神社参拝について お参りまでの作法②

過去の記事についてはこちらもご参照ください。
神社参拝について(お賽銭編)
神社参拝について(神社ではどんなことを祈るのか)
神社の参拝について
神社参拝について お参りまでの作法①

少し時間が開きましたが、神社参拝の続きです。

右側通行か、左側通行か

入口に看板がある場合は

その通りにすればいいですが、

ない場合はどうすればいいでしょうか?

答えは、手水舎が参道の

どちら側にあるかで判断します。

参道の右側にあれば右側通行、

左側にあれば左側通行と思っていただいて

ほぼ間違いありません。

手水舎が見えない場合は・・・

どちらを歩いてもいいと思います。

伊勢の外宮では、内宮では右側通行、外宮では左側通行です。

同じ伊勢の神宮で分かれているって不思議ではないですか?

もちろん手水舎も内宮では右側、外宮では左側にあります。

でも、なぜ内宮と外宮で違うのかはわかりませんでした。

先日語り部さんにご案内いただいた時に、「どちらに川があるかで決まっている」と教えていただきました。

手水舎ができる前は、川で禊をしていました。

内宮では五十鈴川は参道の右側にあります。

外宮では勾玉池が左側にあります。

ちなみに、勾玉池は昔は川だったそうです。

手水舎

神社本庁での作法は

  1. 右手で柄杓ひしゃくを取ります。
  2. 水盤の水を汲み上げ、左手にかけて洗います。
  3. 柄杓を左手に持ち替え、水を汲み上げ右手を洗います。
  4. 再び柄杓を右手に持ち替えて、左手のひらに水を受けて溜めます。
  5. 口をすすぎます。柄杓に直接口をつけないようにしましょう。静かにすすぎ終わって、水をもう一度左手に流します。

ここまでしか書かれていませんが、

最後に柄杓を立てて柄に水を流します。

新宮では若干違うようです。

1~3までは同じですが、4で口をすすぐ時に龍の口(水が出ているところ)から新たに水を汲んで行います。5は同じです。

どちらが正しいとは言いませんが、もしご存知であればその土地の習わしに従ってください。

お賽銭

お賽銭を入れた後、鈴を鳴らします。

「お賽銭を入れたということを神様に分かってもらうために、

鈴を鳴らした後にお賽銭を入れる」という人がいますが、

鈴を鳴らす意味が「神様に気づいてもらうため」

とか「挨拶」などではなく「清め」ということであれば、

この理屈は当てはまらないことになります(神社参拝について お参りまでの作法①参照)

まあ、あまりこれも「どちらが先」と

気にする必要はないと思います。

お賽銭は神様に手渡しするという気持ちで

賽銭箱に静かに入れます。

中には乱暴に投げ入れる人がいます。

トレビの泉ではありませんので静かに入れましょう(笑)

人にお金を渡す場合に投げて渡す人はいませんよね?

それと同じです。

そっと投げ入れるのもNGです。

「手渡す」というイメージです。

参拝作法

通常、二礼二拍手一礼です。

しかし、これは明治時代に統一されたものであり、

元々は地方や神社によって作法が違っていました。

今でも出雲大社や宇佐神宮などでは二礼四拍一礼です。

伊勢では神職さんが柏手を3回打っているところを

見たことがあります。

礼の角度ですが、神社本庁では「90度に腰を折る」

という説明があります。

私が習った小笠原流弓馬術礼法では、

まったく違います。

大切なのは礼の角度ではなく、手の位置です。

礼をした時、手が膝頭の少し上に来る形が、

小笠原流では一番深い礼になります。

なので、個人の手の長さによって体の角度は

個人間で変わってきます。

体と手はセットであり、手は体の「影」と同じです。

礼に合わせて手も動かなければ不自然な礼になります。

なので、マナー教室などで指導されている、

手を前で組んだままで礼をするのは

小笠原流では無作法になります。

実際、所作にも品がなく汚いです。

礼については、また折に触れて実際に

実演したいと思っています。

また、神社本庁では、柏手を打つ際には

右手を少し下にずらすという説明がありますが、

小笠原流では

「それは『おーい、ご飯ができたよー』

と人を呼ぶ時にするものだ」と教わりました。

小笠原流では始めから手をそろえたままで打ちます。