神社参拝について(神社ではどんなことを祈るのか?)

前回はお賽銭についてお話をしました。

今回は、お賽銭をあげたあと、いったいど

んなことを祈るのかについてお話をします。

まず、住所と名前と年齢を述べます。

日本の神様はキリスト教やイスラム教や真

言密教のような「全知全能の神・創造主」

ではありませんので、どこの誰なのかを言

う必要があります。

ちなみに、神道では「天之御中主(あめの

みなかぬし)」という神様がこれにあたり

ます。

次に宣誓をします。

お願いごとではなく宣誓です。

ここでお願い事をする人が多いと思います

が、本来神社は自分の目標を宣誓したり、

日ごろの感謝を述べるところです。

「祈る」の語源は「自分の意思を宣言する」

→「意を宣(の)る」→「意宣る」とか

「神の意に乗る」というところから来てい

ると聞いたことがあります。

決してお願い事をしてはいけないというわ

けではありませんが、お願い事がある場合

は言葉を選んで述べる必要があります。

例えば、私がよく使うのは「今日は〇〇か

らお越しのお客様〇名をお連れいたします。

道中の安全と、良き旅のお手伝いができる

よう、最大限の努力をいたしますので、お

導き・お守りくださいますよう、お願い申

し上げます」です。

前号で「内向き・外向き」のお話をしまし

たが、これなら「外向き」ですよね?

最後にその神社の神様とご眷属(けんぞく)

様の開運を祈ります。

あれ?

と思いました?

ポイントがここなんですよね。

「私」ではなく「神様」の開運です。

これは私見ですが、これをいつも最後に入

れると、自然と普段の意識も「外向き」に

なってきます。

それを意図したものなのかなと思います。

これは極論ですが、世界でただ一人、自分

だけ生き残ったとしたら幸せでしょうか?

あとに残されるのは孤独と困難しかありま

せん。

誰とも協力できず、話すこともできない。

自分一人で生きていくしかない。

これで本当に幸せでしょうか?

自分だけ儲かればいいという考えも似てい

ると思います。

今だけ金だけ自分だけ・・・

今はそういった人が多すぎます。

自分もお金を儲けるけれど、他の人にも儲

けてもらってみんなで幸せになる。

たとえば、イベントをやっても、当会だけ

儲けるのではなく、他の商店も巻き込んで

少しでも地元にお金を落としてもらう。

お客様に喜んでもらうためには、団体の垣

根を越えて情報共有をする。

旅行会社さんが困っていれば、他の団体の

ガイドさんにも仕事を紹介する。

単なるお人好しではいけませんが、私はそ

の意識でやっています。

今まで「内向き」に祈っていた方は「神様

の開運」を祈りの最後に入れてみてくださ

い。

ご参考までに、こちらも読んでみてくださ

い。

正しい神社参拝のススメ

上記記事中の「正中」に関しては伊勢では

「それは行きすぎた考え方です」と聞いた

ことはありますが・・・

ちなみに、天津祝詞(あまつのりとは以

前わたしもよく神社で奏上をしていました

が、今はあまりしていません(汗)

しかし、毎晩神棚に祈る時には「いろは」

「ひふみ」の祝詞と一緒に必ず奏上をして

います。

現在神社で奏上されている天津祝詞はGHQ

によって削除されている部分があります。

日本は言霊の国。

昔からある大和言葉が消えつつあり、随分と

その力が弱まったといいますが、それでも世

界の言語の中ではいまだに強い力が籠ってい

る言語なのだそうです。