熊野古道 初心者にオススメのコース

初心者でも歩ける熊野古道のコースってどこがあるでしょうか?

一口に熊野古道と言っても、紀伊路、中辺路、大辺路、小辺路、伊勢路とあり、和歌山県はもちろん、大阪から奈良県、三重県広範囲にわたります。

おそらく、現在は「熊野古道」と言えば中辺路をイメージする方が多いと思います。

しかし、中辺路は結構起伏が激しく、初心者でも歩けるコースというものが少ないルートでもあります。

ただ、厳しい道だから現在まで古道らしい道が残ったとも言えます。

「そうは言っても歩きたい」という方のために、その中でも比較的易しいコースをご紹介いたします。

牛馬童子口~継桜王子

1つ目は、牛馬童子口~継桜王子です。

中辺路のシンボル・牛馬童子像、近露の集落を見渡す美しい景色、最後には野中の一方杉と野中の清水と、変化に富んだ景色を楽しみながら歩くことができます。

野中の集落に上る楠山坂は少々キツいかもしれませんが、比較的なだらかで歩きやすいコースです。

詳しくはこちら

継桜王子では、毎年11月3日の午後2時頃から、和歌山県無形民俗文化財の「野中の獅子舞」が奉納されます。

発心門王子~本宮大社

2つ目は発心門王子~本宮大社です。

熊野古道には「王子」と呼ばれる神社があり、かつての上皇・法皇、貴族たちは道中の王子で旅の安全を祈願しながら熊野三山を目指しました。

その王子の数は102とも言われており、「九十九王子」と称されています。

その九十九王子の中でも最も格式の高い王子社として崇められているのが「五体王子」です。

その五体王子の一つである発心門王子を出発し、熊野三山のひとつ、熊野本宮大社を目指すコース。

厳しいアップダウンはほとんどなく、また、集落を歩いたり、森の中を歩いたりと、こちらも変化に富んだ景色を見ながら歩くことができます。

道中の「森のベッド」は森林浴にはうってつけの場所です。

本宮大社の旧社地・大斎原では、日本一の大鳥居があり、見る者を圧倒します。

詳しくはこちら

高野坂

新宮市内にある熊野古道。

距離は非常に短いですが、古道らしい雰囲気と、中辺路では珍しく海を見ながら、潮騒を聞きながら歩くことができるコースです。

ちょっと寄り道をすれば、「鯨山見跡」からは太平洋を一望することができます。

こちらでは熊野速玉大社から歩くようになっていますが、路線バスで「広角(高野坂)」で降りて少し歩けば高野坂の入口に行くことができます。

お帰りは、JR三輪崎駅、または三輪崎駅前バス停から新宮・勝浦方面に行くことができます。

大門坂~那智の滝

約650mに渡って石畳が敷設されている大門坂から、熊野三山のひとつ、熊野那智大社、そして那智の滝にいたるコース。

大門坂から那智大社までは約1.3km。
ほとんどが上りですので、少々きついかもしれません。
また、那智大社から那智の滝までも同じくらいの距離を今度は下りますので、足にくるかもしれませんが、大門坂沿いの杉の巨木と石畳が醸し出す雰囲気と那智の滝は、訪れる価値のあるところです。

これらのコースを自分たちで歩くこともできますが、ガイドと一緒に歩くと、もっと深く熊野について知ることが出来ますよ。

お問い合わせは和歌山地域通訳案内士会まで。