
今日は二礼の後、柏手を打って祈るまでの所作についてお話します。
この所作については、小笠原流以外で教えているところはないと思います。
神社本庁その他で一般に言われている所作をおさらいしましょう。
1.二礼する
2.手を合わせ、右手をずらす(第一関節分下げる)
3.柏手を打つ ずらした右手を左手に揃える
4.祈る
2.手を合わせ、右手をずらす(第一関節分下げる)
3.柏手を打つ ずらした右手を左手に揃える
4.祈る
でした。
単に柏手を打って祈るということしか教えていません。
一方、小笠原流では、
1.二礼する
2.一旦胸の前で手を合わせる
3.合わせた手を前方に出し、柏手を打つ準備をする
4.柏手を打つ(指はずらさない)
5.合掌したまま胸の前に再び戻す
6.祈る
2.一旦胸の前で手を合わせる
3.合わせた手を前方に出し、柏手を打つ準備をする
4.柏手を打つ(指はずらさない)
5.合掌したまま胸の前に再び戻す
6.祈る
です。
二礼の後の祈りまでの所作についてまで教えています。
文章だと分かりづらいので、写真を少し入れて補足します。
2.胸の前で手を合わせる
二礼のあと、まず胸の前で一旦手を合わせます。
ちなみにこれは、祈る時と同じ姿勢です。

3.合わせた手を前方に出し、柏手を打つ準備をする
次に、合わせた手をそのまま前に出します。
「前に出す」と言っても、肘を伸ばし切ることはしません。
2の姿勢のままで柏手を打つことは美しい所作とは言えませんし、柏手を打つ手にも力が入りません。

柏手を打ったら、再び2の姿勢に戻し、祈ります。
この時、少し頭を下げる(軽く屈体する)と軽い合掌礼のような形になりますので、「頭を垂れながら祈っている」ような形になり、なお良いです。
合掌の手の形は、神社での参拝方法を分解する ~合掌編~をご参照ください。
実際にやってもらえばお分かりになると思いますが、この動作は無駄がなく、かつ、美しいです。
これは小笠原流の教えである「実用・省略・美」に適った動作と言えるでしょう。
ぜひ実践してみてください。
