語り部団体との間で懸念される問題

現在、熊野古道だけでもかなりの数の語り部団体があります。
そのほとんどは、世界遺産登録直後だと思います。

「語り部団体」とは言っても、その活動の実態はガイド団体とほぼ変わりはないでしょう。
語り部団体のおそらくほとんどは、熊野古道について知ってもらいたいという純粋な気持ちから結成されたボランティア団体から発展したものだと思います。

そんな中で、当会は最後発の団体として結成しました。

もともとは、語り部団体にいた人物が外国語で案内する団体を立ち上げ、メンバーを集め、その延長線上に当会があります。

一番苦労したのが料金設定です。

他の語り部団体さんがどのような決め方をしているのかは分かりませんが、NPO法人Mi-Kumanoから引き継いだ時の料金計算方法は、まったくありませんでした。

少しでもトリッキーなコースの依頼や問い合わせがあると、計算ができなかったのです。
公式なんてなかったので当たり前です。
では、どんな決め方をしていたのかというと、「あのコースが◯◯円だから、このコースはこれくらいかな?」という感じでした。

そこで、だれが計算しても料金が出せる公式を作ることが急務だと感じました。
現在は改良に改良を重ね、ようやく通訳案内士の現在のレートを考慮した上で、ある程度納得のいく料金設定と計算方法が確立されつつあります。
それでも、新しいケースが出てきたり、システム的に不備があったりするので、まだまだ改良の余地があります。

そこで問題として浮かび上がって来たのが語り部団体の料金設定でした。

端的に言うと、コースにもよりますが、通訳案内士のレートと開きがありすぎたのです。

単純に、きちんと「棲み分け」ができているのであれば何ら問題はなかったかもしれません。
しかし、今新たな問題が頭をもたげてきています。

英語を話せる人が、日本語で案内している語り部団体に所属をし始めたからです。

それだけならまだ問題はありません。
どこに所属しようとそれは自由です。

問題はその次です。

たまに、語り部団体に英語で案内ができないかという依頼が入るようです。

そこで、日本語と同じ料金で案内をすることがあるようです。
現に、三重の語り部団体では、日本語も英語も同じ料金設定です。

これが問題なのです。

もしこのようなことが和歌山で定着していけば、間違いなく市場が荒れます。
私は長年、ガソリンスタンド業界にいましたが、安売り店舗が参入を始めてから一気に燃料価格が下落し、一時はガソリンで80円台にまで落ち込みました。
お客様からは「今までたいがい儲けとったんやなぁ」とか「値段下げることできたんやないか」など心無いことも言われました。

その後、旧白浜町内にあった9軒のガソリンスタンドのうち、3軒が閉店、私がいたスタンドは他の安売り業者に売却されました。
約半数が閉店、または事業譲渡に追い込まれたのです。
現在はもっと少ないです。

同じようなことが今、通訳案内士の業界でも起ころうとしています。

当会は日本語でも案内はします。
しかし、料金設定は「先輩団体」より高めの設定です。

これは、後発が単価を下げて参入すれば市場が荒れるからです。
ガソリンスタンドでいた時の苦い経験があるからです。

単価を下げて客を取るという行為は頭の良くない人がすることです。

だからといって、うちと金額を合わせろとは言いません。
もちろん価格設定も自由です。
しかし、当会が日本語で案内することが最後発であるのと同様、日本語で案内していた団体が英語で案内することは「後発」のはずです。
その配慮はしていただいてもいいのではないでしょうか。
あるいは、そういった意識自体がないのかもしれません。

このままいけば、間違いなく熊野での市場が荒れます。
うちも料金の見直しを余儀なくされ、ガイドが相応のガイド料をもらえないとなると、ガイドの魅力がなくなり、入会する人も間違いなく減ります。

現に、熊野のみならず全国の多くの語り部団体が現在抱えている、後継者不足の問題の一つの原因は、間違いなく安いガイド料だからです。

これは何も、語り部団体に限ったことではありません。

今、農家さんが減っている原因は何だと思いますか?
収入が割に合わないからです。
そうですよね?
「米なんか作るより、買うほうが安い」という言葉を、私は幾度となく米農家さんから聞いてきました。
「わしの代で終わり」という梅農家さんも多くいらっしゃいます。

息子さんが跡継ぎ候補としているにも関わらず、その息子さんは別の「お固い仕事」をしています。
そのほうが収入もよく、将来安定しているからです。

語り部の世界でも同じです。

せっかく素晴らしい知識と経験をお持ちである語り部さんにも関わらず、「安すぎないか?」という質問に対して「僕はみんなに喜んでもらえればそれでいい」とおっしゃっている方を結構見てきました。

それは「今の自分だけ良ければそれでいい」ということであり、そこには、将来語り部を存続させていこうという意図がまったく感じられない無責任な発言です。
自分は定年退職で退職金ももらい、小遣い稼ぎ程度でいいかもしれません。
でも、普通に30代、40代、50代の働いている人から見れば、ガイド料をたくさんもらえるほうがいいに決まっていますよね?

どこの団体に所属するのかはもちろん自由ですが、日本語の語り部団体に所属されている方で、外国語で案内できる方にお願いです。

どうか自分を安く売らないでください。

みなさんのやっていることは、だれでもできる仕事ではないんですよ。
もし、所属されている団体で日本語と同じ料金で行ってくれと言われたなら、はっきりと「これぐらいは欲しい」と訴えてください。

その行動が通訳案内士の市場を守り、将来に渡って後継者問題を回避できることに繋がるからです。

当会は幸い、ガイドの高齢化による後継者問題はまったくありません。
毎年40~50代の人が入会してくれるからです。
他の通訳案内士団体も、新型コロナ問題はさておき、おそらく同じでしょう。
現在語り部団体が抱えているそんな問題に、うちは巻き込まれたくはありません。

そして、当会も決して儲かってはいないということも付け加えておきます。
料金の下落はそのまま、当会の解散にも繋がりかねません。
そうなれば、あたたはどうやってガイドの仕事をもらいますか?
他の外国語のガイド団体に所属しますか?
そこもうちと同じような状況から料金を下げている可能性もありますよ。
与える影響は当会に対してだけではありませんよ。

そのあたりも考慮に入れていただき、市場が決して荒れることのないよう、ご協力よろしくお願いいたします。

歩こう会

和歌山地域通訳案内士会の会員限定イベント、「歩こう会」を開きました。
「歩こう会」とは、どこかのトレッキングルートを、誰がガイドをするでもなく、ただ単にお喋りしながら歩くだけのイベントです。
・・・これをイベントと呼んでいいのかは分かりませんが。

午前中は風が強かったですが午後からはそれも止み、春の陽気の中会員さんとたくさんお喋りをしながら楽しく歩きました。
久しぶりに大笑いしました。
自然の中を歩きながら笑えるなんて、こんな幸せなことはありません。
これが結局、免疫の強化につながっていくんですよね。
人間とは本来、人と会って話をして、笑うことにより免疫が上がると思います。
ワクチンに依存することは、私は完全に間違っていると思います。
今、国がやっているまん延防止等重点措置は、完全に感染拡大防止に逆行していると思います。

現在は新型コロナのおかげでガイドの仕事が皆無ですが、会員の意識が離れないように様々な仕掛けを展開していくつもりにしています。
現在は会員の更新時期ですが、ほとんどの会員さんは残留してくれています。

感謝です。

また、こういった「遊び」を入れることにより、ひょんなことから仕事のアイデアにつながったりする場合もあると思います。
事務所の机に座っているだけでは新しいアイデアは生まれにくいかもしれません。
私は、真面目腐ることが嫌いなので、冗談を言いながらアイデアを出し合うスタイルの方が性に合っています。
なので、冗談の通じない人と仕事をすると息が詰まりそうになりますので苦手です。
というかそんな人とは仕事をしたくありません。お客さんならともかく、従業員としては絶対に不採用です(笑)

なにはともあれ、参加された皆様、ありがとうございました。

入会基準

当会では、入会していただくにあたり、一定の基準を設けています。
もちろんすべてを公表はできませんが。
以前のNPO法人では、NPO法人の制度上、入会基準を設けることはできませんでした。
しかし、一般社団法人ではその基準を設け、入会に制限をかけることができます。

うちの基準は結構厳しいと思います。
いままで結構な人数をお断りしてきました。
これは、当会の前身にあたる団体で、いわゆる「迷惑会員」がいたために会の運営に支障を来たすまでに陥ったからです。
また、他の団体の総会に何度か出席しましたが、その時にもくだらない質問をしつこくして、その回答の揚げ足を取ってさらに質問をし、議事の進行を妨げているとしか思えない人も見てきました。

このような会員がいると、物事がスムーズに進まなくなります。
今後当会では、こういった類の会員を入会させないためにも、基準をアップデートしながらさらに制限をかけていくことになるでしょう。

当会では、面接の後に古道歩きをします。
場合によっては2回、3回とする場合があります。
入会させることは簡単ですが、ひと度迷惑会員が入会すれば、そう簡単に退会させることができないのが現在の一般社団法人法です。
なので、入会させる場合は慎重に慎重を重ねています。
そして、いくらスキルが高くてもお断りする場合もあります。

そうやってもなお、その網目をくぐって迷惑な人というのは現れます。
基準とは別に、わたしはこれまで、教える立場から色んな人を見てきたせいか、だいたい第一印象で良いか悪いかが分かります。
それでも一応は基準に沿って話を進めますが、やはりダメな人はどこまでいってもダメです。
それは先入観ではなく、やはり客観的に見てもダメなのです。
以前は他の役員も一緒に面接に来てもらい、彼らの意見も参考にして入会を決めていましたが、私の意に反して役員が「いいと思います」と言って入会した会員は、やはり後で問題を起こすことが多いです。
それ以来、他人の意見を参考にすることはやめました。

結局、Goサインを出した役員も、その会員が正会員でなければ、ほとんどその会員と接点がありません。
研修でたまに顔を合わす程度です。
しかし、事務局員や私は絶対にその関係を疎遠にすることはできません。
結局困るのは自分たちです。

もちろん、何かを決める時には反対意見が重要な時もあり、お互いの着地点を見出すことができればそうしますが、すべてそうなるわけではありません。
今の自民党と公明党の関係とよく似ています。
自民の案に対して反対するのが公明です。
最近の出来事では、対中決議案が公明の反対で実質「骨抜き」にされましたよね。
いくら妥協でも、これでは自民の譲りすぎです。
こうなれば、本来の目的が達成されることはありません。
時にはトップが「こう」と決めれば、部下の反対を押し切ってでも自分の意志を貫いていかなければならない時があります。
トップには「その先」が一番見えているからです。
常に「全体最適」を考えているからです。
その結果、結局は成功したという例がたくさんあります。

新たに追加しようと考えている基準は、和歌山県の高野・熊野地域通訳案内士の研修を受講した人、または受講の意志がある人というものです。
ここで私が講師をしている関係上、受講生がどんな意識を持って参加しているのかがよく分かるからです。
そこからその人の人物像もよく見えるからです。
現に、これを受講していない通訳案内士が何年か前に入会しましたが、プロジェクトを立ち上げる度に「これをやる目的を教えてくれ」と言い出しました。
はっきり言って、そんな目的をいちいち説明して納得してもらわないといけないような面倒な人と一緒に活動はできません。
そんな時間など私にはないからです。
結局「私は社員ではない、会員だ」などと言って協力を拒否し、挙句の果てには批判の長文メールを送ってくるようになりました。
これは、一般社団法人を理解していない、ただの輩です。
ちなみに、この人物も、私が直感で「こいつはダメ」と思っていた人です。

一応基準は作ってはいますが、昨年は、信じるべきものは自分の本心だということがよく分かった1年でした。

資産と負債② ガイドの自立

昨日は資産と負債についてお話しましたが、今日はその続きです。

会社で言えば、従業員は資産でしょうか、負債でしょうか?
結論として私は、従業員は資産でもあり、負債でもあると思っています。

要はその従業員によって変わってくるということになります。

たとえば、言われたことだけをしていればいいという考えの人で、休憩時間以外にネットサーフィンをしたり、新聞を読んだりしている人は、会社にとっては全く生産性がありませんので負債です。

反対に、どこかに営業をかけたり、イベントでの参加者募集をかけたり、仕事の効率化を図った仕組み作りを自らする人は資産です。

もっと端的に、前回に記事に沿った考え方で言うと、労働対価(給料)以上に稼いでくれる人が資産ということになります。
前回の記事をまだ読まれていない方は、こちらを読んでください。

https://7875937fbfc6f01c.main.jp/2020/12/26/%e8%b3%87%e7%94%a3%e3%81%a8%e8%b2%a0%e5%82%b5/

では、登録しているガイドはどうでしょうか?

さきほどの考え方でいくと、今年までは、私がガイドに出られない日に代わりに行ってもらうという形でしたので、基本的に資産となります。
ただし、私や従業員の時間を奪う行為は負債です。
遅刻をする、どうでもいいことで電話をかけてくる、電話で余計な長話をする・・・などが当てはまります。

たとえば、「牛馬童子口から継桜王子まで、番号道標は全部でいくつありますか?」とか、これは本当にあった質問ですが、こんなことはちょっと調べればわかることです。

人間は、一旦集中していた仕事を遮断されると、その集中力が回復するまでには20分かかると言われています。

仕事に集中している時にこういった電話があると、本当にその人にガイドとしての自覚はあるのか疑いたくなります。
ガイドは報酬を払っている限り、趣味の延長ではありません。

一人のプロとして、独立したガイドが登録をしている、それが一般社団法人 和歌山地域通訳案内士会です。

しかし、中には本当にどうやって調べたらいいか全く分からない人がいます。
なのでさきほどのような質問をしてくるのですが、そういった場合は単に答えを教えるのではなく、どうやったら答えがわかるのか、その方法をお伝えします。
でなければ、延々と質問ループに陥り、その対応でしょっちゅう時間を奪われることになるからです。

「田辺市が発行している地図に書いています。地図は田辺市観光センターにありますので、機会のある時にもらってください」

「釣った魚」を与えるのではなく「釣り方」を与えるようにし、ガイドの自立を図るようにしています。


近況など

昨日でガイド業務が終了しました

一年も早いものでもう終わりですね。
昨日で2020年のガイドが終了しました。

今年はみなさんにとっても大変な一年だったかと思います。
当法人も、武漢コロナの影響をまともに受け、4月からは依頼ゼロが続きました。

おかげさまで?これを機に、今までやりたくてもできなかったことができるようになりました。
日本語指導者養成活動、英語指導、事務処理の効率化など、じっくり腰を据えてしなければできない新規活動などができました。

また、エクセルについても少し深く勉強することができ、事務処理も随分と簡素化することができました。

波長の法則

おかげさまで新たなご縁もいただき、周りには私より優れた方々が集まるようになってきました。
波長の法則というものがあるそうですが、自分の意識が変われば、自ずと同じ波長の人が集まってくるということを身をもって実感した、そんな一年でした。

監督は4番バッターになれない

まだまだやりたいことがあります。
そうなってくると、今後はガイドに集中できない状態になる可能性もあります。
いや、もうすでに集中できない状態です。
ガイドは極端な話、代わりは誰でもいます。

また、たとえば4時間のガイドをするまでには、現場の下見、知識の整理などたくさんの準備時間が必要です。
知識の整理をしていると新たな疑問が出てくることもしばしばです。
そうなると「調べ物の永遠ループ」にハマり、時間がいくらあっても足りない状態になります。
ひと度興味を持つと突き詰める性格上、こういった時間の消費は代表としての業務をするには致命傷です(笑)

代表としての仕事については、私にしかできないことがあります。
その仕事に集中することによって、法人がより発展することができると思っていますし、当法人の会員がたくさんガイドに出ることができれば、全体のガイドとしてのスキルの底上げができ、それがお客様への信頼につながってくると思っています。

私がガイドをしながら法人の運営をするということは、4番バッターが監督をしたり、映画監督が主役を演じるようなものです。

わたしがいつまでもこのような位置にいることは得策ではないと思っています。

今日で8ヵ月

今日でブログの毎日更新が8ヵ月になりました。
4月に始めた時にはいつまで続くのか不安でしたが、何とかここまで続けることができました。
しかし、毎日更新が目的になっているところもあり、内容的にはあまり充実していないなという思いもあります。
もう少し、皆さんに有益な情報をお伝えできるように、もっと精度を上げていかなくては、と思っています。

電子書籍改訂

拙著「熊野古道英語ガイドが行く」ですが、今年の残りの日程で改訂作業に入ろうと考えています。
今回はマイナーな改訂ではなく、かなり大きな改訂になるかもしれません。
場合によってはタイトルを変えて発刊することになるかもしれません。

作業が発刊の目処がたちましたら、こちらでお知らせいたします。

当事者意識を持て

今回は「当事者意識を持て」についてお話します。

現在、当法人には27名の会員がいます。
その中で、現在運営に携わっている会員は5名です。

以前は27名全員が「運営者」でしたが、行政書士さんからのアドバイスで、「運営に携わらず、ガイドだけしたいという会員もいると思うので、色分けをした方がいい」というアドバイスをいただき、運営に携わることを希望する会員を集めたところ、その約半分が手を挙げてくれました。

運営の人数に関係なく、以前から思っていることですが、共通して聞く意見として「和田さんの決めたことならそれでいい」というものです。

これは、良く取れば和田の意思が通りやすい、法人を和田の色にすることが出来る・・・と取れますが、悪く取れば「放任主義」「自分の意見がない」「人任せ」と取れます。

ここで会員に欠けているのが、当事者意識だと思います。
事が起こっても「対岸の火事」のような振る舞いでは困りますし、私の提案に何の異論や議論もないようでは、何のために一般社団法人にしたのか、分からなくなってしまいます。

「自分がこの法人を主宰する」という気持ちの当事者意識があれば、「和田の決めたことでいい」などという言葉は出てこないはずです。

ですので、以前は月に一度のペースで開催していた会議も、最近はほとんど開いていません。
私が提案した案が、あまり議論がなされずに、すべて「それでいい」と通ってしまうからです。
会議を開くための資料作り、それにかかる時間、会議の時間、すべてが無駄だからです。

このことは会員にも伝えなければいけませんが、とりあえず心の中に思っていることを吐き出しました(笑)

それ、本当に「出来ない仕事」???

私の仕事道具(プロブロガー)

「あ、すみません、私それ、出来ないんです」という声を、上司の経験がある方なら一度や二度、あるいはもっと聞いたことがあると思います。
もっとタチの悪いのは、頼んでおいた仕事を放ったらかしにされたりとか・・・

もちろん部下も与えられた仕事を拒む権利はあります。
しかし、それが自分の業務量の範囲を超えているとか、不得手な分野なので他に任せた方が早いと思ったからとかなら話は分からないでもないですが、そうでない場合は上司の期待を潰してしまうことになりますので、注意が必要です。

仕事に対する姿勢が大切

やったことをないことをやるのは、誰にとっても不安はありますし、慣れるまで時間がかかります。
また、上司から頼まれた仕事について、その背景の意味が分からないこともあるでしょう。

大切なのは「仕事に対する姿勢」です。
「拒否する権利がある」とは言っても、自分の得意な仕事や好きな仕事ばかりしていればいいなどという会社はまずありません。

「ちょっとやったことがないので、教えてもらえますか?」とか、「一度やってみますが、期限はいつまでですか?」などと言われれば、上司としても嬉しいものです。

「この仕事をする意味が分かりません」は禁句です。

以前のNPO時代にそういう従業員がいて、毎日のように代表とバトルと繰り広げていましたが、側で聞いている方も嫌なものです。

「何で素直に『はい』と言えないのだろう」とか、「何でいちいち意味を知らなければ仕事が出来ないのだろう」と思いながらそのバトルを聞いていました。

こういった不毛の言い争いは、周りの従業員にも悪影響を及ぼします。

上司は部下に見えない様々な案件を抱えているので、仕事の意味をいちいち教えなければ動かない部下は、たとえ頭が切れても「組織のお荷物」です。

まあ、頭が切れることだけを切り取って「あの人は出来る」と言っていたその代表も、人を見る目がありませんが。

「出来ない」?「やらない」?

「出来ない」と「やらない」では、表面から見れば同じに見えますが、中身は全く違います。

今抱えている業務量が多くて、本当にそれができないと思えば「すみません、現在抱えている業務があり、期限までに出来そうにありませんので、すみませんが、他の方にお願い出来ないでしょうか?」と、その時はハッキリ言えばいいと思います。

悪質なのは、始めからやる気がなくて断る、あるいは受けておきながら放っておく場合です。

私は以前、ある業務を従業員にお願いした時に嫌そうな態度を取られましたが、引き受けてくれたので任せることにしました。
表までは作っていたので、あとは機械的に数字を打ち込んでいけばできる簡単な業務です。

私もその時に期限を切らなかったのは悪かったですが、1週間後、とうとうしびれを切らして進捗状況を聞いてみると、何とまったく触っていませんでした。
任せておいても時間がかかると思ったので、結局私がすることになりました。

悪いのはそこからです。

そのまま私に任せておけばいいものを、ネットで調べながらその作業をしていたのです。
「ちょっと面白くなってきて・・・」というセリフとともに。

・・・爆発寸前でした。

その従業員は、やれば出来ることを最初から「やらない」と放っておいた上に、しびれを切らして私がやっている上から同じ作業を、貴重な勤務時間を使ってやっていたからです。

お金と時間の無駄です。

数字を入れて行けばいいだけの作業を、難しそうとか、時間がかかりそうと思ったのか、ずっと放っておいたわけです。

まだか?と言われるようではアウト

無理難題を押し付けてくるような上司以外、たいていの場合は「自分がやった方が早い」と思いつつ、部下に任せます。
人に任せないと、部下の成長もないい上に、自分の膨大な業務が減らないからです。

上司は何も、部下に仕事を押し付けて自分が楽をしようと思っているわけではありません。
企業を成長させるためにたくさんのアイデアを持っていて、それを実行するためには、部下にも出来るような仕事をやっていては、組織の成長がそれだけ遅くなることを知っているからです。

ですから、辛抱強く部下が仕事が出来るのを待っています。

橋本徹さんも、自身の著書に書かれていましたが「あれはどうなったの?」と上司から聞かれるようでは、アウトです。

必要に迫られれば、人は必ず動く

私は、NPO法人Mi-Kumanoから任意団体Mi-Kumanoを立ち上げた時、税務署、ハローワークへの登録、銀行口座の開設方法など、具体的な設立方法は自分で調べました。

また、次に一般社団法人 和歌山地域通訳案内士会を立ち上げた際には、任意団体よりももっと複雑な過程を経て設立しました。
前の記事にも書きましたが、すべて自分で調べて、公証人と何度も定款のすり合わせをして、和歌山市の法務局まで行って設立しました。

また、ホームページ作成に充てる資金もないため、自分で調べて作成しました。
それまでは更新程度くらいしか出来ず、一から作るということは、私にとって始めてのことでした。
見た感じは素人感満載ですが、SEO対策もある程度勉強して作りましたので、今では上位にヒットするようになりました。

ちなみにHPは、「見た目がきれい=検索順位が上がる」ではありません。
素人感満載でも、検索順位の上位に入ることが最初の目標です。
見た目は後からいくらでも触ればいいわけです。

また、将来旅行業取得の視野に入れているため、「国内旅行業務取扱管理者」の資格を一発で取りました(ちなみに合格率は30~40%程度)
総合旅行業務取扱管理者を取らなかったのは、現時点でその必要がなかったからです。

無駄な勉強はしたくありませんからね。
それよりも確実性の高い方を取ったわけです。

人は、必要に迫られれば必ず動く

これが私のモットーでもあります。

先ほどの従業員は、「放っておけば和田がする」という甘えがあったのかもしれません。

上司を見極める目も必要

かと言って、何でも「はい」と言って仕事を引き受けろという話ではありません。

無理難題を押し付けてくるようなパワハラまがいの上司のいる職場は、可能であれば異動して別の部署に配属してもらうように人事にお願いするか、それが無理なような職場であれば、転職を考えてもいいと思います。

無理にパワハラ上司と付き合う必要は、昔の終身雇用が当たり前に時代ならばともかく、このご時世なら、まったくありません。

あなたの上司が「部下を思いやっている上司、あるいは、成長を見据えている上司」なのか「単なるパワハラ上司」なのか、日頃の上司の行動や言動をチェックしていれば、見えてくると思います。

ぜひそういった目も、養っていただけたらと思います。

本業という名の盾

お久しぶりです。ブログの設定で間違ったことをしてしまい、復旧に膨大な時間がかかってしまい、今に至りました。

また暇をみて更新していきますので、今後ともよろしくお願いいたします。

さて、わたしが主宰するガイド団体Mi-Kumanoは、今年7月をもって一般社団法人和歌山地域通訳案内士会となりました。

少し(?)長い名前ですが、引き続きよろしくお願いいたします。

法人立ち上げにあたって紆余曲折がありましたが、その中で、まず組織の仕組みを変えました。

現在会員は30名在籍していますが、当時はすべての会員に総会での議決権がありました。

これを「運営に携わりたい会員」を正会員とし「ガイド業務だけでいい」という会員を準会員とに区別して、会員から希望を募りました。

会員制度を二つに分けた理由は2つあります。

一つは、総会には出席はすれど意見を何も発言せずただ座っているだけで、早く帰りたいそぶりを見せる会員や、毎回欠席する会員などがいたためで「全員が組織の運営に関わりたいというものではないんだ」ということがわかったからです。

もうひとつは、会員の増加で意見を取りまとめることが大変になり、組織が速く前進するには大きな足かせとなることが予想されたからです。

会員を二分したことで、正会員数は約半分になりました。

言い方は悪いですが、「組織のために動いてくれる本気の会員が洗い出された」と思っていました。

しかし、いざ動いてみると、同じ正会員でも個人間で「熱量の違い」があることに気付きました。

現在在籍している正会員の中でも、本当に組織のために動いてくれている会員は、わたしから言わせてもらえれば2人だけです。

一人は本業を当法人のガイドだけで頑張っている会員、もう一人は現理事。

・・・頭が痛いです(笑)

会員が「動けない」「協力できない」とされる理由のなかで、わたしの一番嫌いな理由が「本業が」と言いだす会員。

それを言われればこちらとしては身も蓋もない。

たしかに本業は大事だが、たとえ副業でもしかるべきものはこちらとしてはきちんとお支払いしているわけで、「本業が」と言われると「こっち(ガイド)はどうでもいい」というニュアンスを含む。そんなことは言わなくてもこちらは重々承知している。こちらとしてはできる範囲でお願いしているので、「本業が」と言われると本当に残念な気持ちになる。

さらに「本業が」という言動は、こちらを本業としているわたしに対して、失礼な言い方だと思う。

「○○時にレッスンがあるので、それまでには帰らないといけません」のような、具体的な理由を述べるなら分かる。

しかし、それを「本業が」と言われると本当にカチンとくる。

要は言い方の問題。

もうひとつ、本業を盾に自分の自信のないコースの依頼を断ることができること。

また、「わたしは本気でやっている」いう会員もいる。

たしかに、本気でやってはくれているのだろうけど、では聞きたい。

「複数の組織に所属していれば、その本気度はどうなりますか?」

たとえば、当法人以外に他のガイド団体に所属していれば、本気度の割合は「当法人50」「他の団体50」あるいは「当法人30」「他の団体70」かもしれない。絶対に「100と100」にはなりえない。ましてや、それこそ本業を持ちながら複数の団体に所属していればなおさらだろう。でも、本人は本気だという。

所属する団体が増えれば増えるほど、当法人への「本気度の割合」が「25」にもなり「10」にもなりえる。

それはこちらが求めている「本気」ではない。

また、facebookに投稿する時間はあっても、こちらからの電話には出ず、かけ直しもしてこない会員に「本気」と言われても説得力がない。

いったい何を以って「本気」と言っているのか、神経を疑う。

法人化にあたって、株式会社にするのか、組合とするのか、一般社団法人とするのかで相当悩みましたが、会員制度を取っていて、会員が組織を動かすには一般社団法人が一番妥当だという結論にいたって法人を立ち上げたのに、これでは本末転倒です。

そんな理由から、「彼らに真剣さを求めてはいけない」と最近思い始めています。

今考えている案がまとまれば、そちらに動いていこうと考えています。

久々の更新が愚痴(笑)すみません。

認定試験とガイドデビュー

先日、発心門王子~本宮大社を歩いている時に、ウグイスの鳴き声を聞きました。

いやぁ、春ですねぇ。

・・・花粉がなければ最高なんですが。

さて、当団体では、認定試験というものを行っています。

認定試験とは、主に新人会員がガイドになるための知識や注意点などを見るためのもので、実際に試験官を現地で案内し、その内容についてチェック・採点をし、合否を決定するというものです。

もちろん、いきなり試験をするわけではなく、新人研修・事前研修を踏まえた上で行います。

その研修の際に、ガイドとして注意すべき点などをお伝えしています。

ざっくりとしたチェック項目は

説明

知識

ガイド姿勢

服装

危機管理

時間管理

応急手当

などです。

ちなみに、その試験にオブザーバーとして一般のみなさんも参加できますので、興味のある方はご連絡ください。

認定試験オブザーバー募集

今回8人が受験しますが、この試験に合格してはじめて、ガイドとして本格的にデビューできる仕組みになっています。

受験者は昨年8月に入会して、早ければ4月デビューなので、それまで8ヵ月ほどかかっていることになります。

ガイドのライセンスを取ってからうちに入会される方が圧倒的に多いのですが、本音を言わせてもらうなら、ライセンスを取ろうとする年から入会していただき、ガイド勉強と受験勉強を並行すれば、その分デビューは早くなるのになぁと思っています。

早くデビューしたい方はぜひご検討ください。

入会希望はこちら

この認定試験制度、実は当団体の前身・NPO法人時代(2014年~2016年2月まで)からありました。

ただ、当時のシステムは受験料が高いうえ、コースごとに試験があったので、受験料がバカ高く、当然会員の不満がありました。

「受けておいてよかったと思うときが絶対に来るから、わたしたちについて来てください」とはよく言ったものです。

その後、NPO法人は解散してしまったんですから(笑)

当時わたしは入会して間もないころだったので、「これが当たり前なんや」と思って正直に全コースを受けましたが、今から思うと、何であんなスタイルにしたのか、理解に苦しみますね。

1コースにつき、2万円×5コース、計10万円ほど支払いました。

また、採点方法も大雑把かつ曖昧で、試験官によって大きな振り幅が出る傾向があったので、どういうところを見てどう判断したのか、分からないことがありました。

そこで今回、受験要領と採点方法を一新し、受験料も見直し、全く新しい形で始めることにしました。

まだまだ完成形ではなく、これから修正を加えていかなければならないことが出てくると思いますが、一応いい形ができたと思ってます。

これからどんどん中身の整備を進めていき、たくさんのすばらしいガイドが生まれるように、また、ガイドが働きやすいようにしていきたいと思っています。

 

団体代表の悩み②本業と副業

現在、当団体には19名の会員が在籍していますが、その中から毎年持ち回りで役員を専任します。

今年で3年目になりますが、初年度の役員さんは、立ち上げ当初、私の業務が整理できておらず混乱している時に大いに助けていただきました。

2年目の役員さんは、新しい企画などを立ち上げてくれ、本業が忙しい中でもわずかな隙間時間を見つけて動いてくれました。

わたし一人ではできなかったことを助けていただいたき、本当に感謝しています。

ただ、過去2年の役員さんのような方ばかりではないということを今年思い知らされました。

現在在籍している会員の9割は、ガイドを副業としています。もちろん本業が優先なのは当たり前ですが、ある業務をお願いした時、はっきりと「それはできない」と言われたことは今年が初めてでした。

当初わたしが提案して立ち上げた趣旨に賛同して入会してくれたものと信じていましたし、過去2年の会員さんは快く動いてくれたので、「わたしのお願いなら聞いてくれる」と会員に甘えていた結果ですね。

おそらく、NPO法人を立ち上げた時は、全員が同じ方向に向かって進んでいたので、少々の無理は聞いてはくれたのだとは思いますが、今はその目標が達成され、現在は様々な理由で入会する会員がいます。

「みんなが同じ方向を向いていない」

「ガイドを本業としている会員と、そうでない会員の意識に温度差がある」

これは私がこの団体を立ち上げた当初から感じていたことでした。

結果は断られたましたが、その業務をお願いしたのも、「この業務に携われば今後ガイドとして成長してもらえる」と思ったからなんですよね。ここで決定的に本業と副業の意識の違いが表れたと感じ、ガッカリしました。

今はこの団体の活動に多くの時間が割け、すぐに動いてくれる会員が必要です。言い方は乱暴ですが、所詮「片手間は片手間」です。運営を任せたり相談したりは、持ち回りの役員では、もはやできないと感じています。