今回は、昨日の続きで「熊野も気候について」の質問です。
冬は雪が降るの?
結論からいうと場所によります。
中辺路ルートの近露~小広峠あたりは、年間で数回雪が積もりますし、本宮で雪が積もることは、小広峠などに比べれば少ないです。
中辺路では、小広峠が一番雪が多いかもしれません。
あとは大雲取越です。
大雲取越は標高800mあたりを歩くことになりますので、必然的に降雪の機会が増えると思います。
あまり真冬に案内したことはありませんが、一度年末に案内した時がありました。
その時は雪がうっすらと積もり、道の脇には太い氷柱がたくさんありました。
中辺路については、基本的にほぼ問題なく冬でも歩けると思ってもらっていいと思います。
小辺路は標高1000mを超える山々が連なっているため雪が多くて凍りやすく、冬ははっきりいって歩けません。
三浦峠の麓にある宿では、12月から古道歩きのお客様を受け入れないところもあります。
大辺路についてはまず問題ありません。
伊勢路については、まだ冬に歩いたことがないので分かりません。
熊野の年間降水量は?
「熊野」という言葉がどこを指して言っているのかにもよりますが、お客様はおそらく「今いるところ」の情報を知りたいと思いますので、その場所の降水量を把握しておけばいいと思います。
基本的に、中辺路ルート周辺では年間2500~3500mm程度と覚えておけばいいでしょう。
ちなみに、1981年から2010年までの平均降水量は、新宮市で3126mm、栗栖川で2399mm、大辺路の潮岬で2519mm、伊勢路では紀伊長島で2594mm、三重県尾鷲で3848mm、新鹿で2982mmです。
ちなみに、2011年9月の紀伊半島大水害の時には、3日間で年間降水量の約半分が降ったといいます。
その上、観測不能な時間帯があったそうなので、実際の降雨量はそれ以上だったことはあきらかでしょう。
冬の気温は?
雪の質問に関連してよく聞かれます。
一部ですが表にしました。
| 場所 | 平均最高気温 | 平均気温 | 平均最低気温 |
| 栗栖川 | 10.1 | 3.8 | -1.4 |
| 新宮市 | 11.6 | 7.2 | 3.3 |
| 潮岬 | 11.4 | 8 | 4.8 |
ピークシーズンはいつ?
ピークについてもよく聞かれます。
4月、10月、11月です。
5月も多いですが、上記3ヵ月に比べると少し落ちます。
なかでも4月上旬と11月は依頼が固まる傾向にあります。
4月は桜の開花に合わせて来るお客様が多いです。
私は、その中でも日照時間が長い4月がおすすめとお客様にはお伝えします。
11月も気候的には歩きやすいのですが、日が短いのでコースによっては日没時間を気にしながら歩かなければなりません。
日照時間の点で言えば5月が一番いいのですが、少し暑い上に紫外線が強い時季でもありますので、お客様によりけりですね。
以上、ご参考にされてください。
