自分視点で考えていませんか?

今となってはお世話になった上司に直接恩返しすることは難しい状況です。

しかしそうやって育てて頂いた世代ができることは、上の世代から受けた恩を下の世代に回すこと。

恩返しはできなくても恩回しはできるのです。

ー森岡 毅ー USJを劇的に変えた、たった一つの考え方より

以前「私が一生懸命教えて育てたのにすぐやめてしまった」と、ある人から聞いたことがあります。

時にはそういうこともあると思います。

しかし、それが頻繁に起こるようであれば、まずは自分に原因があるのではないかと、一度立ち止まって疑ってみた方がいいかもしれません。

そういう人はだいたい、結局は自分の都合のいいように物事を考えていることが多いようです。

それでは人はついてきてくれません。

そして、出し惜しみもいけません。

「これは私が苦労して得た情報だから言わないでおこう」という考えがあるなら、それはやめたほうがいいと思います。

研修で私は常に出し惜しみせずに洗いざらい自分の知っていることをお話しています。

お伝えするのを忘れる時はありますが(笑)

自分視点でしか物事を考えられない癖は、意識しなければなかなか抜けないようです。

そういう場合は、まずは形だけでもいいので、神社やお寺、神棚、仏壇などの前で、他者の幸せを口に出して祈るといいかもしれません。

そうすることで、自然と他者への思いやりや、物事全体を見る習慣がついてきます。

言葉の力は偉大です。

プロとしての意識を!

和田通信で以前会員さんに苦言を呈した時の記事です。

プロとしての意識の欠如が見られる会員がいましたので注意喚起をしました。

どの職業においても同じだと思いますのでご参考にされてください。

**********************

まず人間としての良識を養うこと。

良識の欠けた人間は、いかに優れた個性があっても、結局は世間の信用を失ってしまう。

セールスマンにおいては、殊に然りである。

世間を相手に立ち働くお互いは、人間としての信用を失ったらまったくゼロに等しい。

商品を売るということは、とりもなおさず自分という人間を評価してもらうことである。

ー松下 幸之助ー

商売はともすれば、売上に目が行ってしまうが、幸之助はどんな時も根本の部分、すなわち、社会人としての良識が社員に高まって初めて会社、そして社会の発展がなされるという原則を厳しく認識していたのである。

「松下幸之助から未来のリーダーたちへ」より

そんなに簡単にガイドはいません

一旦ガイドを引き受けてくださった場合は、責任をもって遂行していただくよう、お願いいたします。

病気やケガや身内の不幸などは仕方ないとしても、個人的な予定が入ってダメになったということは極力避けてください。

うちの中ではこんな人はいないと思いますが、「自分がダメになっても代わりはいる」という安易な考えがもしあるなら、それはやめていただきたいです。

実際、特に日程が迫ってからの変更はガイドがなかなか見つかりません。

この繁忙期に、再手配に多くの時間を奪われます。

私はつい最近、急遽ピンチヒッターで出ましたが、すでに入れている予定をキャンセルしてガイドに出ました。

今月はそこしか空いていなかったものを蹴って受けました。

誰もいなかったからです。

ちょっと厳しいことをあえて言わせていただきます。

私は幸い(これは自慢になりますが)今まで年間120~150日を5年間受けていた時、誰かに代わってもらったことはただの一度もありません。

病気もケガもありません(指はケガしましたが)

いや、代わってもらったことはあります。

発心門王子~本宮大社に行く予定だったのが、同じ日に難コースの依頼が入り、それを誰も受けてくれなかった時です(笑)

それは何回もあります(笑)

それ以外はありません。

体調を崩した時もありましたが、不思議とガイドのない日でした。

しかし、普段から体調管理や車の運転やケガの予防などに気を付けていることは確かです。

プロとして、本業として、一旦受けたからには絶対に遂行するという強い意志があったことは確かです。

プロとして

体調管理や車の運転やケガの予防などは、普段の小さな心がけの積み重ねです。

プロとしての意識の問題です。

みなさんは個人事業主のプロです。

今受けられている依頼はプロとして責任をもって遂行してください。

特に今は繁忙期なので代わりはいないと思っておいてください。

本当にいませんから。

本業との問題

本業との兼ね合いで予定を変更される方もいます。

本業は大切です。仕方ない部分はあります。

しかし、以前TBさんに度重なるガイドの変更をお知らせした時、苦言を呈されたことがあることは確かです。

TBさんもその度にお客様にお知らせしないといけないからです。

そのお客様も「またか」となります。

自分の変更が当会だけでなく、旅行会社さんやその先のお客様にまで迷惑をかけているということは分かってください。

先方との信用問題もあります。

それを「本業が」と言われても、「こっちも本業ですが」と言いたいくらいです。

トレイニーも同じです

トレイニーに関しても然りです。

トレイニーを募集するまでには、

①まず旅行会社さんに許可を取り

②旅行会社さんには、お客様ご本人に同行の許可を取っていただき

②それを確認してから当会のメインガイドにも同行の許可を取り

④皆さんに募集をかける

という手順を踏みます。

はっきり言って手間が非常にかかります。

当会にも、旅行会社さんにも、お金も何も発生しないのに時間だけがかかっています。

このことも分かってください。

それを「やっぱりダメでした」とか「行きません」と安易に断らないようにお願いいたします。

ダメになれば当会はもちろん、旅行会社さんもお客様に再び連絡を入れなければなりません。

信用をなくしますよ

あまり「ダメになった」を繰り返していると、あなたと当会との信用も無くしますよ。

そして当会と旅行会社さんとの信用も無くします。

最終的には「トレイニーは今後受け付けない」とも言われかねません。

あなたの当会への信用失墜が、当会の旅行会社への信用失墜につながります。

こうなればもう、本業とか副業とかの問題ではなく、もはや人としての問題です。

最後に

私もそろそろ梅の作業が始まります。

みなさんがダメになっても簡単に代われないですよ。

個人で受けていた場合で、自分の都合が悪くなったらどうするんですか?

旅行会社さんからは「自分で代わりのガイドを探してください」と言われますよ。

組織の有難みをご理解くださいね。

スケジュール管理に始まり、普段からの健康管理やケガへの注意など、普段からの小さな心がけをよろしくお願いいたします。

そして受けた依頼は責任をもって遂行してください。

あ、足に異状がある場合は無理を押してしないでください。

今後のガイド生命にかかわることになるかもしれませんので。

その時は遠慮なくおっしゃってください。

くれぐれもよろしくお願いいたします。

こちらの記事もご参照ください。
ガイドに必要な人格とは?

何かを始めれば、何かをやめなさい

最近「コスパ」とともに「タイパ」という言葉を耳にする機会が増えました。

コスパはお分かりだと思いますが、タイパとは「タイムパフォーマンス」を指す言葉で、日本語では「時間対効果」と言われ、特に若い世代に広がりを見せているとか。

動画やドラマなどは倍速で見たり、音楽も早聞きしているとか。

音楽の早聞きはちょっと行き過ぎだと思いますが、私もタイムパフォーマンスは重要だと思っています。

タイムパフォーマンスも重要ですが、もっと重要だと思っているのが「空き時間を作ること」です。

これはお金の理屈とよく似ています。

自分の持っている分を使えばお金は減っていきます。

時間も同じです。

しかし、お金と時間の大きな違いは、お金は増やす(稼ぐ)ことができますが、時間はどんな人間でも平等に1日24時間しか与えられていません。

一度使った時間は2度と戻ってきません。

忙しくしている人を見ると、キチキチに自分の予定を埋めてしまっていて「時間の空き」がないのでは?と思うことがあります。

毎日毎晩予定を入れてしまっていれば、後から入った用事ができなくて当たり前です。

物≒時間

「一つものを買えば一つ捨てる」ということをしないと、家の中は物であふれかえってしまいます。

捨てられない人がよくするのは「物が多くなってきたから棚を買おう」という発想です。

棚を置く場所にも限界がありますので、いずれ家が物であふれかえってしまいます。

物を捨てられない人は、車の中も、頭の中もごちゃごちゃになっています。

私は以前ガソリンスタンドで勤めていましたが、車の中がいつも汚くて整理できていない人の家は、だいたい散らかっていることが多かったです。

時間も同じです。

何か新しい事を始めれば、何かをやめないと時間が埋まるばかりです。

埋まれば埋まるほど、スケジュールがごちゃごちゃになってきて首が回らなくなります。

家事があまりにも忙しいのであれば、家事代行サービスを利用するとか、ルンバに働いてもらうとか、乾燥まで全自動でやってくれる洗濯機を買うとか、何かしらの方法があるはずです。

これも「タイパ」ですよね。

時間がない方は「何をするか」を考えるより、「何をしないか」を考える方が重要だったりします。

あるいは、今やっていることを時短できないか考えることが重要だったりします。

みなさんは自分のスケジュールをキチキチに詰めていませんか?

以前にもお伝えしましたが、「時間の棚卸し」は遠回りに見えて近回りだったりしますよ。

一旦立ち止まって考えてみることをお勧めします。

こちらの記事もご参照ください。
本当に時間がない?

「知っている」だけではガイドはできない

「人生では、知識より体得を重視する」ということも大切な原理原則です。

これは、言い換えれば「知っている」ことと「できる」ということはかならずしもイコールということではない。

稲盛 和夫

いくら頭で勉強して分かっていても、それは「分かっているつもり」であり、実践しないと本当の意味で「分かった」「できる」ということにはならないということです。

稲盛さんはこうも言っておられます。

****************

セラミックスの合成にしても、この原料とこの原料を混ぜて何度で焼けば、このようなセラミックスが出来上がるということは本を読めば分かります。

しかし、その理論通りにやってみても思い通りのものはできません。

現場で何度も経験を積むうちに次第に真髄が把握できる。

知識に経験が加わって初めて、物事は「できる」ようになるのです。

それまでは単に「知っている」にすぎない。

****************

ガイドにも同じことが言えます。

単に「知っている」だけで「ガイドができる」というわけではありません。

ガイドとは知識を売る仕事ですが、その知識をお客様にどのように伝えるのか、それは現場でこそ培われるものであると私は思っています。

説明一つを取っても、この場所ならどのくらいの音量で、どこを向いて、どこに立って、どうやって資料を見せながら、どれくらいの長さで、分かりやすく、他の歩行者の迷惑にならないようにするように配慮をして・・・ということなどは、現場でやってみて初めて体得できるものです。

その配慮がなく、ただ単に自分の思うように説明だけをしているのは、言葉は悪いですがボランティアガイドの域です(ボランティアガイドさんのことを悪く言うつもりはありませんよ)

そしてもちろん、自分の持っている知識をアウトプット(言語化)ができて初めて「できる」と言えることはいうまでもありません。

資料を読んだり、説明を聞いたりしただけで「研修が終わった」と勘違いされている方がいますが、本番はそこからです。

一度自分でアウトプットをしてもらえれば分かりますが、自分が思ったよりも理解できていないことに気づくはずです。

また、アウトプットすることによって、自分が学習したところの穴が分かるようになります。
理解があやふやなところは言語化できませんので、アウトプットは欠かせません。

ガイドスキルの上達は経験を多く積むこと

初めて自動車の運転席に座った時のことを覚えていますか?

おそらく、疲労困憊したことでしょう。

ハンドル操作だけでも意識を集中する努力が必要なのに、その上、道路の状態、対向車、その他いろいろな条件を念頭に置いて運転しなければならないのですから。

しかし、運転の経験を積むにつれ潜在意識が顕在意識に取って代わられます。

潜在意識が即座に状況を判断し、過去の経験から類似したパターンを呼び出し、手足を自動的に動かします。

潜在意識により、車を操作できるようになるのです。

ー稲盛 和夫ー 

稲盛さんの著書はこちら
生き方

稲盛さんの経営哲学は、人としてどうあるべきかという、本当に基本的なことでありながら、多くの人ができていないことばかりです。

もちろん、私もです。

本を読むたびにハッとさせられます。

さて、「職場からの帰り道、考え事をしながら運転していると、知らない間に家の近くまで来ていた」

という経験をしたこと、ありませんか?

普段通い慣れている道では、時折こういったことが起こります。

これも、潜在意識によるものなんでしょうね。

私は研修ではよく、ガイドを車の運転に例えて話します。

ガイドはまさに経験の積み重ねがモノを言う職業の一つです。

よく「ガイド歴〇年」とか聞きますが、あれを当てにしてはいけませんよ。
10年であっても年間10回しか出ていない人もいますから。
3年でも年間100回出ている方が経験は上なのです。

年数ではありません。

どれだけ経験をしたかです。

こちらの記事もあわせてお読みください。
年数よりも経験

熊野古道で分岐点に差し掛かった時、何の迷いもなく正しいルートを取ることも潜在意識によるものだと思います。

トリッキーな質問にも、これまでの経験からそれなりの回答を導き出すこともできるようになります。

行程を変更しなければならない時でも、これまでの経験から最適解を見つけることができるようになります。

潜在意識で動ける事が多くなると、幾分余裕も出てきます。

・・・私はガイド中は「常に120%」を掲げていたので、終わればいつも放心状態になっていましたが(笑)

とにかく経験を積んでください。

そして、これも私がよくビジネスマッチングでお伝えすることですが、初めての依頼は断らずに受けてください。

いち早く経験することが重要です。

そして「一回もガイドに出ていない」と「一回だけガイドに出た」では、回数の差はたったの一回ですが、この間には大きな差があります。

ガイドに必要な人格とは?

2023年12月30日の和田通信の年末の挨拶からの抜粋です。
内容がガイド向けになっていますが、一般にも十分通用する内容だと思いますので、最後まで読んでいただけましたら幸いです。
**********************

ちょっと前置きが長くなります。

以前もご紹介したと思います。

トヨタ社長・豊田章男氏が、

株主総会で述べた言葉。

株主総会の全容はこちら
突然始まったロバと老夫婦の話 11回目の株主総会

ー--------------

ロバを連れながら、夫婦二人が歩いていると、こういわれます。

「ロバがいるのに乗らないのか?」と。

また、ご主人がロバに乗って、奥様が歩いていると、こう言われるそうです。

「威張った旦那だ」

奥様がロバに乗って、ご主人が歩いていると、こう言われるそうです。

「あの旦那さんは奥さんに頭が上がらない」

夫婦揃ってロバに乗っていると、こう言われるそうです。

「ロバが可哀想だ」

次に、ある本からの引用です。

ー--------------

「嫌われない人」と

「好かれる人」は全く違う。

この二者は、似ているようで

全然違います。

「嫌われない人」とは、

記憶に全然残らない人です。

「いい人」とは「どうでもいい人だ」

なんて言葉がありますが、

まさにその通り。

「嫌われていない」と

「好かれていない」は、

ほぼ同じ意味です。

「嫌われない人」と

「好かれる人」は、

何が違うのでしょうか?

両者の違いを一言で表すなら、

「感情を動かしているかどうか」です。

嫌われるのを恐れている人は、

嫌われないために、

一歩踏み込んだことを言えません。

そのため、嫌われない代わりに、

関心も抱かれません。

「好きの反対は無関心」なんて言葉が

ありますが、嫌われない人は人の関心を

引けないのです。

一方で、好かれる人は相手の感情を

動かします。

感情を動かすとは、

心を動かすことです。

心を大きく動かされるほど、

人は関心を抱きます。

全員から好かれるのが不可能なのと

同じように、全員から嫌われることも

不可能です。

誰かに好かれる行動とは、

誰かに嫌われる行動なのです。

嫌われることを恐れてはいけません。

好かれる努力には、

嫌われる勇気が必要です。

そして、嫌われることを恐れない

あなたの態度が、あなたから

にじみ出る自信になります。

その自信は、あなたをより

魅力的にします。

ー--------------

どんなにやっても文句を

言われるのなら、

自分の思ったことをやるべきだと

思っています。

以前の私は、みんなに嫌われないように

一生懸命でした。

しかし、結論から言って

「それは無駄な努力だ」ということに

気付きました。

代表としての立場上、

嫌でも言わなければならない状況が

必ず出てくるようになったからです。

実際、NPO法人時代の

「ただのガイド&事務員」の時と比べ、

代表になってからは会員さんには

結構嫌われたと思います。

もちろん、私の至らない点があった

ことも確かです。

私自身、他のガイドさんと同じように

「一(いち)ガイド」であれば、

今でも「なあなあの関係」で

いられたかもしれません。

しかし、代表として経験させて

いただいたことは、

私にとって大きな成長になりました。

逆に私はこれで良かったと

思っています。

「人間関係の棚卸し」が

できましたから。

私の言動で嫌いになったり、

嫌いとまではいかなくても、

反感を買って疎遠になってしまった方と

いうのは、所詮それまでの関係だったと

いうことです。

機嫌を取りに行くことも一切しなくなり

ました。

私は、嫌われることを恐れて本人に言い

にくいことを言えない人、

玉虫色のことしか言えない人が嫌いです。

保身のために

「自分だけは傷つきたくない」という

意識が見え透いているからです。

また、人を見て言う事や態度を

変えている人や、

マウントを取りに来る人も嫌いです。

あとはもちろん嘘つき。

バレてますよ。

その場しのぎだということ。

嘘を聞くと非常に残念な気持ちに

なります。

「誰に対しても平気で保身のための嘘をつくんだな」と。

嫌われる人と好かれる人

さて、ここからが本題です。

営業のカリスマ・中村信二氏の著書

営業の魔法」より引用します。

これはもちろんガイドにも当てはまり

ます。

新人研修でもこれに似た内容を

取り上げています。

ガイドとして高い評価を得ている人にも

共通している人格と言えます。

まずは「どのような人が嫌われるか」

ですが、

  1. 横柄な人
  2. 嘘をつく人
  3. 不潔な人
  4. 知ったかぶる人
  5. 大声で話して場の空気を乱す人
  6. 人の話を遮る人
  7. 話を横取りする人
  8. 話を聞かない人
  9. 否定ばかりする人
  10. 人を不安にさせる人

どうですか?

いくつ当てはまってますか?(笑)

会員さんとお話していて特に思うのは、

6、7、8の人が多い傾向にあるという

ことです(特に昔からの会員の方)

恐らく自分では気づいていないので、

いずれお伝えしないといけないなと

思っています。

さて、中村氏の著書では、

人の心をつかむには

「この逆をすればいい」と述べています。

つまり・・・

  1. 謙虚な人
  2. 正直な人
  3. 清潔な人
  4. 感動する人
  5. バランスの良い人
  6. 順番を守る人
  7. 相手に敬意を払う人
  8. 聞き上手な人
  9. 認めてくれる人
  10. 安心させる人

ガイドとして、お客様に言いたくない

ことも言わなくてはならない時がある

と思います。

「嫌われたらどうしよう」とかは

思わないでください。

「ダメなものはダメ」

「自分はこう思う」とはっきり言って

あげる方が逆にそれが優しさだったり

します。

外国人は玉虫色の意見を嫌う人が

多いです。

「結局どっちなんだ」と。

お客様の「誤解」を解く

捕鯨も然りです。

「このテーマはデリケートだから」と

逃げていてはダメですよ。

議論はもちろんいけません。

論破はもってのほかです。

しかし、「私はこう思う」とはっきり

お伝えすると、議論は生まれません。

以前、女性天皇について聞かれた時

「女性が天皇になれないことは

女性差別だと思う。Yoshi はどう思

う?」と質問を受けたことが

ありました。

そこで、

「一般女性は皇族と結婚して

天皇家に入ることができます。

しかし、一般男性は皇族と結婚して

天皇家にさえ入ることができません。

だからこれはどちらかというと

男性差別だと私は思っています。

過去には一時的ではありましたが

女性天皇はいましたしね」

そうお伝えすると「そういった視点が

なかったし、知らなかった」と

おっしゃっていました。

そうなんです。

よく調べないでうわべだけで持論を

展開している人が多いのです。

捕鯨に関しても「日本人は鯨を片っぱし

から殺している」と「誤解」している

お客様が圧倒的に多いのです。

実際は捕獲する種類を限定して、

厳しい捕獲頭数の規制の元に行っている

ことを、ほとんどのお客様は知りませ

ん。

それを説明して「誤解」を解くことも

ガイドの重要な仕事だと思っています。

もちろん意見が平行線の時もあります。

でもそれでいいんです。

違う視点で物事を捉えていただく

きっかけ作りが出来ただけでも

大きな功績です。

ガイド中は淡々と説明をするだけでは

なく、はっきりと自分の意見を言って

お客様の感情を動かし、

お客様の話にも耳を傾け、

双方向のコミュニケーションで

お互いその旅を忘れられなくなるよう

な、そんな案内を演出していただけたら

と思います。

先に挙げた「人の心をつかむ条件」を

時折思い出し、

来年も楽しく頑張ってください。

みなさんには今年も本当に

お世話になりました。

みなさん一人ひとりにこの会を支えてい

ただいています。

この場をお借りして感謝申し上げます。

来年は依頼件数をもっと増やして

みなさんに活躍してもらえるように、

楽しくガイドが出来る環境を作れるよう

頑張ります。

「お楽しみ様」はこれからですよ!

良いお年をお迎えください。

お客様以外に声をかけられた場合の対応

報告書からの引用です。

ガイド報告書の関連記事はこちら
ガイド報告書
振り返りツール(PDCAの大切さ)

************************

発心門王子で関係のない方が私に道を尋ねたり

神社の参拝方法を尋ねたりすることがあったが、

その方に「私達が雇ったガイドだ」と少し憮然として話された。

すぐ答えられることだったが、

こういった場合の対応はむずかしい。

************************

こういった、「部外者」がガイドに

質問をする場面にはよく遭遇します。

おっしゃる通り、この場合の対応は難しいです。

お客様によるからです。

報告書にあがったように、

他人に話しかけられると嫌がるお客様と、

逆に「困っているから助けてあげて」

とおっしゃる方がいるからです。

ただ、基本的に

「私はこのお客様に雇われたガイドですのでお答えできません」

と断っても問題ないと思います。

和歌山城研修の時、しばらくついてきて

語り部さんに質問をしたり、

説明を聞いたりしてくるグループがいました。

少ししつこかったので、私が注意しようとし

たところ、離れていきました。

お金を払っている側からすると、

「ガイドを横取り」のような行為をされると

やはり気持ちのいいものではありません。

かくいう私もつい「部外者」からの質問に答えて

しまったりしていますが・・・

以後注意しなければならないと反省の意味も込めて

ご紹介させていただきました。

集合時間の20分前に到着するように家を出る理由

まずはこちらをお読みください。

ある会員さんからの報告です。

************************

昨日私は8:20のバスに乗車予定でしたが、

7:40までにはバス停に到着していました。

その時すでにお弁当配達の方が

待っておられました。

しばらくして、私を見かけてお弁当の

受け渡しをしたいと来られました。

7:50に語り部さんに渡すようにとのことで、

配達受付表を見せてくださったのですが、

その時はすでに8時をまわっていました。

連絡先の記載がないのでどうすることもできず、

寒い中、長い間待たれていたようです。

その頃、お客様と思われる方々を乗せた宿の車が到着し、

その車のドライバーさんも語り部さんを探しておられました。

8:15頃、ようやく語り部さんが来られ、

無事にお弁当の受渡しも済んで出発されました。

************************

待ち合わせ時間が何時だったのか、

どちらに非があるのかは分かりません。

お客様が早く準備ができたので

早めに宿を出発したのかもしれません。

ただ、これは私見ですが、状況から推測するに、

語り部さんが約束の時間に現れなかった可能性が

高いと思っています。

もしそうだとすれば、これはあるまじき行為です。

ガイドに遅刻は許されません。

いや、何事にも遅刻は許されません。

遅刻は人の時間を奪っているからです。

時間は有限です。

お金の場合、なくした分を取り戻せますが、

時間は絶対に戻ってきません。

ましてや、お客様の貴重な時間を

奪うというのは許されません。

当会では

「待ち合わせ時間の最低20分前には到着するように家を出るように」

と、何度かお伝えしております。

ちなみに、添乗員の世界では30分前が

原則だと聞きました。

待ち合わせ時間が9時で、

9時に着くように家を出れば、

何かあった時に遅刻する可能性があります。

いや、遅刻します。

特に国道311号線と168号線は

工事をしていることが多く、

片側交互通行をしていることが頻繁にあります。

早めに出れば、忘れ物をした時でも

家を出てすぐであれば取りに戻れます。

ギリギリに出れば、それだけ目的地までの

運転に焦りが出ます。

その焦りが精神的な疲労につながります。

「前に遅い車があったから」とか

「忘れ物をしたから」は、

お客様からすればただの言い訳です。

それも想定して余裕をもって家を出てください。

研修でも同じです。

こちらは「ガイド団体」として

講師にお願いしています。

待ち合わせ時間ギリギリに来られると

「この団体はそういう教育をしているんだな」

と思われてしまいます。

ギリギリに来る人は、プロの意識に欠けています。

こちらもご参考にされてください。

ガイド業務と車の運転

神社参拝について お参りまでの作法①

過去の記事についてはこちらもご参照ください。
神社参拝について(お賽銭編)
神社参拝について(神社ではどんなことを祈るのか)
神社の参拝について

知っているようで知らない神社参拝の作法。

今回はお参りまでの作法についてです。

先にお断りをしておきます。

必ずしも私の言っていることが正しいとは限

りません。

神社や地方、人によっても違う場合がありま

すのでご了承ください。

あくまでもご参考程度にお願いいたします。

鳥居

鳥居をくぐる前に一礼をします。

この時、帽子を脱ぎます。

一応、正中を外して入りましょう。

入る際、鳥居に向かって右側から入る場合は

右足から、左から入る場合は左足からです。

これは、例えば右側から入る場合に左足から

入ると、

  • 神様(中心)にお尻を向けることになる
  • 神様に対して蹴りを入れることになる

という理由からです。

ただ、これと反対のことを言っている人もい

ます ので (神社本庁とか)、あまり気にし

なくてもいいと思います。

ただ、フォーマルなマナーとしては気にする

必要があると思います。

たとえば葬儀に参列した際、喪主の親族が並

んでいる側の足から一歩を踏み出して歩くと

します。

この場合、小笠原弓馬術礼法では、その親族を蹴るという意味になる

ので失礼にあたると教わりました。

また、正座から立つ場合も、上座側の足から

立ち上がることは失礼にあたります。

玉砂利・鈴

神社ではよく、玉砂利を敷いています。

「ザッ、ザッ・・・」という音は、神様に会

う前に精神を落ち着け、心を清めるという意

味があります。

同じように、鈴がついているところでは鈴を

鳴らしますが、あれは「私が来ましたよ」と

か「神様に気づいてもらうため」という意味

ではなく「場を清める・心を清める・祈る心

を引き締める」という意味です。

鈴の音は魔除けの力があると信じられていま

す。

巫女さんの持っている鈴にも同じような意味

があります。

音って神道では結構重要なんです。

歩きながら玉砂利を踏みしめる音を聞きなが

ら心を落ち着け、神前に向かいます。

長くなりましたので次回以降に続きます。

神社参拝について(神社ではどんなことを祈るのか?)

前回はお賽銭についてお話をしました。

今回は、お賽銭をあげたあと、いったいど

んなことを祈るのかについてお話をします。

まず、住所と名前と年齢を述べます。

日本の神様はキリスト教やイスラム教や真

言密教のような「全知全能の神・創造主」

ではありませんので、どこの誰なのかを言

う必要があります。

ちなみに、神道では「天之御中主(あめの

みなかぬし)」という神様がこれにあたり

ます。

次に宣誓をします。

お願いごとではなく宣誓です。

ここでお願い事をする人が多いと思います

が、本来神社は自分の目標を宣誓したり、

日ごろの感謝を述べるところです。

「祈る」の語源は「自分の意思を宣言する」

→「意を宣(の)る」→「意宣る」とか

「神の意に乗る」というところから来てい

ると聞いたことがあります。

決してお願い事をしてはいけないというわ

けではありませんが、お願い事がある場合

は言葉を選んで述べる必要があります。

例えば、私がよく使うのは「今日は〇〇か

らお越しのお客様〇名をお連れいたします。

道中の安全と、良き旅のお手伝いができる

よう、最大限の努力をいたしますので、お

導き・お守りくださいますよう、お願い申

し上げます」です。

前号で「内向き・外向き」のお話をしまし

たが、これなら「外向き」ですよね?

最後にその神社の神様とご眷属(けんぞく)

様の開運を祈ります。

あれ?

と思いました?

ポイントがここなんですよね。

「私」ではなく「神様」の開運です。

これは私見ですが、これをいつも最後に入

れると、自然と普段の意識も「外向き」に

なってきます。

それを意図したものなのかなと思います。

これは極論ですが、世界でただ一人、自分

だけ生き残ったとしたら幸せでしょうか?

あとに残されるのは孤独と困難しかありま

せん。

誰とも協力できず、話すこともできない。

自分一人で生きていくしかない。

これで本当に幸せでしょうか?

自分だけ儲かればいいという考えも似てい

ると思います。

今だけ金だけ自分だけ・・・

今はそういった人が多すぎます。

自分もお金を儲けるけれど、他の人にも儲

けてもらってみんなで幸せになる。

たとえば、イベントをやっても、当会だけ

儲けるのではなく、他の商店も巻き込んで

少しでも地元にお金を落としてもらう。

お客様に喜んでもらうためには、団体の垣

根を越えて情報共有をする。

旅行会社さんが困っていれば、他の団体の

ガイドさんにも仕事を紹介する。

単なるお人好しではいけませんが、私はそ

の意識でやっています。

今まで「内向き」に祈っていた方は「神様

の開運」を祈りの最後に入れてみてくださ

い。

ご参考までに、こちらも読んでみてくださ

い。

正しい神社参拝のススメ

上記記事中の「正中」に関しては伊勢では

「それは行きすぎた考え方です」と聞いた

ことはありますが・・・

ちなみに、天津祝詞(あまつのりとは以

前わたしもよく神社で奏上をしていました

が、今はあまりしていません(汗)

しかし、毎晩神棚に祈る時には「いろは」

「ひふみ」の祝詞と一緒に必ず奏上をして

います。

現在神社で奏上されている天津祝詞はGHQ

によって削除されている部分があります。

日本は言霊の国。

昔からある大和言葉が消えつつあり、随分と

その力が弱まったといいますが、それでも世

界の言語の中ではいまだに強い力が籠ってい

る言語なのだそうです。