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【紀伊路】紀伊宮原駅~西御坊駅①
【熊野古道紀伊路】紀伊宮原駅~西御坊駅②
【熊野古道紀伊路】紀伊宮原駅~西御坊駅③
【熊野古道紀伊路】紀伊宮原駅~西御坊駅④
道成寺までの道中、コース沿いに川が流れていますが、この川にはカメがたくさん泳いでいました。おそらくほとんどすべてがミシシッピアカミミガメです。
ミシシッピアカミミガメは昔の夜店などで「ミドリガメ」として売られていました。
このカメが大きくなると、飼いきれなくなった人が放したことがきっかけで爆発的に増えてしまいました。
今は日本全国に分布が広がっています。
これによって在来種のイシガメの生息域が追いやられ、その数が激減しています。
カメの外来種ではクサガメがいます。
以前は日本でも自然に分布していると考えられていましたが、どうやら人為的に離された可能性が高いということのようです。
「クサガメ」という名前の由来は、本当に臭いからです(笑)
外来種の放流は在来種を駆逐してしまうことがよくあります。
この川も「異常事態」でした。
ちなみに、外国から持ち込まれた種を「外来種」と言いますが、その土地に元来いない種が国内から持ち込まれた例もあります。
これを「国内由来の外来種」、略して「国内外来種」と呼んだりします。
たとえば、北海道にはもともとカブトムシはいませんでしたが、誰かが離したことによって繁殖しています。
外来種が入ることによって懸念されるのは、在来種の駆逐(捕食)、ハイブリッド(混血)、競合などです。
熊野古道沿いでよく見る棕櫚(しゅろ)の木も、在来種と外来種がありその交雑種があるといいます(なかなか見分けが難しいですが)
子供の頃にはセイタカアワダチソウが最盛期を迎え、周りのススキを駆逐し始めました。
これは先出の「競合」にあたります。
しかし、最近はセイタカアワダチソウの勢いが衰え、在来種のススキが勢いを盛り返しています。
外来種については、またの機会に。

海士王子
「九海士の里」のいわれ
その時、産湯に使われたのが「産湯」、胞衣(えな)を埋めたところが「衣奈(えな)」といって今も地名に残っています。
産後の肥立ちもよく、都へご帰還されるときに「地を開き、民を愛せよ」と九人の兵士を残し、この土地を与えられました。
九人の兵士は漁を業としたのでいつしか「九海士の里」というようになりました。
神功皇后が三韓征伐の時にどんなルートを通ったのかは私は分かりませんが、朝鮮に向かって目的を達成されたあと、凱旋で日本各地を回ったということなんでしょうかね。
産湯は日高町、衣奈は由良町にあります。
【熊野古道紀伊路】紀伊内原駅~西御坊駅⑥に続きます。
