
右側通行?左側通行?
鳥居をくぐったあと、気になるのが参道の右側を歩くのか、左側を歩くのかです。
親切に書いてくれているところはそのとおりに従えばいいですが、「そんなの関係ない」という方はさておき、何も案内がない時は迷ってしまいますよね。
以前聞いた話では、「手水舎がある方を歩く」というものでした。
つまり、手水舎が参道の右側にあれば右側通行、左側にあれば左側通行という具合です。
伊勢の神宮では、内宮は「右側通行」、外宮は「左側通行」と立て札に書かれていますが、たしかに内宮の手水舎は右側、外宮は左側にあります。
しかし、何回も行ったことがあり、どちら側に手水舎があるのか分かっている場合や、参道を歩く前に手水舎が見えればいいですが、そうとも限りません。
では、そのような場合はどうすればいいのでしょうか?
すみません、はっきり言って分かりません(笑)
分からなければ周りの参拝者に合わせて歩くか、周りにいない場合は、どっちでもいいんじゃないですかね?
参道の真ん中は通らない?
参道を歩く際の注意点として、よく「正中(参道の真ん中)を通らない」と言われています。
正中は、神様の通り道とされているため、人がそこを通ることは避けるように書かれている神社も見かけます。
しかし、以前内宮を案内していただいた伊勢神宮崇敬会の方のお話を結論から言うと、「正中を避けるという考えは元々なく、あれは行き過ぎた考え方です。どこを歩いていただいても構いません」ということをお聞きしました。
確かに、伊勢の神宮の参拝方法を見ると「正中を避けろ」という記述はありません。
伊勢神宮・参拝の作法とマナー
一体いつからそういった考えが生まれたのかは分かりませんが、戦後「二礼二拍手一礼」でほとんど統一された参拝作法の背景から読み解くと、これも後付の考えなのかもしれませんね。
どちらを支持するかはおまかせしますが、私はあまり行き過ぎた考えは、かえって参拝を窮屈なものにしてしまうのではないか、と思っています。
なので、最近はあまり正中を気にすることがなくなりました。
あ、「正中を通るな」と立て札などがある場合は別ですよ。
ない時は気にせず歩いています。
人は「ダメだ」と言われると「そうなのかなあ」と思いますし、「別にどっちでもいい」と言われても「そうかなあ」と思うということに気付かされました。
ちなみに、参道に敷き詰められている玉砂利ですが、あの「ザッザッ」と踏みしめる音で、心を清める意味があるそうです。
たまに外国人のお客様から、なぜ玉砂利が敷いてあるのかについて質問を受けますよ。
参道がやたら長いのも、本殿に到着するまでに心を清め、気持ちを落ち着けるためなんでしょうね。
神道は「祓い清め」をどこまでも重要視していますよね。
