天野散策

昨日、かつらぎ町天野周辺を散策してきました。

今回は地元で暮らしている方にお願いをして、丹生都比売神社やその周辺、そして、その方が経営している養蜂場を訪れました。

丹生都比売神社では、近年葛城修験が日本遺産に登録され、丹生都比売神社との関係も深いことから、護摩祈祷を復活させたりしているそうです。

葛城修験についてはこちら

日本遺産 葛城修験

明治時代の神仏分離令によって仏教と神道、そしてその中間のような修験道が分離され、別々の道を辿っていくことになりましたが、今回の葛城修験による護摩祈祷の復活は、バラバラにされてしまった宗教が、もう一度習合するという意味で非常に意義深いものがあります。

丹生都比売神社の宮司さんのお話はこちら

ご祭神は丹生都比売大神(にうつひめのおおかみ)で、またの名を稚日女尊(わかひるめのみこと)といい、天照大神の妹神です。
偉そうなことを言わせてもらえば、この稚日女尊が「ワカヒメ」であれば、この解釈は正しいと思います。
ホツマツタヱでは、ワカヒメは天照大神の姉としてお生まれになりましたが、その後カナサキの元で育てられ、成人してから再びイサナギ・イサナミの元に帰って来られます。
この時のしきたりで、一旦よそに預けられて育ち、元の家族の元に帰って来たときには、妹として迎え入れらたそうです。

イサナギ・イサナミの子
ワカヒメ・タカヒメ・オクラヒメ

稚日女尊を天照大神そのものだと解釈されているところもあるようですが、これは間違いだと私は思っています。

また、こちらのご祭神の一柱である「高野御子大神(たかのみこのおおかみ)」ですが、丹生都比売神社のHPには、ただ単に「丹生都比売大神の御子」としか書かれておらず、お名前が「正体不明」です。
今風にいえば「高野の子供さん」と言っているようなものです(笑)
これも、ホツマツタヱを読めば、この神様は「イフキドヌシ」であろうということが想像できます。

ある「事件」がきっかけでタカノ(高野山)には化け物が出るようになり、イフキドヌシがこれを慰霊して事を治めたため、アマテル(天照大神)から「タカノ神」という称号が贈られています。

ソサノヲとハタレの乱と高野山

丹生都比売神社のご祭神

ちなみに、本宮大社の主祭神とされている「家津御子大神(けつみこのおおかみ)」には、「け」は「穢れ」、「つ」は「家」と「御子」とをつなぐ助詞という意味があります。
つまり、「汚気から生まれた子」のことです。

ソサノヲとクマノ宮

丹生都比売神社には、修験との関係があった時の五輪塔などが残されており、少しではありますが、以前の「ごった煮」の宗教観を垣間見ることができます。

歴史に「たら・れば」はないとはいいますが、あえて言わせてもらえれば、もし、神仏分離令がなければ、神仏習合の形を残したままの、もっと規模の大きい伽藍が今も残っていたのではないかと思うと、残念でなりません。

天野はちょうど稲刈り前で、田んぼが非常に美しく、景色も「古き良き日本」という印象があり、心が和みました。

さて、この作物は何でしょう?

答えは蕎麦です。
天野は気温が低いために蕎麦が育つそうです。
地域の有志で植えたとのこと。

丹生都比売神社の後は、養蜂場を見学。

ついでに蜂蜜もいただきました。

以前から疑問に思っていた養蜂に関することを結構突っ込んで聞きましたが、すべて的確に答えていただきました。
感無量。
さきほどの蕎麦の花が咲けば、その花の花粉もここのミツバチたちが集めるようになるだろうとのことでした。

そしてランチ。
今回は丹生都比売神社の近くの「客殿」さんにお邪魔をしました。

ここで使用している卵かけごはんの卵ですが、余計な飼料は与えず、けっこう自然任せで飼っているニワトリの卵を使用していると聞いたので、「コシヒカリの塩にぎり」「茶粥」「卵かけご飯」の中から選べたのですが、全員迷わず卵かけご飯を選択(笑)

普通私は食べ物の写真を撮らないのですが、卵を割った瞬間、ちょっと感動したので思わず撮ってしまいました。

卵の色、普段食べているものとまったく違いますよね。
これもやはり与えている餌の影響だそうです。
そしてその味はあっさりしていて非常に美味。

高野山麓、天野の地玉子

真ん中にあるナスのぬか漬けも、竹の粉末をぬかに混ぜることによって、塩分量が少なくて済むそうです。
皮の方はけっこうしっかり味がついていましたが、中はわりと生のナスの食感が残っていて塩加減が絶妙でした。
もちろん?ご飯は地元天野で採れたもの。
美味しいものをいただきました。
ランチは1,500円で、スイーツとドリンクのセット(1,000円)をランチと一緒に頼めばプラス500円で楽しむことができます。

丹生都比売神社、天野散策、美味しいランチで非常に充実した日でした。

天野和み処 Cafe 客殿

最後におまけ

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