フィードバックをもらってなんぼ?

別れ際のお客様からの感謝のコメントは社交辞令の場合が多いので鵜呑みにすることは避けた方が無難かもしれません。

本当に良かったとお客様が思ったなら、必ずと言っていいほどお礼のメールが来たり、旅行会社さんのサイトにフィードバックをしてくれています。

旅行会社経由のお客様の場合は、旅行会社を通してお礼のメールが来ることもあります。

ただ、フィードバックをする習慣のない方もいますので、絶対とはいえませんが。

私は以前、東京から白浜への帰りの便で、あまりにもフライトアテンダントさんの対応が良かったので、帰ってからその方を名指しでJALのサイトにフィードバックをしたことがあります。

日本のフライトアテンダントさんは総じて質が高いですが、この時は乗客への気遣い、話題の提供、笑顔、どれをとってもこれまでで最高でした。

それはもう、「惚れてまうやろ!」と勘違いするほど(笑)

スターバックスコーヒーもスタッフの接客の質が高いですよね。

あれ、接客マニュアルのようなものがないそうですよ。

よくもそれで接客の質にバラつきが出ないものだと感心してしまいます。

・・・中には勘違いして本当に惚れてしまう男もいるとか。

逆に、悪かった場合もフィードバックはありますが、みなさんのおかげで当会ではそういったことはありません。

自分の中では「良かったなぁ」と思っていたのにフィードバックがなくて肩透かしを食らう時もあります(笑)

お客様の言葉を参考に、良かった点をさらに伸ばしていくことも重要ですが、以前ご紹介した「PDCA日記」で改善点を洗い出し、毎回改善していくことを強くお勧めします。
振り返りツール(PDCAの大切さ)

「満足」という言葉にあぐらをかくと、成長は絶対にありません。

同じコースを何度も案内していると、おのずと完成度は上がってきます。

そのうちに「今日はお客様の質問にはよどみなく、ほとんどすべて答えられた」という日が来ます。

どんなに自分の中で「今日は良かった」と思った案内でも、必ずどこかに改善点はあります。

その改善点を探し、見つけ、改善し、次の機会に実行する・・・

その作業の繰り返しを怠らないようにしていただきたいと思います。

お客様の質問が自分を成長させる

「すべての質問によどみなく答えることができる」という状態になる一番の近道があるとすれば何だと思いますか?

それは「現場にたくさん出ること」です(笑)

近道があると思った方、世の中そんなに甘くないです(笑)

一つ言えるとすれば、それはアウトプットをたくさんするということです。

お客様の質問は似通ってきます。

英会話1000本ノック」の著者・スティーブ・ソレイシーさんが来日した当初、「どこの出身ですか?」とか「日本に来てどれくらいですか?」とか、会う人会う人に同じ質問を何度もされたそうです。

しかし、彼はそれを「面倒だ」と捉えることなく、逆に自分の日本語の練習になったと述べています。

同じように、似通った質問には何度も答えるので当然、よどみなく答えられるようになります。

そうなると、完全に自分の知識として定着します。

私の場合、答え慣れた質問がくると思わず「よし来た!」とニヤッとすることがありました。

お客様からいただいた質問を思い出して、アウトプットする練習を繰り返してもいいかもしれません。

さらにその答えを、もっと分かりやすく改善することもできます。

しかし、たまにイレギュラーな質問が飛んでくることもあります。

その時は自分の知識の引き出しを増やすチャンスと思ってください。

引き継ぎの時にたまに「お客様は色々質問してくる人ですか?」と聞いてくる方がいますが、そういう人に当たった時は、自分が成長するための格好のチャンスだと捉えてください。

そういう情報もなく、お会いするなり「マシンガン質問」をしてくるお客様もいます。

私はそういうお客様の方が、歯ごたえがあって好きでした。

こうやって、現場をたくさん踏みながら成長するのが、地道ではありますが一番早く成長します。

そして何より、いつ飛んでくるか分からない質問のために本を読んだり、ネットで調べたりすることに多くの時間を使うよりも、現場に即した知識を多く得る方が、成長が早いことは明白ですよね。

日本語教師の谷山先生は、その道30年の大ベテランですが、やはり「日本語教育は出たとこ勝負」とおっしゃっていたのが印象的でした。

その谷山先生をもってしても、「いまだに受けたことがない質問を受ける時がある」ともおっしゃっていました。

谷山先生がおっしゃるには、「日本語教師は永遠の未完成」だそうです。

日本語教師とガイドは、外国人を相手にするのでよく似ています。

極論、その場所が教室なのか、熊野古道なのかの差と言っても過言ではないかもしれません。

谷山先生の言葉をお借りするならば、「ガイドも永遠の未完成」です。

オススメ書籍

そうは言っても、やはり基本的な知識はあらかじめ持っておく必要はあります。

現場だけ、机の上だけ、どちらに偏ってもよくありません。

これまで何度もお伝えしているように、何でも中庸が大切です。

こちらの本は、一読の価値ありですよ。
熊野古道

後半のコース説明は情報が古いのであまり参考にならないかもしれませんが、歴史的な情報については私も知らないことがあり、大変勉強になりました。

テレビの誘導に流されないように

絶対にやってはいけない朝の習慣

たった一つのある事をすると、脳のゴールデンタイムが台無しになります。

それは、テレビを見ることです。

朝、朝食や身支度をしながらとりあえずテレビつけて情報番組を流しているという人は多いのではないでしょうか。

一日の最初は、ニュースで情報を入れておかないとという人もいるでしょう。

あるいは、占いコーナーが始まったら家を出るなど、家を出る時間の目安にしている人もいるかもしれません。

しかし、この朝のテレビ習慣は、まったくおすすめできません。

なぜなら、最も集中力の高い時間帯である脳のゴールデンタイムを完全に吹き飛ばしてしまうからです。

朝起きた時の脳内の状態は、整理されてきれいな机の上のような状態にあります。

しかし、テレビというのは情報の嵐です。

テレビを見るという行為は、そのまっさらな机に、たくさんの資料をぶちまけるようなものです。

整理された脳が、いきなり乱雑な脳に変わってしまう。

その状態で、高い集中力を維持することは、もはや不可能です。

ー樺沢 紫苑ー 脳のパフォーマンスを最大まで引き出す神・時間術より

テレビというのは一方的に情報を大量に流してきます。

その情報が正しくてもそうでなくても、それが正しいかどうか判断する時間を与えず、一方的に受け入れる脳にもなってしまいます。

その習慣がついてしまうと、もうあなたは「テレビに支配された羊」です。

よくテレビで聞くランキングですが、例えば人づてに「めざましテレビで、太地町立くじらの博物館が1位になった」と聞いたことがあります。

水族館にも様々なコンセプトを元に建てられているので、どのカテゴリーにするかによっても大きくランキングは変わってきます。

また、紹介するサイトによってもランキングがバラバラなので、結局どこが一番なのかなどというランキングはナンセンスかもしれません。

一度は行きたい!水族館ランキング
【2024最新】日本の水族館ランキング
水族館プロデューサー「中村元」おすすめ!目的別水族館ランキング
【みんなに聞いた】おすすめの水族館は?全国のオススメ水族館ランキングTOP10!
水族館の入館・入館料ランキングTOP114
全国の水族館ランキング10
今すぐ行きたい!プロが選ぶオススメの水族館ベスト10
感動した水族館ランキングTOP17
達人おすすめ体験型動物園・水族館5選

・・・まあ、見事にバラバラです(笑)

和歌山県民の私としては、県内の水族館が1位にランクされれば嬉しいのですが、あまり手放しで喜べないなというのが私の感想です。

どのように情報を伝えるのかは、テレビ側でどうにでもできます。
意図的にくじらの博物館を1位にしようと思えば、どのようにもできると思います。

それを鵜呑みにしてしまうことに危機感を覚えたほうがいいのでは?と思った次第です。

人は感情で物事を判断します。

この、くじらの博物館が1位にランキングされたことについては、そのテレビを見た和歌山県民は「嬉しい!」という感情が先に来たと思います。

正しいかどうかとか、情報の出どころはどこなのかとかいうのはどうでもよくなります。

また、テレビはスポンサーがついています。
そのスポンサーの意向に沿って情報を流すこともできますし、逆にスポンサーの不利になるような情報は流しません。

テレビ側の意図に見事に誘導されないように、注意してくださいね。

あ、太地町立くじらの博物館は、おすすめですよ!

古式捕鯨について詳しい資料が展示されていますし、イルカやゴンドウクジラのショーやふれあい体験などもあります。
和歌山にお越しの際には、ぜひお立ち寄りください!
太地町立くじらの博物館

人の心を動かすのは「人間の物語」

伊勢雅臣さんのメルマガより。

非常に印象に残りましたのでご紹介いたします。
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 パリ・オリンピックの熱戦が続き、日本選手の活躍や、逆に失意の物語が様々に報じられています。その中で、筆者が心動かされた選手の一人が柔道男子81kg級で金メダルをとった永瀬貴規(ながせ・たかのり)選手でした。こんな報道がされています。
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「つらい時もあり、うまくいかない時も結局はやるしかない。稽古を継続すること」と言い切った。コーチらが「頼むから練習を休んでくれ」とお願いし、確認のために連絡すると「道場にいます」といった具合だ。・・・

 地元・長崎の後輩へ偉大な背中も見せた。毎年「永瀬杯」と銘打ち、子ども向けの大会を主催。次回大会に向けて「パリの金メダルを持って帰りたい」と意気込み、自身のモチベーションにもつなげていた。有言実行の姿を最高の形で示した。[西日本スポーツ]
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 永瀬選手の人柄や志がよく伝わる物語です。一方、永瀬選手の実績を物語ではなく、データで示すと、こんな風になるでしょう。

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永瀬 貴規
・長崎県長崎市出身の柔道家。階級は81kg級。身長182cm
・2024年パリ・オリンピックで金メダル
・2021年開催の東京オリンピックでも金メダルを獲得しており、五輪81kg級での連覇は史上初
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 最初の新聞記事が「物語」であり、次の引用が「データ」です。読み比べて、どうでしょうか? 物語は人の心を動かす力がありますが、「データ」は頭には入っても心には届きません。

 現在の歴史教育は「データ」をひたすら子供たちの頭に詰め込むだけで、「物語」はほとんど教えません。日本の歴史には子供たちの心を躍らせ、未来への志を育てる先人たちの物語に満ち満ちているのに、それらを伏せてデータしか教えないのでは、子供たちもゲンナリしてしまいます。

 様々な国際調査で、日本の子供たちの自己肯定感が突出して低く、将来に対する希望もあまり持っていない、という結果が出ていますが、こういうデータばかりの歴史教育がその一因だと思われます。

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どうでしょうか?

同じように事実を述べているにも関わらず、後者はまったく面白くないですよね。

歴史は本来、前者のような物語があって初めて面白くなるものだと思います。

やはり「感情」が人の心を動かします。

歴史の学習も、そこに物語があり、登場人物の感情を読み取れてこそ初めて面白くなるのだと思います。

ガイドにも言えることですが、以前、日本在住の外国人から「日本人のガイドはファクト、ファクト、ファクトばかりの説明で面白くない」と聞いたことがあります。

まさに今回の内容が当てはまると思います。

先日のよっしーさんのガイドもそうでしたが、やはり人を引き込むのはストーリーです。

事実の説明をいかにお客様に興味を持ってもらうか、それはガイドの手腕にかかっています。

必要なのは英語ではない(事の本質はそこではない)

日本の子供たちの自己肯定感が圧倒的に少なく、少子化にも関わらず自殺が過去最高を更新している背景にも、事実だけを丸暗記する、まったく面白くない教育が温床のひとつになっていると考えることもできます。

明治時代から続く、5教科をまんべんなく学ぶ環境はもはや時代遅れです。

極論、英語も中学英語だけ学べば、あとは必要ありません。

中学英語を徹底的に訓練して使えるようになれれば、あとの高等な英語は学びたい子だけ学べばいいのです。

毎週何時間も「やりたくないこと」に時間を割くのは大きな機会損失です。

一生のうちで何時間の損でしょうか?

こんなことをしている限り、英語が母語、あるいは自国の言語が英語に非常に似ている欧米に後れを取って当然です。

講義をすべて英語でしている大学もあるとか。

それでなくても、英語での講義を増やした大学が「スーパーグローバル大学」として認定されれば、国から大きな補助金が下りるそうです。

・・・は?

明治時代の、英語でしか学べなかった時代に逆戻りしてどうするんでしょうか。

東南アジアの国のようになってどうするんでしょうか。

フィリピンでは、英語ができるかできないかで大きな貧富の差が生まれています。

日本も同じことになりませんかね?

英語化によって社会が分断されませんかね?

せっかく国民が平等に日本語で学べる機会をわざわざ摘み取ってどうするつもりなんでしょうか?

現在の英語化への動きは、英文を翻訳し、日本語にはない概念や言葉を漢語に直して「和製漢語」をたくさん作るなど、先人たちの血のにじむような努力を台無しにする行為だと思います。

ちなみに、和製漢語はチャイナに逆輸入されて今も使われています。

それよりも、子供が学びたい分野をとことん学べる寺子屋のような環境が必要だと思います。

肝心なのは英語ではありません。

必要な人だけ学べばいいのです。

「日本人は英語ができない」とよく言われますが「必要ないから」というのも大きな要因の一つです。

観光業や教育、貿易など、英語に関連する業務に就いている人以外は、日常生活ではほとんど必要ありませんよね。

アメリカ、フランス、ドイツ、チャイナなど、現在発展・成功している国は例に漏れず母語を大切にしています。

母語で学び、考え、議論できなければ、それこそ機会平等も何もあったものではありません。

「社内の公用語を英語で」も、そういったことに反しています。

TOEIC700点程度の人間が、英語で深い議論ができるはずもありません。

私はTBのマイクさんと話す時も日本語で貫きます。

ここは日本だからです。

自分がアメリカに仕事で行ったら、アメリカ人からは「英語で話せ」と言われるでしょう?

同じことです。

英語化が進めば、機会平等は消えてなくなります。

否定をしないことの大切さ

人というのは、自分を成長させてくれるありがたい存在です。

今からお話する内容も、特定の人を攻撃するという意図はまったくありません。

むしろ、自分を成長させてくれた存在で、感謝でさえあります。

そのことはご了承ください。

「今は妻とはほぼ別居状態なんです」

「でも、週末に帰ってくるんですよね?」

最近あった会話です。
たまたま事例として覚えていたので例に出しましたが、この会話を見てどう思われたでしょうか?

相手の事を知ろうとする姿勢の大切さ」でも少し触れましたが、この「でも」という言葉は相手に良い印象を与えません。
最悪、その人の人格まで否定された気分になり、心を閉ざしてしまうかもしれません。

現在、妻は仕事の関係で我が家から離れた実家で暮らしながら通勤をしているため、休日の週末にしか帰ってきません。
相手はそのことを知っているので出た言葉なんでしょう。

本人にその気がないかもしれませんが、この「でも、週末に帰ってくるんですよね?」は「週末には帰ってくるんだからいいじゃないか」と取られるかもしれません。

「旦那とは週末婚がいい」という人は別にして、もし、これが逆の立場であったなら、あなたはどう思ったでしょうか?

配偶者が週一回の土日に帰ってくるという状況は、特に子育てで忙しい家庭の場合、いい状況と言えるでしょうか?

ただ、週末婚がいいという人もいると思いますので、今のは良い例ではなかったかもしれませんね(笑)

では、これはどうでしょうか?

「今日はしなければならないことがいっぱいで・・・」

「でも、明日休みですよね?」

こう言われれば、「お前は明日休みだから、今日やることがいっぱいあってもいいだろう」と言っているように取られてもおかしくはないでしょう。

「私、コーヒーが好きで毎日3杯飲んでいるですよ」

「でも、カフェインの摂りすぎは良くないって、この前テレビで言っていましたよ」

相手を思いやって発した言葉でしょうが、やはり言われた人はいい気がしないでしょう。

このように、「でも」という言葉は相手を頭から否定することになります。

最初の話者に共通して言えることは、相手に共感を求めていることが多いということです。

その意図が分からないと、先述のように「でも」を使って相手を否定してしまって反感を買うことにもなりかねません。

そもそも、「でも」に続く言葉は否定的になります。

「伝え方しだいで」で人生は思い通り 神トークの中でも、この「でも」という言葉は自己重要観を傷つける言葉だとも紹介されています。
否定されると人は傷つき、その経験から、また傷つくことから無意識的に避けるようになるそうです。

しかし、この「でも」は結構曲者です。

使っている本人が無意識で使っている場合が多いのです。

出典が何の本かは忘れましたが、「今あなたは3回『でも』と言いましたね」と指摘してあげるといいと書いていました。

なかなか根気の要ることかもしれませんが、効果はあると思います。

本当に本人は無意識で使っていますからね。

「マイナスのD」と「プラスのD」

私のバイブル・朝倉千恵子さんの「運を整える」でも、この「でも」は「マイナスのD」の言葉として紹介されています。

「でも」「だって」「だけど」「どうせ」

これらの言葉に続く言葉はやはり否定的になります。

では、マイナスの言葉が出てしまった場合はどう対処すればいいでしょうか?

朝倉さんは、「プラスのD」を使うようにアドバイスをされています。

そのプラスのDとは「だからこそ!」です。

この「だからこそ!」は、ネガティブになりそうな思考をプラスに転換することができる言葉だそうです。

「だからこそ、あなたにできる最善を尽くしませんか?」

「だからこそ、チャレンジしませんか?」

「あぁ、疲れた・・・だからこそ、しっかりお風呂に入ってリフレッシュしよう!」

という具合に、「だからこそ!」は、マイナス思考になりそうな時に「方向転換」をする非常にいい言葉です。

しかし、そうはいっても人というのはネガティブな言葉を発してしまうことがあります。

それに気づいたら

「~と思っていたけれど、今日はこうしよう」とか、

「〇〇さんのこと、嫌いだなんて言っちゃったけど、いいところもあるよね!」

という具合に、最後にプラスの言葉で締めると良いとも書かれています。

これは「ピークエンドの法則」を利用したものだと思います。

ピークエンドの法則とは、物事のピーク(絶頂)だったことが、どのように終わったのか、人はそれだけで判断する、という法則です。

「伝え方しだいで」で人生は思い通り 神トークでも、「人は、出来事の最後の印象に左右される」というメカニズムがあるからだとも書いています。

デート中は楽しくても、最後に大げんかした時の印象はどうでしょうか?

最後の大げんかの印象が残り、残念な一日になります。

失望したまま、ネガティブな言葉で一日が終わったら、その一日の印象はどうでしょうか?

良くも悪くも、最後にそれがどう終わったかによって決まる、というものです。

ならば、最後は「ハッピーエンド」で締めくくりたいものです。

良い意味の「でも」

先述の「だからこそ」も最強のプラスDの言葉ですが、その「でも」も時にはプラスの言葉に転じる場合があります。

あぁ、今日は忙しくて疲れた・・・でも充実している!

明日のプレゼン、不安やなぁ・・・でもベストを尽くそう!

今日は事故に遭ってツイてなかったなぁ・・・でも奇跡的にケガがなくて良かった!

これらの「でも」は、はじめのネガティブな言葉を打ち消しています。

ネガティブな言葉を使った後の「でも」は、ピークエンドをもたらします。

言霊の力

旧約聖書・創世記1にはこう書かれています。

1 はじめにかみてんとを創造そうぞうされた。

かたちなく、むなしく、やみがふちのおもてにあり、かみれいみずのおもてをおおっていた。


かみは「ひかりあれ」とわれた。するとひかりがあった。


かみはそのひかりて、しとされた。かみはそのひかりとやみとをけられた。


かみひかりひるづけ、やみをよるづけられた。ゆうとなり、またあさとなった。だいにちである

神が昼と夜をつくられた時、「光あれ」という言葉は発しています。

言葉は「言霊」と言われるように、魂が宿るともされています。

魂が宿るゆえに、発した言葉にも力があり、それが現実に向かって動き出します。

ネガティブな言葉を言えば物事はネガティブに、ポジティブな言葉を言えばポジティブに、良くも悪くも発した言葉の方向に動き出します。

そうは言っても、様々な人と接する中で、嫌な局面に遭遇してしまうこともあるでしょう。

その時たとえば、「この野郎!」と発してしまった場合。

心理カウンセラーの masa さんの著書「願い事がどんどん叶う「奇跡の言霊」神様とシンクロする方法」の中で「今のナシ!キャンセル、キャンセル」と言えばいいと書かれています。

もしネガティブな言葉を言ってしまった後でも、「キャンセル」すれば大丈夫です。

こちらの記事もご参考にされてください。
嫌われる人5選

「忙しい」は言い訳

現代人?

そうです、この方たちは、歴史的に見ても時間の使い方が下手なんです。

そして、本当の時間の使い方を学んでいない。

自分たちの生活を便利にしすぎて逆に時間に追われていますからね。

ほら、見てください。

「時間がない」と言いつつ、スマホを見る時間はあるようで。

本当に本末転倒ですよ。


気の毒ですね。

時間を使いこなせば人生は思い通り 神時間力」より。

和田通信から一部を抜粋・加筆をしてご紹介いたします。
今回は「忙しいは言い訳」についてです。

当会では、新人研修を適宜しています。
ガイド育成のこだわりとガイド料

現時点では、新人さんと私の都合を合わせて開催しており、マンツーマンになることも多いです。

新人研修の大まかな流れは、座学(動画視聴)、現場研修(特定のコースでの研修)、試験(現場研修を受けたコースで受験)です。

そんな中で「やっぱりこの日は無理です」とか「最近は忙しいので落ち着いてから」という人が結構いたので、その人たちに苦言を呈したものです。

*******************
私は、入会された方に1日でも早くガイドデビューしてもらいたいという想いから、これまで会員さんの都合に合わせて研修や試験の日程を組んできました。

参加が一人の場合でも実施してきました。

他の組織ではまずこういった対応はしてくれません。

「あなたの都合にばかり合わせられません」

「今回の募集は終了しました。また次に受けてください」

と言われるのがオチです。

とりあえずは、引き続き皆さんの都合に合わせて日程を組んでいくつもりにはしていますが、どこまでできるかは正直わかりません。

非常にエネルギーが要るからです。

あとは、別の事業が本格的に始まれば時間を取れなくなるかもしれないからです。

それまでは可能な限りお互いの日程をすり合わせてやっていきたいとは思っています。

これまで座学を含めた新人研修の進捗状況を見てきましたが、ほんと人それぞれで、即座に座学を受講してトントン拍子で試験まで行く方もいれば、座学さえ受講できていない人もいます(別にそれが悪いというつもりはありません)

試験に1回落ちたからといって音信不通になる人もいました。

それはそれでこちらは一向にかまいません。

ただ、私が思っていたこと(1日も早くガイドデビューできるように)と、皆さんの想いとには乖離があることにも気付かされました。

てっきり、皆さんは1日も早くデビューしたいものだと勘違いしていました。

人それぞれ学習スピードが違うということも分かりました。

なので、これからもそれぞれご自身のペースでやってもらってかまいません。

ただ、物事には旬があるということだけは知っておいてください。

皆さん忙しく、現在家庭の難しい環境にある方もいらっしゃるのは重々承知であえて厳しいことを言わせていただきますが、いつまでも「忙しい、忙しい」と言って物事を進めなければ、そのうち「もうどうでもいいや」となりますよ。

私はそれを一番気にしています。

せっかく面倒な順序を踏んで入会されたにも関わらず、非常にもったいない話です。

どんなに忙しい人でも、時間を作ろうと思えば作ることはできます。

これは断言できます。

そんな人に限って、毎週楽しみにしているドラマがあったりします。

要は「そのための時間を作ろう」としているかどうかの意識の問題です。

以前、「〇月〇日の9時に来てくれたら3億円あげます」と言ったら、何が何でも時間を作って来ますよねというお話をしました。

これは極論ですが、皆さんの中で研修がドラマ(別ににドラマでなくてもいいですが、あくまでも例えです)よりも優先順位が下になっていないか、よくよく考えてみてください。

ガイドはドラマよりももっと面白いものかもしれませんよ。

そのことを知らずに先延ばし先延ばしにするのは本当にもったいないですよ。

あと、何のために入会されたんですかね?

入会動機もよく思い出してみてください。

家庭の難しい事情がある方も多く見てきました。

もちろんそちらが最優先なので仕方ありません。

ただ、そんな状況の中でも時間を作って研修に来てくれている人はいます。

そのことだけはお伝えしておきます(「無理して来い」ということではありませんよ、念のため)

「忙しい」は言い訳です。

逃げないでください。

ガイドデビューするには順序があります。

こちらも「どのガイドが担当になっても一定のスキルは担保できる」ということをお客様に示す必要がありますので、新人研修からガイドデビューまでの順序は、特別なことがない限り基本的には譲れません。

順序は守っていただきます。

何事においても、ご自身のできる範囲で、少しずつでも確実に物事を進めて行ってもらえたらと思います。

今はつらい状況の中にいる方も、人生下りばかりではありません。

熊野古道と同じで、下りがあれば必ず上りがあります。

そのうち必ず上ります。

・・・熊野古道の上りはあまりうれしくありませんが(笑)

認定研修・認定試験を乗り越えた後には、すばらしい仲間と共に「ガイドになってよかったね」と言い合えるようになっていますよ。

頑張ってください。
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関連記事はこちら
時間の家計簿のススメ ー本当に忙しいですか?ー

既成概念を取り払うことの大切さ

♪紀ノ川は今日も〇〇〇〇海に~♪

和歌山県民ならだれでも知っているこのCMソング、この「〇〇〇〇」に入る言葉は何でしょうか?

正解は「輝く」です。

でも、99%の人は「流れる」と答えます。

「え?ウソ?流れるやろ?」

と思われた方、全体の歌詞をみれば一目瞭然です。

紀ノ川は今日も輝く海に
変わらぬ微笑み浮かべ
夢見て流れる

この「輝く」の代わりに「流れる」を入れれば明らかに意味がおかしいですよね。

「変わらぬ微笑みを浮かべて、夢を見ながら、輝く海に紀ノ川が流れ込んでいる」という意味です。

修飾が長すぎて意味を取りにくいことが「流れる」という誤解・思い込みにつながっているのでしょうね。

前置きが長くなりましたが、何を言いたいかと言えば「既成概念」についてです。

鴨頭嘉人氏のVOICYより要約してご紹介いたします。

*****************

サイゼリヤの社長(?)の発言で、「消費者の給料が上がっていないのだから、値上げはしない」とあったが、サイゼリヤの従業員でイキイキと働いている社員はいるか?

サイゼリヤは現在「増収減

益」

売上が上がっているが利益は下がっている。

物価高なのに値上げをしなければ利益は減るに決まっている。

(この状態のままで)利益が減ればお客様の数を増やすしかない。

仮に、お客様は喜んでいるとしよう。

しかし、会社は利益が出ていないから不幸。

スタッフはお客様の数が増えているのに給料が上がらないから不幸。

お客様しかハッピーになっていない。

持続可能なビジネスというのは、

  • お客様もハッピー
  • 会社もハッピー
  • 従業員もハッピー

これ以外にない。

中小企業は値下げも、現状価格の維持もNG。

低単価ビジネスも危険。

値上げするしかない。

JALはこの5年で初めての減益。

しかし売上高は過去最高。

「売上を追うな、利益を追え」

JALは売上高11%増。

上場以来過去最高。

特に国際線の売上が13%増で顕著。

しかし、利益は39%減。

大企業ならまだしも、利益率が一桁の企業なら倒産。

ビジネスはキャッシュが切れたらゲームオーバー。

それ以外は「試合続行」なのだ。

つまり、「増収減益」も「減収減益」もNG。

「増収増益」と「減収増益」はOK。

YAKINIKUMAFIA池袋店では直近の平均月商は1500万円。

客単価は2万円。

月間の来店者数は750人しかいない。

1日に直すと25人。

傍から見ると「暇なお店」

客席数は30席あるので、回転数は0.8。

しかし利益は300万。

これが客単価5000円の場合だとどうなるか?

1500万売ろうと思うと、月間来店者数は3000人。

1日に直すと100人。

約4回転しなければならない。

当然、営業時間は現行の17時~23時では無理。

11時~23時に変える必要がある。

そうなると、スタッフのシフトは9時~24時。

スタッフの数は4倍。

鍋を磨くのも4倍、グラスも4倍洗わなければならない。

トイレも4倍掃除しなければならない。

人件費は2倍で、運営レベルは下がる。

利益が減って、スタッフが疲れ果てて、顧客体験が落ちる。

だれも幸せにならない。

利益が減るということは会社が不幸。

スタッフが疲れるということはスタッフが不幸。

顧客体験が落ちるということはお客様が不幸。

YAKINIKUMAFIAのスタッフの平均年収は0.8回転のお客様の数で678万円。

サービスは行き届き、グラスを洗う回数も気にすることなく、トイレもJAL以上に掃除が行き届いている。

会社が不幸であればキャッシュがなくなるから閉店、倒産。

スタッフが不幸であればどんなにお客様が幸せでも続かない。

持続可能なビジネスというのは、

  • お客様もハッピー
  • 会社もハッピー
  • 従業員もハッピー

これ以外にない。

*****************

2024年の当会の依頼件数は、2019年並みか少し減のペースで推移しています。

しかし、売上、利益は過去最高を記録しています。

ガイド料の値上げと固定費の徹底的な見直しによるものです。

2019年のままだとどうなっていたでしょうか?

依頼件数は増える、ガイドは忙しくなる、事務所は忙しくなる、しかしガイド料も従業員の給料も上がらない。

これでだれが幸せになっていたでしょうか?

いつか誰かが疲弊します。

何度もお伝えしているように、当会はどこの自治体の観光協会の傘下にも入っていません。

他のガイド団体さんの多くは、事務的な対応を観光協会のスタッフが担っています。

観光協会の傘下に入っていない団体さんでは、会員さんが持ち回りで事務所に出向くという形で運営しているはずです。

おそらくボランティアか、お小遣い程度の金額をもらっている程度でしょう。

そしてそのうち「私たちは遠いから免除してほしい」と言い出します。

だれかが疲れてくるんです。

事務所を構え、従業員を雇って運営しているガイド団体は、和歌山県では当会くらいでしょうね。

きちんと給料を出して、ガイド料を支払っても運営できる体力を得るには、10%や15%の手数料で賄えるはずがありません。

以前もお伝えしたように、粗利率20%以下のビジネスは成立しません。

直接依頼を貰う方がもちろんガイドさんに入る金額は上がります。

しかし、顧客とのやり取り、行程の作成、自前の請求書の発行、立て替え費用の計算、顧客別の入金確認などの手間と時間を考えれば、ガイドだけに集中した方が時間単価が高かったりします。

たまに「ガイド料が安い」とかいう人がいますが、どこと比べて「安い」と言っているのでしょうか?

例えば、発心門王子~本宮大社では、一番低い料金でみなさんにお支払いする金額は16,717円です(源泉徴収前)

案内時間を約4時間とすると時給は約4000円になります。

もちろん交通費や現地までの時間を入れればもっと単価は下がりますが、時給4000円のアルバイトって他にどこかありますか?

同じ業態で、日本語の語り部団体さんでこれくらいの金額をもらえていますか?

それも面倒なお客様とのやり取りなど一切なしに、ガイドのみに集中できる環境にいながらです。

日本語での語り部団体さんでは、「(ガイドが決まれば)以後のやり取りはお客様と直接」のところが多いはずです。

また、これだけの依頼を貰えるのも「和歌山地域通訳案内士会」という看板があるからです。

今と同じ数の依頼を個人でもらおうと思うと、実績の積み上げと営業力が必要になってきます。

そういった手間と時間も節約できていることも頭の隅に入れておいてもらえたらありがたいです。

当会も経理の一切を経理会社に任せています。

もちろん数字の把握は私の方でも常にしていますが、経理は非常に煩雑で時間がかかりますので専門家に任せています。

お金はかかりますが、そのほうが本業に専念できる上に、かえって安上がりだからです。

それを「費用がもったいないから」と言ってケチって自分でやってしまうと、営業をする時間も、戦略を立てる時間も、アイデアを捻り出す時間も、組織内の法整備をする時間もなくなってしまいます。

経理の業務をやっても利益を生みません。

それなら、利益を生む方法を考える時間を確保するほうがよほど得策です。

ある会員さんから「よく色々なアイデアを思いつきますね」と言ってくれたことがありました。

「はい、常にだれよりも考えているからです」とお答えしましたが、まさに余計なことに時間を割いていないから、色んな思考を巡らせることが可能になるのです。

「(ガイド団体でも)事務員を雇えるもんなんや」という声も聞きましたが、違います。

「事務員を雇えるようにした」んです。

「ガイド団体は事務員を雇えない」というのは既成概念です。

まずはその既成概念を取っ払うことから、目的や夢の実現が始まります。

「でも」「だって」「難しい」「できない」は思考を止めます。

「どうすればできるか」を考えるとできるようになるものです。

お客様も、従業員も、ガイドも、私もすべてハッピーになれるようにこれからも頑張ります。

壁を楽しむ

壁は何のために立ちふさがるのか。

実は壁に見えていたのは、一段が異常に高い階段なのだ。

三流は壁を避ける。

二流は壁を乗り越える。

一流は壁を楽しむ。

ー木下 勝寿ー

一流は、壁は自分が成長するためのイベントであることを知っているので、壁が現れると「成長のためのイベントが始まった」と思って楽しむそうです。

斎藤一人さんも、問題が起こったときに「面白いことが始まった」と言うそうです。

問題を問題と思わず、成長のためのイベントと考え、時には人の力を借りながら、楽しみながら乗り越えようとすると、壁にも前向きになれるかもしれません。

ガイドをやっているうちに困難な状況に出くわすことがあります。

明らかにその時はその人にとっての成長の時です。

私も多くの経験を踏ませてもらって今があります。

注意しなければいけないことは問題が起こっても「なんで私ばっかり」と思わないことです。

以前「問題はその一つ前の段階にある」とお伝えしましたが、やる前から「ああなったらどうしよう」「こうなったらどうしよう」とばかり考えていませんでしたか?

もちろんある程度の予防策を考えておくことは必要です。

しかし、予期せぬ問題も起こり得ますので、すべてを網羅することは不可能です。

そして、この世は想念と言霊の世界です。

想像が強ければ強いほど、言葉を発すれば発するほど、物事は現実に向かって動きます。

ネガティブな言葉を発すれば、その方に物事が動きます。

ある程度対策を考えたら、あとは「何とかなる」をたくさん言って腹をくくることです。

不安になれば「何とかなる」

時間が経ってまた不安が頭をよぎったら「何とかなる」

「何とかなる」は不安を打ち消す最強の言霊です。

ネガティブなことばかり考えないことです。

相手の事を知ろうとする姿勢の大切さ

私はイチゴ・クリームが大好物だが、魚は、どういうわけかミミズが好物だ。
だから魚釣りをする場合、自分の好物のことは考えず、魚の好物のことを考える。イチゴ・クリームを餌に使わず、ミミズを針につけて魚の前に差し出し、「1つ、いかが?」とやる。

ーデール・カーネギーー 人を動かすより

「最近は登山にハマっています」

「そうなんですね」

(終わり)

たまにこういう会話があったりします。

最悪、無反応で返事すらない時があります。

自分に興味がないものについてはまったく無関心で、質問すらしない人っています。

相手がせっかく打ち解けられるきっかけを与えてくれているのに、そのチャンスを逃しているかもしれませんよ。

これはどうでしょう。

「最近登山にハマってるんですよ」

「そうなんですね!登山はしたことないんですが、面白そうですね!よく行く山とかありますか?」

「最近は近所の◯◯山に良く行きます。今度屋久島に行くのでトレーニングもかねて」

「屋久島に行くんですか!いいなぁ!私は行ったことはありませんし、体力もないので行きたくても行けないでしょうね」

「私も今回初めてなんですが、体力的に不安で・・・雨も多いと聞いたので、安全面を考えてガイドをお願いしようかと思っています」

「そうなんですね。登山に行く時はいつもガイドをお願いするんですか?」

「いやぁ、実は今回が初めてなんですよ。初めてづくしで不安でいっぱいですが・・・〇〇さんは、何か趣味とかあるんですか?」

相手に「ミミズ」を与えている会話ですよね。

これは極端な例かもしれませんが、何を言いたいかと言うと「私はあなたに興味を持っていますよ」ということを相手に分かってもらうことの重要さです。

色んな話題を提供してくる人も、結局は「自分に興味がある話題」であったりします。

自分視点なんです。

人は自分の話をしたがるものです。

自分の話を聞いてくれる人、共感してくれる人には、返報性の法則が働きます。

返報性の法則とは、何か相手にしてもらった時に「こちらも何かお返ししなければ」という心理が働くことを言います。

スーパーの無料試食や、駅前で無料で安い景品を配りまくっておばちゃんたちの心をつかんだあと、会場に連れて行き、高価な羽毛布団を売りつける詐欺なんかも、この返報性の法則を利用しています。

相手の話を聞いてあげ、返報性の法則が働くと、こちらの話も聞いてくれるようになります。

すると、お互いの会話が弾み、お客様との距離が縮まります。

中庸であることも大切

そして、いかに業務を真面目に遂行しても、ただ真面目に淡々とやっているだけでは相手に喜んでもらえません。

チャランポランはいけませんが、真面目すぎるのも相手に魅力がないと感じられてしまいます。

真面目ジメジメ・・・(斎藤一人さんの言葉ですよ。私が言っているのではありませんよ)

硬すぎるのは良くありません。

緩すぎるのも良くありません。

何でも中庸です。

人間、少しくらい緩い方が魅力的になるものなんですよ。

隙のない、完璧な人とは距離を置きたくなりませんか?

相手も気持ちは同じ

さて、これは実際にあった話ですが、お客様から何かスポーツをやっているのか?とよく聞かれました。

熊野古道を歩きに来るような健康志向の強い、トレッキング好きのお客様からすれば、当然の質問です。

「私は空手と古武道をやっています」と言ったら、本当に色々質問してきます。

もう鬱陶しいほど(笑)

逆にうちの会員さんや、周りの人は、質問はおろか、まるで聞いていなかったかのように無反応を決め込む人もいます。

空手について質問されたことはまったくありません(笑)

あ、一人だけいました。

みなさん、よくご存知なんですね!(笑)

だから質問しないんですよね?

ガイド中、空手のことについて聞かれた事がある人もいると思います。

その時にどう答えたんですかね?

話がそれましたが、質問をしてくるということは、お客様も私と打ち解けよう、知ろうとする努力をされているからです。

相手もこちら側と同じ気持ちです。

それを、自分が興味ない、あるいはその知識がないからと言って「そうなんですね」とか、最悪な場合、無反応な対応で終わる人に限って、知識に偏りがあるがゆえに騙されたりします。

「その話は怖いから、聞かなかったことにしよう」などと言って、知らない情報にフタをすると、後でとんでもないことが起こったりします。

なぜなら、その話が詐欺の情報であったなら、人を騙そうとする手口を知らないことになるからです。

無知ほど怖いものはありません。

知らなければ、知ろうとしてください。

・・・何も「私のことをかまってください!」と言っているのではありませんよ(笑)

業務をただするだけでは極論、オーディオガイドで事足ります。

あるいは「道中にある説明板を読んでください」で事足ります。

相手が人間である以上会話があり、その人にしかないストーリーもあるからガイドとしての価値があるんです。

AIが最近幅を利かせていますが、ガイドがAIに取って代わるようなことはないと思っています。

なので、相手の興味のあることや主張も聞いてあげてください。

たとえお客様の主張が間違っていても、まずは共感してあげることです。

ここでいう共感することとは、同意するということではありません。

「あなたはそう思っているんですね。あなたの言っていることを理解しましたよ」という意思表示をしてあげてください。

「でも」「だって」を使って頭から否定すると、相手は自分の人格まで否定された気分になり、心を閉ざします。

否定と議論(特に論破)はご法度です。

「負けて勝つ」という気持ちが大切です。

それでも地球は回っているんです。

間違っている人には、そのうち気付きを得るようなことが起こります。

相手に失礼のないように

「お前は懐いてけーへんからな・・・」

高校を卒業して和歌山市で就職した時、同じ郷里の大先輩からボソッとこう言われたことがあります。

もうかれこれ30年以上前の話ですが、今でも鮮明に覚えています。

私はスナックなどに酒を飲みに行くことが嫌いだったので(食わず嫌いです)そういうところに連れて行かれるのが本当に嫌でした。

ある日、誘ってくれたその先輩に向かって「もう帰ります」と言って、店から歩いて帰ってしまいました。

もう時効なので言いますが、その先輩とは同じ寮に住んでいて、すでに仲間と飲んで出来上がった状態で誘われ、フラフラの飲酒運転でスナックに連れていかれ、店では大騒ぎ・・・

こんなこともあって「もう嫌や!!」となった背景はありますが、やはり長い目で見れば本当に失礼なことをしてしまったと反省しています。

ここまでとはいかなくても「早く帰りたいオーラむき出し」も同列です。

相手にはそれが伝わっています。

伝わっている時点で失礼にあたります。

そのうち誘ってくれなくなります。

お酒の誘いを断るなんて私には信じられないことです。
単に酒好きだから言っているのではありません。
目上の人から酒の誘いを断ることはみすみす自らチャンスを逃しているのと同じことだからです。
「成功できなくても構いません」と言っているようなものです。


酒の誘いを一回断ったくらいでそこまで大袈裟に言わなくても、と思う方もいるかもしれません。
では伺いますが、あなたが誘う立場だったとして、一度断られた相手をもう一回誘う気になりますか?
ならないでしょう。
つまり、一度でも誘いを断ったらその人との親密な関係が、その瞬間になくなることを覚悟しなければならないということです。

ー國分 利治ー 地道力より

当時は「何で仕事の仲間とプライベートの時まで付き合わんとあかんねん。仕事だけやっといたらええやろ」とか「こんなことよりギターの練習したいねん」とか思っていました。

しかし、今思えば「あの時、もっと先輩の好意に甘えておけばよかったな」と後悔しています。

先輩も、やはりこちらと打ち解けたかったのだと思います。

特に同じ郷里だったので特別可愛がってやりたいと思っていたのでしょうね。

何も嫌いな人間をわざわざ誘ったりはしませんから。

自分のことや、その先輩の色んなストーリーを話したり聞いたりして打ち解けるチャンスを自ら断ってしまったことは後悔しかありませんでした。

仕事ももっとやりやすくなっていたでしょうね。

あの時は、ギターの練習とか、ドラクエとか、目先のことだけしか考えておらず、長期的な視点を持つことに欠けていました。

それからその先輩は二度と私を誘ってくれなくなりました。

今度は上の立場になって、つくづくその先輩の気持ちを実感しています。

ガイドでは、お客様といられる時間は非常に限られています。

その中で、いかにここ(和歌山)での体験を印象付けるかは、ガイドにも大きな役割があります。

自分ばかり話すのではなく、ぜひ相手にもしゃべらせてあげてください。

そして共感しながら聞いてあげてください。

話の切れ間にお客様が話した単語を繰り返すだけでも効果はあります。

そして、できればお客様が話されていることについて質問を入れてください。

話がさらに深くなって理解不能になる時がありますが(笑)

でも、「相手を理解しよう」「打ち解けよう」という姿勢は必ず相手にも伝わります。

「嫌やし興味のない話やけど、付き合ってあげよう」とか

「お客様と晩ご飯かぁ、面倒くさいなぁ」

という気持ちも相手に伝わります。

人間関係は、形だけで相手を満足させられるような、そんな易しいものではありません。

気持ちも非常に重要です。

無反応は最悪です。

「面倒くさい」という言葉も私は大嫌いです。

しゃべりっぱなし、聞きっぱなしはどちらも疲れます。

適度にその役割を交替しながら、お客様との距離を縮めていってください。

そして「私はあなたと一緒にいられて嬉しい」という気持ちを持って接してください。

・・・「犬のように相手の顔を舐めろ」とか「体と摺り寄せろ」とか言っているのではありませんよ(笑)

そして、「説明そっちのけでお客様と会話をしろ」と言っているのではありませんよ、念のため。

原因の探り方と時間のコントロール

「問題の原因は一つ前の段階にある」

ーリッチ・シェフレンー

これまでに読んだ本の中で、印象に残った言葉の中のひとつです。

よくよく考えれば当たり前の話なんですが、結構盲点だったりします。

何か問題が起こった時、その前の段階はどうだったのかを検証すると、問題解決の糸口が見えてきたりします。

以前ご紹介したPDCA日記なども同じ類のものだといえます。

例えば(例えばですよ)、毎朝遅刻をする人がいたとします。

その人はなぜ遅刻するのか、その遅刻をする前の段階で、どこかに問題があるはずです。

考えられる原因としては、

  • 夜寝るのが遅く、朝はギリギリまで寝ている
  • 朝起きる時間が一定していない
  • 当日の朝に慌てて準備をしている
  • 家を出るまでの所要時間の見積もりが間違っている

こうして、一つひとつ原因を探っていけば、必ず見つかるはずです。

たとえば、夜寝るのが遅いことに原因があるとすれば、なぜ遅くなっているのか、さらに一つ前の段階からその原因を探ります。

  • 夜にテレビやSNSをダラダラ見ている
  • 日中にできなかった仕事をしている
  • 趣味の時間に使っている
  • 自己研鑽に使っている
  • 夕食時間が遅い

など、何かしらの原因があるはずです。

その原因を突き止めたら、次にどうすれば改善できるのかを考える。

そうすれば問題は解決するはずです。

重要なのは、何かをやめること

それで例えば(例えばですよ)、自己研鑽のために使っているならば、それは素晴らしいことだと思います。

ただ、それを新たに始めた場合は、これまであった自分の時間を、その新しいことを始めることによって消費するということになります。

なので、「何かを始めれば何かをやめる」と決めておかないと、自分の時間はどんどんなくなっていきます。

結果、寝るのが遅くなってしまうということが考えられます。

どうも当会の会員さんでも「限られた時間にやることを詰め込み過ぎてるのでは?」という印象の方がいます。
自ら忙しくしているといった印象です。

本棚に入る本の数は決まっています。

新たに本を買えば、いらない本を手放さなければいけません。

本などの場合は、物理的に見えますので分かりやすいですが、時間となれば物理的に見えない分、これができていない人が結構いるのではないかと思っています。

あと、出発時間に応じて朝起きる時間を決めている人は、勘違い、寝坊などの可能性が高まるため、遅刻のリスクが高まります。

私はよほどのことがない限り、毎朝5時に起床をしています。

こうすれば、「明日の待ち合わせは何時だから、何時に起きなければならない」という余計な思考はなくなります。

・・・先日の大雲取越研修では3時半に起きましたが。

夜寝る前にSNSやYouTubeのショート動画やテレビをダラダラ20分見ている場合は、ガイドや研修前夜ぐらいやめればすぐに寝ることができ、睡眠時間を確保できます。

ちなみに、寝る前に毎日20分動画を見れば、1ヵ月で10時間、1年で約120時間(丸5日分)消費しています。

人間の活動時間を17時間だとすると、約1週間分です。

たかが20分、されど20分です。

こういった「切れ端」の時間をかき集めれば「忙しい忙しい」と言っている人も時間が空くはずです。

こういう話をすれば「でも、娯楽は必要やん」という反論が来そうですが、私は動画を見るのを一切やめろとは言ってませんよ。

時間の概念のお話をしているのです(私に「でも」「だって」は言わないでくださいね)

話がそれましたが、常に一つ前の段階に問題があるはずです。

それを突き止め、改善策を考えれば結果は変わってくるはずです。

PDCAは大切ですよ。

そして、時間は有限であることを改めて認識し、「やること」よりも「やらないこと」を決めることが重要だったりします。

Googleでは「To Do リスト」ではなく「Not To Do リスト」があるのだとか。

やらないことを決める、他の人に任せられることは思い切って任せてみる。

そうやって自分の時間を空けるという意識と工夫が必要だと思います。

ちなみに、「どうしてもやりたいことがあってそれを外せない」という方には、毎日少しずつやって、それをルーティーン化するという方法もあります。

続ける思考」の著者・井上新八さんの趣味は「継続」

朝起きたらすぐに空の写真を撮ってインスタに投稿、それから手を合わせて一日に感謝をして深呼吸・・・さらにストレッチ、掃除、ジョギング、読書を1冊、漫画も読む、ダンスの練習、筋トレ・・・これを毎日やっているそうです。
まとめると・・・

  • ジョギング25年 雨の日以外は基本毎日
  • 手書きの日記23年 欠かさず毎日
  • 写真展開催 20年 1年に1回
  • Wi Fit 体重測定と腕立て伏せ+腹筋 15年
  • 毎朝ヨーグルトと納豆を食べる 13年
  • ドラクエ10 11年 発売日から毎日
  • はてなブログ 写真投稿と映画感想も書く 8年 2016年1月から毎日
  • 起きてすぐ空の写真の撮影 8年 毎朝のインスタへの投稿は2年
  • HIT4分の鬼筋トレ 6年半 編集者に本をもらってから毎日
  • SIXPAD(腹筋を鍛えるトレーニングギア) 6年半 買ってから毎日
  • 企画を考える 5年 毎朝最低一つ考える
  • 体温を測る 3年半 毎朝起きたあと
  • あつまれ どうぶつの森 3年半 発売日から毎日
  • ノート・ブログ 3年半 毎週1回更新
  • 5分瞑想 3年 毎朝
  • ドラマやアニメに出てくる架空の本の収集 3年 見つけたらメモ
  • ダンスの練習 3年 毎朝5分 
  • 1日1冊本を読む 2年11か月 2021年2月から欠かさず毎日
  • 掃除 2年半 曜日ごとに違う場所を毎日
  • 朝のストレッチ 2年半 毎朝起きたら
  • 読書メモ X(旧Twitter)にアップ 2年半 毎朝
  • 新作ゲームを遊ぶ 2年半 毎朝15分 主にPS5のゲームを遊ぶ
  • 食べている納豆の記録 2年 新しい納豆を食べたら
  • 漫画を読む 1年半 毎朝 1日1話
  • 朝の気温を当てる 1年 毎朝
  • 短歌の歌集を読む・短歌をつくる 9か月 毎朝

その他にもスマホゲームを5つ毎日、さらにはほぼ毎日映画館に通い、多い時で年間300本、テレビドラマはほぼ全部を観るそうです。

読むだけでしんどくなりそうな、この井上さんの毎日のルーティーンは「鬼ルーティーン」と称されたそうです。

「千里の道も一歩から」というように、少しでも毎日すると、いずれは目的地まで到達することができます。

私も、限られた時間の中で、少しずつやっている作業があります。
本当に少しずつしか進んでいませんが、確実に前に進んでいます。
それを実感できるようになれば、さらにそれが習慣になり、「今日はもういいや」とはならないようになりました。

一方で、「マルチタスクは存在しない」「同時に複数のゴールを目指してはいけない」と主張する方もいます。

時間を使いこなせば人生は思い通り 神時間力の著者・星渉さんの主張はこうです。

同時に目指すゴールは1つ、多くても2つなのだそうです。

得られる結果(ゴール)=投資した時間 × 行動レベル

人生の時間を使って、どれだけのことが得られるのかは、どれだけの時間を投資した(使った)か、そして、どんな行動をしたかで決まってきます。

それを表した式なのだそうです。

たとえば、30kgのベンチプレスを挙げたいことが結果だとすれば、それに自己流で10時間かかって達成できたのか、専門家に習って5時間で達成できたのかを比べた時に、生産性が高いのは5時間のほうです。

上の式に当てはめるとこうなります。

筋トレ30kgのベンチプレス=投資時間10時間 × 行動レベル1

筋トレ30kgのベンチプレス=投資時間5時間 × 行動レベル2

行動レベルに違いで半分の時間で結果が得られることになります。

では、ゴールを1つにした場合と、2つ以上にした場合はどうなるでしょうか?

10点になったら、得たい結果を得られるとした場合。

ゴールを1つに絞ったAさん
TOEICのスコアアップ=投資時間10時間 × 行動レベル1=10点→達成

ゴールを3つにしたBさん
TOEICのスコアアップ=投資時間3時間 × 行動レベル1=3点→未達
3kgダイエット=投資時間3時間 × 行動レベル1=3点→未達
婚活&パートナーを作る=投資時間4時間 × 行動レベル1=4点→未達

AさんもBさんも、1ヵ月の投資時間は10時間です。
また、行動レベルも同じ「1」で1ヵ月実行すると、すべて「未達」となります。
Bさんが10点に到達するのは3ヵ月後になります。

さらに、ここには表れていない重要な部分があります。

それが「感情」です。

毎月1つの目標を達成しているAさんと、目標達成が3ヵ月後のBさんとでは、毎月1つの目標を達成しているAさんの方が、前向きな気持ちで生き生きとしているでしょう。
一方、Bさんの結果が現れるのは3ヵ月後。そこまで気持ちが続くでしょうか?

ここでは、「同時に」目標を持つことは、目的達成のためには時間がかかるということを述べています。

全体的に見た場合は複数の目標を持つことはかまいません。

たとえば、中学生が行きたい高校を目指して勉強をする→高校に入学したら、野球部で甲子園を目指す→野球を引退したら大学を目指す・・・というように、ゴールは変わっていますが、その時に目指しているゴールは一つですよね。

これはOKということになります。

さて、私は「どちらが正しい」とは言えません。
ご自身の性格もあるでしょうし、完全にルーティーン化してしまえば、複数の目標を持つことも可能だと思います。
あとは、達成したい目標の期限にもよるのかなと思います。

どちらも良著ですので、一度読まれることをお勧めします。

私が今やっている作業は膨大な時間がかかります。
しかし、期限はありませんので「少しずつでも進められたらいい。そのうちできる」という感覚でやっていますので、ルーティーンの中に入れ込んでやっています。
もし、これに期限がついていたら、その作業に集中して一気にやり切ってしまうでしょう。
あるいは、外部に委託してやってもらうなど「行動レベル」を上げる行動をしていると思います。

ご自身の性格、その時の状況などを踏まえて判断してみてはいかがでしょうか。