ベテランと新人

和歌山地域通訳案内士会では、ガイドデビューしても一定の質の高い案内ができるように、認定試験というものを実施しています。

この試験に合格しない限り、ガイド依頼が回ってくるチャンスはほとんどありません。

逆に、これさえ合格すれば、ガイド依頼をもらえるチャンスが回ってくるわけです。

さらに、当会ではなるべく経験の少ない人にもそのチャンスが巡ってくるように、出動回数の少ない人から順に依頼をかけるというスタイルを取っています。

どうしても、会を運営する者の心理としては、ベテランさんにお願いをした方が安心という思いがつきまといます。

ベテランさんに任せた方がもちろん安心なのですが、それではいつまでたっても新人が成長しません。
そうなると、将来的にベテランが何かの都合でガイドをやめざるを得なくなった時に困るのもガイド団体を運営している者です。

ベテランが抜けた、でも残っているのは全く経験のない新人たち・・・

経験の少ない人に優先的に依頼をかけるのも、こうなってしまわないようにするためでもあります。

ベテランばかりが出動しているガイド団体では、その人がいる時はいいですが、抜けた時のことまで考えているのでしょうか?

もちろん、依頼の内容が難しいような場合はベテランの中で適任者を選んで依頼をかける必要がありますが、そうではない場合は、なるべく経験の少ない人にも多く出てもらい、団体の「選手層」を厚くしておく必要があると私は考えています。

特に、今は語り部団体内で高齢化が進んでおり、当会でも同じ問題を抱えつつあります。

ベテランの層がごそっと抜けてしまう可能性も無きにしも非ずです。

そうなった時に困らないように、そして何よりもお客様が困らないように、今から準備をしておかなくてはならないと、私は思っています。