他の方にお願い出来ないでしょうか?」と、その時はハッキリ言えばいいと思います。

悪質なのは、始めからやる気がなくて断る、あるいは受けておきながら放っておく場合です。

私は以前、ある業務を従業員にお願いした時に嫌そうな態度を取られましたが、引き受けてくれたので任せることにしました。
表までは作っていたので、あとは機械的に数字を打ち込んでいけばできる簡単な業務です。

私もその時に期限を切らなかったのは悪かったですが、1週間後、とうとうしびれを切らして進捗状況を聞いてみると、何とまったく触っていませんでした。
任せておいても時間がかかると思ったので、結局私がすることになりました。

悪いのはそこからです。

そのまま私に任せておけばいいものを、ネットで調べながらその作業をしていたのです。
「ちょっと面白くなってきて・・・」というセリフとともに。

・・・爆発寸前でした。

その従業員は、やれば出来ることを最初から「やらない」と放っておいた上に、しびれを切らして私がやっている上から同じ作業を、貴重な勤務時間を使ってやっていたからです。

お金と時間の無駄です。

数字を入れて行けばいいだけの作業を、難しそうとか、時間がかかりそうと思ったのか、ずっと放っておいたわけです。

まだか?と言われるようではアウト

無理難題を押し付けてくるような上司以外、たいていの場合は「自分がやった方が早い」と思いつつ、部下に任せます。
人に任せないと、部下の成長もないい上に、自分の膨大な業務が減らないからです。

上司は何も、部下に仕事を押し付けて自分が楽をしようと思っているわけではありません。
企業を成長させるためにたくさんのアイデアを持っていて、それを実行するためには、部下にも出来るような仕事をやっていては、組織の成長がそれだけ遅くなることを知っているからです。

ですから、辛抱強く部下が仕事が出来るのを待っています。

橋本徹さんも、自身の著書に書かれていましたが「あれはどうなったの?」と上司から聞かれるようでは、アウトです。

必要に迫られれば、人は必ず動く

私は、NPO法人Mi-Kumanoから任意団体Mi-Kumanoを立ち上げた時、税務署、ハローワークへの登録、銀行口座の開設方法など、具体的な設立方法は自分で調べました。

また、次に一般社団法人 和歌山地域通訳案内士会を立ち上げた際には、任意団体よりももっと複雑な過程を経て設立しました。
前の記事にも書きましたが、すべて自分で調べて、公証人と何度も定款のすり合わせをして、和歌山市の法務局まで行って設立しました。

また、ホームページ作成に充てる資金もないため、自分で調べて作成しました。
それまでは更新程度くらいしか出来ず、一から作るということは、私にとって始めてのことでした。
見た感じは素人感満載ですが、SEO対策もある程度勉強して作りましたので、今では上位にヒットするようになりました。

ちなみにHPは、「見た目がきれい=検索順位が上がる」ではありません。
素人感満載でも、検索順位の上位に入ることが最初の目標です。
見た目は後からいくらでも触ればいいわけです。

また、将来旅行業取得の視野に入れているため、「国内旅行業務取扱管理者」の資格を一発で取りました(ちなみに合格率は30~40%程度)
総合旅行業務取扱管理者を取らなかったのは、現時点でその必要がなかったからです。

無駄な勉強はしたくありませんからね。
それよりも確実性の高い方を取ったわけです。

人は、必要に迫られれば必ず動く

これが私のモットーでもあります。

先ほどの従業員は、「放っておけば和田がする」という甘えがあったのかもしれません。

上司を見極める目も必要

かと言って、何でも「はい」と言って仕事を引き受けろという話ではありません。

無理難題を押し付けてくるようなパワハラまがいの上司のいる職場は、可能であれば異動して別の部署に配属してもらうように人事にお願いするか、それが無理なような職場であれば、転職を考えてもいいと思います。

無理にパワハラ上司と付き合う必要は、昔の終身雇用が当たり前に時代ならばともかく、このご時世なら、まったくありません。

あなたの上司が「部下を思いやっている上司、あるいは、成長を見据えている上司」なのか「単なるパワハラ上司」なのか、日頃の上司の行動や言動をチェックしていれば、見えてくると思います。

ぜひそういった目も、養っていただけたらと思います。

学びに「遅すぎる」はない

今回は「学びに遅すぎるはない」ということについてお話しようと思います。

あなたは、最近になって何か新しいことを始めましたか?
「50の手習い」という言葉があるように、何か新しいことを始めることは素晴らしいことです。

熊野古道について学び始めたのは2014年から

高野・熊野地域通訳案内士育成の現場研修で、私は講師として偉そうなことを言っていますが、私が熊野古道について学び始めたのは2014年、高野・熊野地域通訳案内士(当時は「特区」通訳案内士)の試験勉強を始めた時でした。

経験でいうとまだ6年です。

それでも受講生の方からは「10年以上の経験があると思っていたような内容だった」と言われることもあります。

法人設立

現在は、一般社団法人 和歌山地域通訳案内士会として法人を立ち上げて活動をしていますが、法人立ち上げに時もかなり勉強をしました。

設立までの手順、揃えなければいけない書類、定款の作成、設立後にしなければならないことなど、時間の許す限り勉強をしました。

行政書士さんなどにお願いすれば、そのへんの手間は省けますが、自分で出来そうだったので勉強して設立しちゃいました。

実際自分でできます。
そんなに難しいものではありません。

エクセル

この期に及んで、今私はエクセルの勉強をしています(笑)
分からないこととググって勉強する日々です。

今までは「必要最小限」のことしか知りませんでしたし、それで十分使えていたのでしなかったわけですが、この新型コロナウィルス(武漢肺炎)のおかげで、事務作業の見直しをする際に、どうしても必要になったからです。

まだまだ人に自慢できるものではありませんが、毎日PCとにらめっこする日々が続いています。

リーダーについて(読書)

私は元々、リーダーになりたくてなったわけではありません。
むしろナンバー2の方が性格的にしっくりきますし、そのほうが実力も発揮出来ると思っていますが、法人のリーダーとなった以上は、そんな言い訳は通用しません。

昨日の記事に書いた「成功の儀式」のなかで読書を入れていますが、今は主にビジネス書を読んだり、偉大な会社経営者の伝記を読んだりしています。

個人的には、「出光佐三 反骨の言魂 日本人としての誇りを貫いた男の生涯 (PHPビジネス新書)」や、「実行力 結果を出す「仕組み」の作りかた (PHP新書)」などに特に影響を受けています。
本についての記事は、また別の機会に譲りますが、読書で自分の世界が大きく広がったことは、大きな収穫です。

時間は有限

今は外出の自粛が続き、外に出ることもなかなか出来ずに気分が滅入りがちですが、この時だからこそ、何か新しい学びを始めるのにはいい機会だと思います。

こんなに時間がある時なんて、学生以外は一生ないかもしれません。

時間は有限で、万人平等に与えられているものです。
この時期にどう過ごすかで、今後の人生に大きな差が出ることになると思います。

この機会に是非、新しい学びを始められることをお勧めします。

長続きしない理由とその改善法

今日は「長続きしない理由とその改善法」と題してお伝えします。

「三日坊主」とはよく言ったもので、本当に3日経てば面倒になったり、その事自体「なかった事」にしてしまい、またいつもの日常に戻ったという経験がみなさんあるかと思います。

その理由についてお話し、どうしたら長続きするのか、そのコツをシェアできたらと思います。

長続きしない理由

  1. いきなりキツいことから始める
  2. 目標設定が明確でない
  3. 進捗状況を計測していない

が挙げられます。
では、それぞれ深堀りしていきましょう。

1.いきなりキツいことから始める

「さあ、これから頑張るぞー!」と決意も新たに始めたものの、次第に始めの頃の熱も冷め、徐々に面倒になり、ついには止めてしまう・・・
こうなる原因の一つに、「いきなりキツイいことから始める」ということが挙げられます。

「ちょっと苦痛かな」と思ったら、もう長続きは絶対にしません。
短期のものであれば「あと1ヶ月」と、目標期間を見ながら頑張ることができますが、それを過ぎればまず続けることはないでしょう。

私が以前極真空手をやっていた時、試合まで半年の日課として、毎日のランニングを課してしました。
私は運動は好きな方ですが、長距離走は性が合わずあまり好きではありません。
しかし、あとにも触れますが「ベスト8に入る」という「目標」があったからこそできたのであって、その目標がなければ絶対に始めてはいませんでした。

その時も、いきなり8kmを走っていたら持続はできていなかったでしょう。
4kmから徐々に距離を伸ばしていき、ついには8kmを難なく走れるようになりました。

また、週3回の筋トレも始めは負荷を小さめにし、徐々に負荷を上げていきました。
最後は腹筋400回、背筋も400回、ヒンズースクワットでは、1100回まで伸ばすことができました。
こうして「小さな成功体験」を積み重ねていけばいいわけです。

いきなりランニング8km、腹筋400回、背筋400回、スクワット1000回もやっていたら、体も心も持たなかったでしょうし、こんなことを10年もやっていたら逆に体を壊してしまいますよね。

・・・結局試合では、2回戦で優勝候補の大本命とぶつかって負けてしまいましたがね(笑)

2.目標設定が明確でない

英語の勉強を例えるなら、勉強をしてどのスキルを伸ばしたいのか明確にしないと、溢れ返る教材や英会話教室に翻弄されて、結局途中で面白くなくなってやめてしまう・・・ということが起こりがちです。

どこに重点を置いてしたいのか、まず始めに明確にしていないと道に迷うことになります。

リスニングを伸ばしたいのか、文法に重点を置くのか、語彙を増やしたいのか・・・
まずは「あれもこれも」としないほうがいいと思います。
語学は4大スキルすべてがリンクしていますが、「話せるようになりたい」と思われているのであれば、「ライティング」はとりあえず必要ありません。
ある程度話せるようになってからでもライティングの勉強は遅くありません。

英語を学ぶ際に挫折する方は、とにかく伸ばしたいスキルに集中することをお勧めします。

さて、私は毎日「成功の儀式」と題して、朝の一番新鮮で貴重な時間に、音楽鑑賞・瞑想・早足歩き・読書をしています。
所要時間は約2時間です。
朝の貴重な2時間を、自分に投資しているわけです。

また、朝晩は必ず神棚に祈りを捧げます。

「成功の儀式」の目的は、「自身の生産性と集中力を上げるため」と「自分で時間をコントロールできているという意識をインプットする」ためです。

朝に「成功の儀式」を行うと、本当に気持ちがスッキリし、頭も冴えてきます。

そんなこんなで、「成功の儀式」は3年目、神棚への祈りは10年目に突入しました。

3.進捗状況を計測していない

始めた時の気持ちというのは、どうしても時間とともに冷めていきます。
ここでその気持を上げるのは「進捗状況を計測する」ということです。

ランニングや筋トレなど、距離や回数で分かるものについては分かりやすいですが、それ以外のものについてはどうすればいいのでしょうか?

やはり「数値化」することが大事だと思います。

「このテキストを10周する」とか、「一ヶ月で60語覚える」とか、数字で見ると進捗状況がわかり「ああ、自分は成長しているな」と感じられるようになり、意欲も増します。

これは先ほどの「目標設定」というところに繋がってきますが、「一ヶ月で60語ということは、一日2語だけ覚えたらいい」となり、気持ちも楽になりませんか?

この積み重ねが、数年後には大きな数字に化けるわけです。

なので、何か数字に表せるように工夫してみるといいと思います。

持続には「習慣化」が鍵

さて、そうはいっても、なかなか続かないかもしれないし、どこまでやればいいか分からないと思います。

続ける時のコツは、意識から無意識に変えることです。

今までの日常に新たな「習慣」を加えるわけですから、始めはどうしても意識的にしないと続きません。
忘れないように、強制的にする工夫が必要です。

たとえば、「毎日2語覚える」ことを目標としていたなら、寝室のドアに単語帳をかけておくとか、「毎朝歩く」と決めていたなら、ベッドの横にジャージを置いて寝るとか。

・・・それすら忘れたら身も蓋もありませんが(笑)

しかし、意識していたことが無意識にできるようになれば、あとはそんなことをしなくても続けられるようになります。

「しないと気持ちが悪いな」という感覚が芽生えてきたらしめたものです。
それは習慣化されています。
空手の試合が終わってからは、好きではないランニングでさえも「走らなかったら気持ち悪いな」と思いました。
すでに習慣化されていたからです。

個人差もあるので一概には言えないですが、習慣化まで最低でも2週間から1ヶ月はかかると思います。

無理はしない

私はガイドをしている関係から、「出勤時間」が不規則です。
早い場合だと、朝5時に家を出ることもあります。
そうなれば、「成功の儀式」をするには最低でも3時には起きなければなりません。
これではさすがに仕事へのパフォーマンスも下がりますので、「ガイドの時は成功の儀式はしない」と決めています。

習慣化が定着していれば、ガイド以外の日は無意識に成功の儀式を始めることができていますので、ここまでくれば逆にやめることができません。

また、英語勉強も毎日していますが、「1時間以上はしない」と決めています。
英語勉強で1時間なんてあっという間で、「もっとしたい」と思うのですが、あえて止めています。

それは「日曜日に7時間」より「毎日1時間」の方が、同じ7時間でも絶対に記憶には定着しているからです。

あ、「TOEICを受ける」とかいう短期の目標があれば話は別ですよ。
ちなみにTOEIC前の4ヶ月は、平日4時間、休日は9時間~10時間勉強していました。
TOEICはTOEIC用の勉強が必要ですからね。

まとめ

今日は「長続きしない理由とその改善法」についてお話しました。

長続きしない理由として

  1. いきなりキツいことから始める
  2. 目標設定が明確でない
  3. 進捗状況を計測していない

持続させるには

  • できる範囲から始める
  • 目標を設定する
  • 進捗状況を計測する
  • 習慣化が必要で、まずは強制的に始める
  • 「意識から無意識への変換」が必要
  • 無理はしない

でした。

ご参考になれば幸いです。

熊野の危険な生き物たち(ヘビ編)

「ヘビは大の苦手」という方も多いと思いますが、熊野古道を歩いていると必ず奴らと遭遇する時が来ます。
生理的に嫌いであれば仕方ないところもありますが、ガイドとして最低限のところは覚えておいて頂きたいところです。

早速いってみましょう。
※姿が苦手な方は、要注意です。

マムシ Pit Viper

最も気を付けなければいけないヘビがマムシです。
マムシは比較的おとなしいとされていますが、時にとぐろを巻いて飛びかかってきます(あくまでも刺激をした場合ですよ。知らずに通りかかった結果、「刺激を与えた」ということもありえますが)

私は小学生の時にマムシに咬まれ、一命を取り留めた経験があります。
・・・この場合は私が悪いのですが。

学校の帰り道、以前からヘビを見るたびに捕まえて遊んでいた「少年和田」は、ある日ヘビが草むらに入って行く姿を見つけました。
「これはチャンス」とばかりに早速そのヘビを捕まえ、しっぽを掴んでどんなヘビか確認にようと持ち上げた時に手を咬まれました。

始めは「日本に毒ヘビがいる」ということを知らなかった少年和田。
しかし咬まれた後、ちょっと違う感覚があり、直感で「ヤバいヘビに咬まれた」と悟りました。

帰宅した時、ちょうど父が仕事の休憩で帰ってきていたので、「ヘビに咬まれた」と言って手を見せると「お前、ハビ(マムシ)に咬まれたな。すぐ病院に行こう」と言って、白浜町内の病院に行くことになりました。

ちなみに、紀南地方ではマムシのことを「ハビ」と言います。

沖縄のハブとはまったく違います。

この時すでに咬まれた右手の中指は薄紫色に変色し、腫れ始めていました。
病院に到着するも、その病院には残念ながら血清がなく、隣の田辺市まで行くことに。

救急車を呼んでくれればよかったのですが、なぜかそうはせず、父の安全運転で次の病院に行くことになりました。
車中で少年和田は呼吸がしにくくなり「もう死ぬかも」と子供心に思いました。

病院に到着し、ベッドで病室まで運ばれている間に気を失いました。

気がつくと、自分は生きているのか、すでに死んで死後の世界を見ているのか、分かりませんでした。

咬まれた右手は、肩までパンパンに腫れ、半袖の制服のシャツもお医者さんに破られていました。

・・・こんな体験はなかなか出来ないでしょうし、もう二度としたくありません。

それから少年和田はヘビがトラウマになったかと思えば・・・

まったくありませんでした(笑)

今でも平気でマムシ以外のヘビは掴めますし、何なら熊野古道を歩いている時にマムシがとぐろを巻いて襲いかかって来ようとしていたので、石で殺した経験もあります。

しかし、さすがにもう素手では掴む気はありませんが(笑)

ヤマカガシ  Tiger Keelback

近年まで「無毒」と考えられていましたが、毒牙が口の奥にあることが判明し、晴れて「毒蛇」と認定されました。
特徴としては、首まわりが黄色く、赤と黒のブロック状の紋様があることですが、このヤマカガシは個体差が大きいので、中には黒い個体もいて、見分けることが難しい時もあります。

性格はおとなしく、あまり咬まれたという事象もありませんが(2017年、兵庫の男の子がヤマカガシに咬まれた事件がありましたが)、注意すべきヘビであることに変わりはありません。

参考:男児かんだヤマカガシ?強い毒性 死に至る恐れも

また、ヤマカガシは首の後ろの「頸腺」というところにも毒を持っています。
これは防御用の毒で、ここを掴むと毒が飛び散るようになっています。
目に入ると激しい痛みに襲われ、最悪失明します。
この毒はヒキガエルを食べて蓄積されているらしく、ヒキガエルを食べていない個体にはないそうです。

ヘビに咬まれたら?

さて、万一ヘビに咬まれたらどうすればいいでしょうか?
昔は「傷口をナイフで切って、近くに川があれば毒を流して・・・」と本で読んだことがありますが、今では「咬まれた箇所を切る」とか、「縛る」「毒を吸い出す」などの行為はかえって逆効果と言われています。
しかし中には病院でも「切開、吸引、縛り」を推奨しているところもあり、判断が難しいです。

毒蛇に咬まれた直後、その毒はすでに細胞の組織に散ってしまっているので、血を出して毒を吸い出してもさほどの効果は期待できないらしいのです。

・・・そういえば、少年和田もそのような処置をせずに助かっています。

では、どうすればいいかというと、「安静を保ち、すぐに救急隊を呼ぶ」が一番の方法のようです。
下手に歩いて心拍数を上げてしまうと、それで毒の回りが早くなります。
また、傷病者を落ち着かせることも必要です。
心理的な不安から心拍数を上げてしまわないように、「大丈夫」と落ち着かせることが大切です。

2024年追記
近年では「走ってでもいいから早く受診を」と主張しているところもあり、賛否が分かれるところです。
マムシに咬まれたら、走ってでも受診を

しかし、そうは言っても、ガイドとしてはそれでは「初期対応が不十分だ」と、責められる可能性もありますので、お客様を安心させる意味合いも兼ねてポイズンリムーバーなどで吸引するなどの処置をすることも必要かもしれませんね。

また、どんなヘビに咬まれたか、その特徴を覚えておくことも重要です。
咬まれたヘビによってその対処法が変わってくるからです。
万一姿が確認できなかった場合は、どのような症状が出るかを確認する方法もあります。
マムシやヤマカガシにかまれたときの対処法

マムシに咬まれた場合は、少年和田のようにすぐに腫れの症状が見られます。
ヤマカガシの場合は、兵庫の男の子の事例でもあるように、出血が止まらなくなり、頭痛がするなどの特徴があるようです。腫れもあまりないようです。

こちらの登山者の体験談は大いに参考になると思いますので、ぜひご一読を。
マムシに噛まれると

ちなみに少年和田は、咬まれて入院してから約2週間で退院しました。
その間の治療(毎日点滴+毎朝のでっかい注射)や壊死した部分の縫合手術は苦痛でした。
手術の時は、麻酔が効くまで泣き叫んで暴れたことを今でも覚えています。

この「空白の2週間」のおかげで、算数の授業がついていけなくなり、算数が大嫌いになりました。

・・・いや、元々嫌いだったかも(笑)

危険ではないヘビ

本州には、上記2種類しか毒蛇はいません。
しかし、他にもヘビはいるわけで、それが毒蛇かそうでないかを確認できる術を持っていれば、不必要に怯えることもないかと思いますので、ご紹介します。

シマヘビ  Four-lined Ratsnake

恐らく熊野古道で一番多く見られるヘビではないでしょうか?
気性は荒いです。
お客様と歩いている時に、お客様がトレッキングポールで突っつくと飛び掛かってきたことがあります。
シマヘビには、その名の通り体には縞模様があります。
しかし、このヘビも個体差が多く、見分けることが困難な場合があります。

私はこいつにも咬まれたことがありますが、牙がノコギリ状になっているようで、指の深いところまで結構「サクッ」と入ってきました。
結構血が出ましたね。
毒がないとはいえ、牙をそのような形にすることで効果的に獲物を捕まえているようですね。

先日、梅畑に行く途中で黒化型を見つけて写真を撮りましたので掲載しておきます。

アオダイショウ Ratsnake

シマヘビとよく似ていますが、シマヘビよりも大型で2 mに達するものもあります。
渓流釣りで山奥に行った時に、胴体の直径が5センチ以上ある巨大なヤツと遭遇したことがあります。デカすぎて全容を見ることはできませんでしたが、日本には大蛇が存在しないことから、あれは恐らくアオダイショウの巨大版だったのだと思います。

アオダイショウも縞模様もありますが、シマヘビのものより不明瞭で、体の色は青(緑)っぽいです。

決定的な違いは、目の色です。
シマヘビは赤っぽく、アオダイショウはオリーブ色(茶色)です。
しかし、この特徴は近くでないと確認できませんので、あまりいい見分け方ではないと思いますが。

アオダイショウの幼蛇はマムシにそっくりなので見分けが難しいです。

模様が非常に似てはいますが、

マムシのそれは模様の真ん中に黒い点があること。
マムシの瞳は縦長、アオダイショウは丸。
マムシの体は「艶消しで太くて短い」、アオダイショウは「艶ありで細長い」

マムシの頭は三角、アオダイショウは楕円

くらいが挙げられるでしょうか。

マムシの瞳
マムシの頭の形と模様(模様の真ん中に点があります)

とにかく、「疑わしきは近寄らず」です。

ジムグリ Burrowing Ratsnake

見た目が派手で毒蛇のように見えますが、ジムグリは無毒です。
幼蛇時代は赤みが強く鮮やかな色をしていますが、成長とともに赤味が薄れ茶色っぽくなります。
ただ、このヘビも個体差があり、一概に判断しにくいものもあるようです。

「burrowing ratsnake」と言われるように、穴が好きで穴掘りも得意のようです。

ジムグリは小雲取越で何度か見たことがあります。
ある時、岩と岩のすき間に頭だけ突っ込んで入っていたのをお客様が見つけて小さな騒ぎとなりました。

「あれは絶対に毒ヘビだろう?」と自信満々に言っているお客様に「いや、違いますよ」と答えて怪訝な顔をされたことがあります(笑)

初めての「出会い」は果無山脈を歩いている時で、あやうくこいつを踏みそうになりました。
この時、尻尾を振って音を立て、ガラガラヘビさながらの威嚇方法を取っていましたので、「うわっ!こいつ毒持ってんちゃうか?」と思ってとにかく落ち着かせて去ってもらいました。
帰宅後に調べたら無毒と判明した・・・という経験があります。

2022年 追記

ヒバカリ Japanese Keelback

ヒバカリ

8月に熊野古道小辺路を歩いている時にヒバカリを見ましたのでリストに追加です。
写真の個体はかなり小さいですが、成長してもせいぜい60cm程度なので小さい部類のヘビに入ると思います。

私たちが見た個体は40cm程度でした。

逃げ足が早くてじっくりと姿を確認することはできませんでしたが、登山ガイドの方が言っていたので間違いないと思います。

歩いている最中に2匹見ました。

「ヒバカリ」とは「噛まれればその日ばかりの命」から来ているらしく、以前は毒蛇だと考えられていました。

ヘビを見たら

ヘビを見たら、「とにかく近づかない、刺激しない」に限ります。
ヘビも防御の最終手段として咬んでくるわけで、どこかの人間のように難癖をつけてきて争いを好むような生き物ではありません。

少しおとなしくしていれば、ヘビの方から去ってくれます。

また、不用意に藪に入っていかない、誤って踏んでしまわないように足元に注意をするなどの普段の心がけが必要です。

以上、今回はヘビについてお話しました。
ご参考になれば幸いです。

熊野の危険な生き物たち(昆虫編)

今回は、「熊野の危険な生き物たち」についてお話します。
実際に私が案内中の見たものだけに絞ってお伝えをします。

また、危険は危険でも、種によって対処法が違いますので、その辺りもあわせてお話をさせていただきます。
また、「見た目は怖いが危険ではない昆虫」もご紹介します。
不要な驚きでお客様に恐怖を与えないようにしてもらいたいです。

今回の「昆虫部門」については、こちらのサイトが詳しいので、すべてURLでご紹介させていただきます。
見づらいかもしれませんが、ご了承ください。

オオスズメバチ

「Giant Hornet」

もはや知らない人はいないでしょう。
一口に「スズメバチ」といっても数種類ありますが、今回はこのオオスズメバチと、後でご紹介するキイロスズメバチを取り上げます。

熊野古道の植生は、ほとんどが杉やヒノキに取って代わっていますが、夏から秋にかけて歩いていると、たまに樹液の甘い匂いが漂って来るときがあります。

スズメバチの系統は、この樹液に寄ってくる習性がありますので、樹液の匂いがすれば注意が必要です。

また、晩秋から初冬にかけては、越冬準備のため性格がより凶暴になる傾向があります。
https://www.insects.jp/kon-hatioosuzu.htm

キイロスズメバチ

スズメバチの中でも比較的小型のスズメバチですが、熊野古道では特によく見かけるハチです。
私は以前、熊野古道ではありませんが、このハチに2回刺されたことがあります。

やっぱり結構痛いです(笑)

一回目は渓流釣りをしていて、巣があることに気づかずに近づいてしまったためですが、上高地で刺された時は、ただ歩いているだけでやられました。

よく軒下に巣を作りますので、民家などを通る時に頻繁に姿を見た場合は、近くに巣がある場合があります。

こいつも秋に凶暴化します。
https://www.insects.jp/kon-hatikiirosuzu.htm

セグロアシナガバチ

上記2種に比べれば凶暴性は劣りますが、山で仕事をしている方などはよく刺されていそうです。
特に、ウラジロなどの裏に巣を作っていると発見が難しく、知らずに近寄って刺されるそうです。

以前、法人内で現場研修を行っていた際、研修生にこのハチが止まり、体じゅうをウロウロしてなかなか飛び立たなかったことがありました。
https://www.insects.jp/kon-hatiseguroasi.htm

ウシアブ

ハチとは違いますが血を吸いますので、こいつも要注意です。
熊野古道を歩いていると、やたらまとわりついてくる虫がいれば、ウシアブの可能性があります。

熊野では6~8月にかけてが「最盛期」です。
ちなみに、「Horse Fly」で通じます。
https://www.insects.jp/kon-abuusi.htm

アカウシアブ

ややこしいのがこいつです。
アカウシアブが飛んでいる姿は、キイロスズメバチにそっくりです。

私は昆虫については恐らく他のガイドさんより詳しいと自負していますが、それでも初見ではなかなか判断できない場合があります。

「ウシアブ」とつくからには、こいつも例にもれず血を吸います。

ご注意を。
https://www.insects.jp/kon-abuakausi.htm

キンイロアブ

熊野古道でもよく見かけるアブです。
姿が小さく、止まっていることに気づかないこともあり、私も何回か刺されたことがあります。
刺された瞬間「チクッ」とし、あとから痒みが襲ってきます。
http://www.ishidashiki.sakura.ne.jp/mushi/hae/kobetsu/kiniroabu.html

ヒトスジシマカ

代表的な蚊の一種。
特に7月~8月、滝尻周辺を歩く時は、肌が露出しているような服装で歩くと、こいつの集団にブスブスにやられますよ。

以前アメリカからのお客様を案内した時、その中のひとりにショートパンツの方がいました。
滝尻からの急坂では、休憩を入れながら登らないと頂上まで行けませんので、休憩中は「蚊の餌食」になります。
そのお客様は13箇所刺されてしまいました。

また、蚊の恐ろしいところは、ジカ熱などの病原菌を持っている可能性があるということです。

外国の方はTシャツにショートパンツという出で立ちが多いので、本当にやめてほしいところです。
https://www.insects.jp/kon-kahitosujisima.htm

アブか?ハチか?

ややこしいのが、アブかハチか分からない時です。

先ほどのURLからお分かりになろうかと思いますが、一番分かりやすい見分けポイントは触覚です。

「触覚が長ければハチ」「触覚が短い(確認できないほど短い)場合はアブ」と思ってもらって差し支えありません。

あとは複眼です。
複眼が大きければアブ、比較的小さければハチです。
世の中には必ず例外があり一概には言えませんが、だいたい触覚と複眼を見れば分かるようになります。

危険な昆虫に遭遇したら

では、危険な昆虫に遭遇した場合、どのように対応すればいでしょうか?

ハチについては、「動かずジッとする」に限ります。
私のように、ただ歩いているだけで刺されることもありますが。

逆にアブや蚊のような場合は、「ジッとしていればやられる」ので、動き回ることで回避できます。
あるいは、先ほどお伝えしたように、「ハチかアブか分からない」こともありますので、とりあえず動きを止めて様子を見て、怖いかもしれませんが、体に止まるまで待つ方法も有りです。

ハチであればほとんどが飛び去ってしまいます。

体に止まった時に触覚を確認して、アブであれば可哀そうですが叩く、ハチであればそのまま飛び立つまでジッとしているという判断もできます。

ちょっと慣れが必要かもしれませんね。

【番外】危なくない昆虫

ひとくくりに「ハチ」「アブ」と言っても、中には人畜無害の種もあります。
刺激を与えても、通常の蜂のような反撃はほとんどしてきません。

・・・捕まえたら話は別ですよ(笑)

必要以上に怖がらないようにして、お客様に不安を与えないようにしたいものです。

ベッコウバチ

クモを狩るハチで、主に地面を這い回ってウロウロしている姿をよく見かけます。
巨大なクモ(アシダカグモ)を引きずっている姿を何回か見たことがあります。
親蜂はクモに毒針を刺して麻酔をかけ、動けないようにしてから地中に穴を掘って埋めますが、その時にクモの体に卵を産み付けます。
生まれた子供は、そのクモの体を食べて成長します。
https://www.insects.jp/kon-hatibekkou.htm

クマバチ

花の蜜を主食にしているハチ。
初夏によくホバリングしている姿を見かけます。
体が大きくて黒く、いかにも獰猛そうな印象を受けますが、性格は非常におとなしいです。
https://www.insects.jp/kon-hatikuma.htm

ガガンボ類

蚊の仲間ですが、ガガンボの主食は花の蜜です。
「巨大な蚊」のイメージがありますが、人を襲うことは絶対にありません。
https://www.insects.jp/kon-gaganboookima.htm

以上、熊野の危険な生物(昆虫編)についてお話しました。
ご参考にされてください。

試験は一発で通れ

「乱雑に置かれた図書館の本棚」の写真

今回は、少々厳しい内容になると思いますが、「試験は一発で通れ」についてお話します。

あなたは、過去に何回も試験に落ちたことがあるでしょうか?また、現在も継続中でしょうか?

超難関の試験では、なかなか一発で合格とはいかないと思いますが、合格率30%程度のものであれば、一発合格は狙えます。
ちなみに、2019年度の全国通訳案内士の合格率は、8.5%でした(私は2回目で合格しましたが・・・)

■一発合格できないと・・・

一発合格できないとどうなるでしょうか。
2つ考えられます。

  • 時間とお金の無駄になる
  • 初動が遅れる

○時間とお金の無駄になる

一回で合格できないと、

  • 勉強にかける時間
  • 試験会場までの往復にかかる時間と交通費
  • 受験料
  • テキスト選定にかかる時間

上記すべてにおいて「無駄」が発生します。
特に、それにかかる時間が非常にもったいないです。

何回も合格できないと、「このテキストが悪いのでは?」という思いにかられ、どのテキストがいいのか検証する時間も生まれがちです。

受験料もバカになりません。
全国通訳案内士では11,700円かかります。
また、受験するにもたくさんの手続きが必要で、時間がかかります。
・・・面倒だと思いませんか?

○初動が遅れる

なにか仕事を始めるために、その資格が必要であるならば、当然試験に合格するまではその業務ができません。

仕事の能力は、経験値でかなり左右されます。

何年もかかっていてはその経験を積むこともできず、後から受験して合格した人にどんどん抜かれてしまいます。

では、どうすればいいのでしょうか?

「試験を受ける」と決めたら、とにかく集中して勉強する

これに尽きます。
しかし、集中の仕方にもコツが必要です。

  • スケジュールを立てる
  • 毎日続ける
  • すき間時間は勉強をする

何回も落ちている人から話しを聞くと、まずスケジュールをしっかり立てていない人が多いです。
「この参考書であれば、受験日までに一日どれくらい進まなければならないか?」を、まずはざっくりでいいので立ててみるることをオススメします。
ざっくりで立ててみて、自分のペースに合わないようであれば、調整をすればいいわけです。

また、一日にまとめて多くの時間を勉強しても、なかなか頭には残っていません。
集中して勉強する時間を毎日持つことが重要です。
すき間時間にSNSを開いて何気なしに時間を潰したり、ゲームをするような時間があれば、その時間を勉強に当てます。
「時間がない」「忙しい」と言っている人に限って、細切れの時間を無駄に過ごしている人が多いです。
SNSで「イイね」をもらうのと、将来の自分の進路、どちらが大事ですか?

また、何度も落ちていると感覚が麻痺してくるのか、「何回も落ちている」と平気でいう人がいますが、自分がどれだけ今まで時間とお金を無駄にして来たかを考えれば恥ずかしい話で、とても人に言えたものではないというこに気づいてもらいたいですね。

■最強の勉強法「問題集のサイクル回し」

勉強する時に、私は必ずこの方法を使います。
結論からいうと、「問題集を何周もする」です。

「サイクル回し」は、森沢洋介先生の著書「どんどん話すための瞬間英作文トレーニング」に書かれていた方法ですが、この方法はどの勉強法にも当てはめることができます。

たとえば、問題集が10のパートに分かれているとします。
まずパート1から始めますが、パート1の内容が頭に入るまで(9割がた正解するまで)、パート2には進みません。
パート1を何度も繰り返し勉強して頭に入ればパート2に入りますが、同じくパート3は、パート2が頭に入るまで進みません。
これをパート10まで繰り返し、仕上げにすべてを通します。

要は、「部分サイクル回し」から「全体サイクル回し」にするわけです。

最初は時間がかかりますが、問題集1冊を何度も「サイクル回し」していると、1サイクルの速度が上がってきます。
こうなればしめたものです。

その問題集の内容は、ほぼ頭に入っています。

どの問題集を選ぶかによりますが、問題集はとりあえず1冊あれば十分です。
あと、問題集の補足として参考書を買っておき、問題集でわからないところがあればその内容を確認するといいでしょう。

■まとめ

今回は、「試験は一発で通れ」についてお話しました。
一発で通らなければ、

  • 時間とお金の無駄になる
  • 初動が遅れる

「試験を受ける」と決めたら、とにかく集中して勉強することが重要で、その際には

  • スケジュールを立てる
  • 毎日続ける
  • すき間時間は勉強をする

その勉強方法として、

「問題集のサイクル回し」をする

でした。

あなたのお役に立てれれば幸いです。

それ、お客様に通じますよ!

今回は、うかつなことを言うと、お客様に分かってしまうので注意が必要だということについてお話します。

内容は短いですが、私がお客様をご案内する時は特に注意を払っているところで、今日のお話は非常に重要です。

「日本語」とは言っても、現在の「日本語」は、大和言葉(和語)、漢語、外来語からなっており、特にこの「外来語」を話す時や、英語話者だからつい出てしまう言葉などを、実体験を元にお話しします。

当法人では、現地ガイドをすることが多く、スルーガイドが別にいらっしゃって、例えば京都→大阪→奈良を回って熊野まで来られ、私たちはスルーガイドに一任されて現地のみを案内する・・・ということがあります。

こいつアホや

以前の案内でスルーガイドがついて来た時、そのガイドがお客様の目の前で「あの人はbossyやから」と言ったのを聞いて、正直「こいつアホや」と思ってしまいました。
少なくとも、「bossy」は英語圏の方なら誰でも知っている単語ですし、話の全容は分からなくても、その一言で大体なんの事について言っているのか想像をすることができるからです。

仲間内での会話にも注意が必要

ここまでアホな人はあまり見たことがありませんが、複数でガイドをしている時に話す場合に注意しなくてはいけないことがあります。

それは「そのお客様の国の名前」です。

これも間違いなく通じますので、お客様は「あ、このひとたち、わたしの国のことについて話している」となってしまいます。

もし、聞かれてマズイような話題をするのであれば「米国」とか「豪州」とか、お客様に勘ぐられないように、言葉には配慮するべきです。

また、ガイド同士で話す時は極力英語で、また、日本語で会話を交わして笑うようなことがあれば、誤解を与えないよう、きちんと「今、○○のことについて話していました」と、話題を共有するように心がけてください。

他の日本人と話す時も注意が必要。ただし例外もあり

スルーガイドではなくても、案内中に日本人を話す機会があります。
その時にも十分注意を払ってください。
基本的には、先ほどお伝えしたことと同じです。

ただ、初見の場合に「ドイツです」とか、「オーストラリアです」と言うのはかまいません。
お客様も「どこから来たのかを聞いてくれている」と思うようで、その日本人に対して笑顔で応えることが多いです。

まとめ

今日は、うかつなことを言うと、お客様に分かってしまうので注意が必要だということについてお話ししました。

  • お客様の前では、極力外来語を使わないように心がける
  • お客様の国名を言う時は特に注意する
  • 日本人同士の会話で、笑うようなことがあれば、必ずお客様にもその内容を伝えて誤解を生まないように心がける

外来語が当たり前になってきている今だからこそ、細心の注意を払って案内するよう、心がけていただければと思います。

JAFに入っていますか?

熊野でガイドをすると、どうしてもお客様と会うまでに車を運転して現地まで行くことが多いです。
いや、「多い」というか、車でないと無理です。

自宅から現地まで、近い場合もありますが、大体のガイドは1時間前後かけて向います。
当然、案内が終われば自宅まで帰らなければなりません。
特に帰り、緊張からの開放感と、体力と神経を使っているため、注意力が散漫になりがちなので注意が必要です。

入会されていない方はもちろん、すでに入会されている方も、私の実体験を元に書いていますので読む価値がある内容かと思います。
最後までお付き合いください。

高速道路でエンジンストップ

ガイドの行き帰りではありませんでしたが、母が和歌市内の病院に入院していたので、見舞いに行ったその帰りの高速で「事件」が起きました。

調子よく走っていた車のエンジンが急に「息」をし始め、アクセルを踏んでも反応したりしなかったりという状態になりました。
高速なので途中で止めることもできず、「止まるなよ」と祈るしかありませんでしたが、ついに完全にエンジンが止まってしまいました。

焦りました。それもトンネルの中です。

惰性で車を走らせ、何とかトンネルから出たところで少し広い場所があったので、そこにハザードを出して停車をし、JAFに電話をしました。

まず始めに、落ち着くように言われ、二次被害(後方からの追突)を避けるため、車から出てガードレールの外で待機するように言われました。

状況を説明しましたが、現在地が分からなかったので、「○○トンネルの手前」としか言いようがありませんでした。

次に「道路わきに番号が書いてある標識がないか」と聞かれたので、道路わきに目をやると・・・ありました!
普段はそんなものを意識して走っていなかったので全くそのことについて知りませんでしたが、たしかに「141.2」のように書かれている標識があります。

その番号を伝えると、現在地を特定できるそうです。

あとは、発煙筒は炊いているか聞かれ、現地到着までの隊員の到着時間の目安を教えてくれました。

始めはどうなることかと思いましたが、スタッフさんの適切な対応で、徐々に落ち着きを取り戻しました。

結局、レッカーで運んでもらって事なきを得ました。

この時、「JAFに入っていてよかった」と、つくづく思いました。

パンク、バッテリーあがり、キーとじ込みは「ありがちなトラブル」

こういった場合はあまりないかもしれませんが、バッテリーあがりやキーのとじ込み、タイヤのパンクなどは結構起こる確率が高いです。
特にパンクした場合などは、最近の車はスペアタイヤが装着されていないものが多いので注意が必要です。

「応急修理キット」のようなものが積んでありますが、あれはあくまでも釘などを踏んでパンクした場合だけに使うことができるものです。
縁石に当てた場合や、石を踏んでタイヤが裂けたような場合には使えませんのでご注意を。

仮にスペアタイヤがあっても、スペアタイヤに交換する自信がない方などは、絶対に入っておくべきです。

私はガソリンスタンドで働いていましたので、スペアタイヤの交換や、バッテリーが上がった場合に、救援車からバッテリーを借りてつなぐことぐらいはできますし、車によっては、道具さえあればキーをとじ込んだ場合でも開けることはできますが、それでもJAFに入会しています。

周りに頼める状況でトラブルが起こるとは限りません。
誰か助けてくれる人の登場を待つよりも、プロに頼んだ方が、無駄な時間やお金を使うことがなくなります。

ちなみに、会員でない人がJAFを呼ぶと、キーとじ込みなら15,230円、スペアタイヤ交換で13,330円、バッテリーあがりなら13,130円必要ですが、JAF会員なら無料です。

入会金2,000円、年会費4,000で、安心の保証が得られる利点は非常に大きいですよ。

JAF Mateで安全運転啓発

JAF会員になると、様々な特典がありますが、私は特に年間10回発行される「JAF Mate」を必ず読むようにしています。
https://jaf.or.jp/individual/use-jaf-more/jafmate

中でも、事故事例を検証し、何が原因でその事故が起こったのか、そのような状況ではどのようなことに注意するべきなのか、という記事や、写真をみて「このとき、あなた何に注意しますか?」というクイズ形式の記事があり、安全運転を心がける上での注意点やコツなどを、啓発する記事は、車に乗る時間が多い私にとっては、毎回得るものがあります。

ちなみに、今回は「高速道路での逆走」がテーマでした。
逆走車を発見した場合、逆走をしてしまった場合などの対処法が書かれていました。

「私に限って」ということは絶対にありません。
「明日は我が身」と考え、まだJAFに入会していない方は、この機会に是非ご入会を。

あ、私は何もJAFの回し者でもなんでもありませんよ、念の為。

ちなみに、本宮の渡良瀬温泉や、十津川村のホテル昴の温泉なども会員証を提示すれば割引してくれます(割引不可の時期があります)

https://jaf.or.jp/individual/join-us

何事にも練習が必要

今回は「何事にも練習が必要」についてお話しします。

今はコロナウィルスの関係で出社できない方も多いと思いますが、通常であれば、新卒の採用者は研修を終えて現場で活躍されている時期ですね。
私も高校を卒業してから、ある大手企業に就職をしましたが、担当部署に配属されるまで約1週間の研修がありました。
社員として、社会人としての心構えに始まり、電話応対、職場での言葉遣いなどを練習しました。

スポーツにおいても同じですよね。
野球で例えるなら、キャッチボール、ノック、バッティング、ウェイトトレーニング、ベースランニングなど、試合に出るまで様に出るまで様々な練習をします。
甲子園であの舞台に立っている球児は、あそこに行くまでに血のにじむような練習を積んできているわけです。

ガイドに置き換えれば、「試合」は「本番での案内」です。

これを読んでくださっているあなたは、意識が高い方でしょうから、こんなことを言わなくても分かりきっていると思いますが、ガイドに出るにも、それまでには練習が必要です。
特に私がお伝えしたいことを書かせていただきます。

熊野古道英語ガイドに必要な「練習」とは?

熊野古道英語ガイドに必要な練習とは、何でしょうか?
私はこの3点が必要だと考えています。

  • 説明
  • 英語
  • 歩き

説明

これは恐らく、どんなガイドでもやっていることでしょう。
特に「鉄板」の場所では、予め練習をしてそれをスラスラ言えるようにしておかなければなりません。

では、英語で案内が出来れば、日本語でも出来るでしょうか?

答えは「日本語は日本語、英語は英語で練習しないと無理」ということです。

私の経験からいうと、日本語での知識は比較的その場で英語に直しやすいですが、英語から日本語に直すことは本当に難しいです。

私は英語でのガイドばかりしていましたが、日本人のお客様から依頼が入った時、「英語で出来るんだから、日本語でも出来る!」と、タカを括って臨み、噛みまくってロクに説明出来なかった苦い経験を持っています。

高野・熊野地域通訳案内士は、2017年度より英語以外の言語も追加された関係から、これまで英語で行ってきた現場研修はすべて日本語になりました。

困ったのは私です(笑)

これまで英語で行っていたものを、日本語で、それも日本人向けの説明に加え、外国人の視点に立った説明もしなければならなくなったからです。

これまでの失敗があったので、本番までに自分の知識の確認・整理、そしてそれがきちんと言語化できているか確認し、その上で説明練習をしています。

あの場で偉そうにしゃべっていますが、裏ではかなり練習をして臨んでいます。

以前の記事にも書きましたが、「対日本人」と「対外国人」では、説明する内容が違ってきます。
その説明を使い分ける必要があります。
その分、覚えなければならないことが増えてしまいます。

「日本語でも英語でもガイドをしたい」という方がいるのであれば、ここは注意すべき点です。

英語

先ほど、「日本語での知識は比較的その場で英語に直しやすい」と書きましたが、それは英語の能力がある程度あることが前提です。

やはり英語も練習が必要です。

では、ガイドをするに当たって特に何が必要でしょうか?

リスニング、スピーキング、語彙の増強などが挙げられますが、特にリスニングとスピーキングが必要です。

リスニングができなければ、コミュニケーション自体が出来ませんし、スピーキングが出来なければ自分の思い・意見などを求められた時に、きちんと述べることが出来ません。

私は以前、自称「語学マニア」のガイドの方と一緒に仕事をした時に、スピーキング能力向上のコツを教えていただきました。

その方法とは「聞いた日本語を英語に訳してみて、怪しいところがあれば調べて練習する」というものでした。
常にそのことを意識して、それを日常生活に取り入れているそうです。
それを聞いて以来、私もその方法を結構やっています。

ちなみに、その方の英語レベルはかなり高く、通訳などもされているそうですが、彼の英語は「純国産」です。

リスニングについては、もうこれは「海外ドラマ」が一番です。
選ぶ時の注意点は、セリフが多く、題材が日常のもので、日本語と英語の字幕がついているものです。

歩く

「長い距離を歩けない」という人に聞きます。

あなたは、歩く練習をしていますか?

当法人の会員にもいますが、「わたしはそこは歩けないから無理」とういう人がいます。
こういう人に限って、歩く練習をしていないことが多いです。
身体的な理由、例えば、膝を手術したとか、腰痛持ちだとかならまだ分かりますが、単に「歩けない」と言っている人は、一体月にどれくらい歩いているのでしょうか?

熊野古道を歩ければなおいいですが、そうでなくても買い物に行く際には近くのスーパーまで歩いて行くとか、普段から歩く習慣をつける努力をすることはできるはずです。

そういったプロとしての意識が足りず、「趣味の延長」のようにガイドを捉えている人がいるように思えてなりません。

いくら説明の練習をしようが、この「歩く」ということが出来なければ、「フライをキャッチ出来ない野球選手」と理屈は同じです。
キャッチボールばかりやっていても、試合には勝てないし、出場することさえできません。

普段から歩く練習をしておきましょう。

まとめ

今日のまとめです。
今日は「何事にも練習が必要」と題してお話をしました。

熊野古道で英語ガイドをするのであれば、3つの練習が必要で、その練習とは、

  • 説明
  • 英語
  • 歩き

が必要です。
最後の「歩き」は、出来ていない人が多いので、特に「練習」しておいてほしいところです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

熊野のカエル、その鳴き声と英語

「熊野のカエル」と言っても、あまり他の地方との差はないと思いますが、見たこと、聞いたことのある鳴き声をご紹介します。

ニホンアマガエル

一番メジャーなカエルでしょうね。
個人的に一番好きなカエルです。
可愛すぎ。
ちなみに英語は「Rain frog」または「Tree frog」です。

シュレーゲルアオガエル

これの鳴き声は非常に馴染みがありますね。
はじめはアマガエルと区別がつきませんでしたが、体の大きさや、鼻~目~耳にかけて褐色の線がないので、これを見ると一目瞭然です。
これには英語名がないようです。
アマガエルの仲間ですので、「a kind of tree fogs」としか言いようがないでしょうね。

ツチガエル

田んぼによくいるヤツです。
見た目もあまりきれいではありませんね・・・
うちの近所の田んぼも、田植えが終わると「大合唱」が聞こえます。
家のインターホンを取ると、こいつの鳴き声しか聞こえません(笑)
「Wrinkled frog」・・・「シワの寄ったカエル」(笑)

ニホンアカガエル

熊野古道を歩いていると、驚いて飛び出てくる時があります。
鳴き声は聞いたことがありませんが、よく見かけるカエルです。
「Japanese brown frog」です。

モリアオガエル

本宮で見かけたことがあります。
樹上で産卵をするカエルで有名ですよね。
「Forest green treefrog」

カジカガエル

一番きれいな鳴き声をしています。
清流に住むカエルで、川のせせらぎと相まって何とも風情のある音に聞こえます。
熊野川の支流、赤木川に多いです。
こいつにも英語名はないようです。

タゴガエル

鳴き声の中では、このタゴガエルが一番癒やされますね。
岩と岩のすき間に潜んでいるので、めったにお目にかかることはありません。
姿が見えないだけに、惹かれるものがあります。
私は偶然、大雲取越で、岩から出て来たこいつを見たことがあります。
だいたい、鳴き声を聞いてもどこにいるのか特定ができません。
こんな感じ。
これに英語名があれば、逆に驚きです(笑)

姿はこんな感じ。これを撮った方、すごい!

ヒキガエル

ヒキガエルも熊野古道では多いです。
「ゴトビキ岩」の「ゴトビキ」は、ヒキガエルのことです。
鳴き声は聞いたことがありませんので、写真だけ。
グロいのであまり見ないほうがいいかも(笑)
ちなみに、これは大雲取越で撮影。
ちょっとレンズが曇ってますね・・・
「Toad」です。この単語は案内中、特に新宮を案内する時は必須なのでよく使います。

以前、三越峠を本宮方面に下りきったところで、オスメス入り混じって「大交尾合戦」に出くわしたことがあります。
写真を撮ったはずだったのですが、どこかに行ってしまったようです。
あまりの絵面に、しばし見入ってしまいました。

今日はここまでです。