多様な文化的背景の違いを理解する22

薬切れ

来日の10日前に、お尻の手術を受けたお客様がいました。
よせばいいのに、まだ傷口がきちんとふさがっていない状態で、抗生物質の投与をしながら日本に来てしまいました。

話を聞くと、彼は5人グループのオーガナイザーで、行程管理は彼が握っていたのでどうしても来なければいけなかったらしいです。
ちなみに、このグループは彼以外すべて大会社を経営する社長さんたちでした。

ツアーは5日間でしたが、2日目くらいから彼のお尻が痛みだしたようで、継桜に到着するや「マッサージはないか?」と聞いて来ました。

「あるわけ無いやろ」といいたかったですが、「一生懸命探している」というパフォーマンスはしなければならないので、宿の人に聞いたりしていました。

それはさておき、3日目にいよいよその抗生物質が切れたらしく、かなり痛がっていました。「薬局に連れて行ってくれ」と言われたので本宮の薬局にお連れしたのですが、抗生物質は医師の処方箋がないと出せないと言われ、その旨を伝えると今度は「病院に連れて行ってくれ」と言われました。

しかし、この日はあいにく土曜日。
本宮のクリニックが開いているはずもなく、私もどこが一番近いかを聞くために消防署に尋ねたところ、新宮か田辺だという回答でした。

新宮へは車で45分、田辺は1時間以上かかります。

新宮の当番の病院に電話をすると、あいにく対応できる医師が帰ったところでした。
そうなれば、車で1時間以上かけて田辺に行くしかありません。

そのことを彼に伝えると「ここは日本だろ!コロンビアではない!」と激怒し始めました。

そんなことを言われても、ここは田舎。
仕方ないものは仕方ありません。
どうも彼は、日本ならどこでも気軽に抗生物質を手に入れることができると思っていたらしいのです。

明日なら新宮の◯◯という病院が開いている。それまで我慢できるか、と聞いたところ「我慢できる」と観念したため、翌日お連れをしましたが、手術を施した担当医とチャットでやり取りをしていたところ、その医師から「帰国命令」が出て敢えなく帰る羽目になってしまいました。

せめて日本滞在期間分の薬は持って来い!(笑)

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