ガイド報告書

和歌山地域通訳案内士会では、ガイド終了後にガイド報告書の提出を義務付けています。

こと細かく書く必要はありませんが、「特になし」という記載があった場合は再度作成をお願いしています。

以前は年間120~150日程度を5年間ほど出動していましたが、「特にない」ことなんて私の経験からしても一度もないからです。

そんな内容の報告書を書こうという発想もなかったです。

以前にも書きましたが、振り返りは非常に大事です。

何年たっても大事です。

旅行会社によっては提出の要望があるのも提出をお願いしている理由の一つですが、一番の理由は、成功点や反省点も踏まえて振り返ってもらい、今後の糧にしていただくためです。

提出の要望がある旅行会社以外の分もお願いしているのはこのためでもあります。

振り返りをしない人には成長もありません。

〇次に生かす意識

報告書に書く必要はありませんが、うまく説明ができなかったことや、質問に答えられなかったことなどがあると思います。

「終わった~!やれやれ!帰りに温泉入って、アイスクリーム食べて・・・」

となるのはかまいません(笑)

私もたまにします。

しかし、それで終わるのではなく、帰宅後に適切な表現を調べたり、お客様から聞いた新たな表現を自分の知識としてインプットしたり、質問に答えられなかったことについて調べたりして、次に同じような場面に遭遇した時に対処できるように準備をしておく必要があります。

同じコースを案内していると、お客様の質問も似通ってきます。

「なるほど、こういうところに興味や疑問を持つんだ」ということが分かれば、初めて行くコースで下見をしている時でも、飛んでくる質問がある程度予想できるようになってきます。

〇お客様も先生

たまに「それはこういう言葉があるよ」とお客様が教えてくれることがあります。

その時、私は「それはどういうスペルですか?」と聞いたり、ゆっくり発音してもらって聞くようにしています。

また、英語だけではなく自分の知らない様々なことを教えてくれることがあります。

英語クラスの先生だけが先生ではありません。

ガイドは絶えず情報を与え続けなければならないわけでもありません。

次につなげるためにはお客様から教えていただくことも一つの手だと私は思っています。

あと、話がそれますが、たとえそれが自分の知っている話題でも、私はお客様が気持ちよさそうに話している間は絶対に上から被せて話したりはしません。

上から被せられ、相手の話題に強引に持って行かれた人は気分を害します。

当会の会員さんの中に、これをやっている人が結構います。

そしてそのことに気づいていないようです。

双方向のやり取りがあって初めてガイドとしての存在が生きてくると思います。

ご注意を。

閑話休題。

自分で知識を付けることももちろん重要ですが、お客様から教えていただいたり、色んな質問を受けたりすることも自分の成長にとって非常に重要です。

こういった準備や、次につなげる意識が自分の「穴」を埋め、また一歩成長することにつながります。

とは言え、あまり肩肘張らず、悲壮感を漂わさず「教えたり教えてもらったりでいいや」という気持ちで気楽に臨んでもらえたらと思います。

楽しんでガイドをしましょうね。

自分が楽しめばその波動はお客様にも届きます。